目次Contents
「孤独感」とは? どのように定義されているか?
「孤独感」が一体どういったものなのか、あなたは知っていますか? この「孤独感」というものは、誰もが一度は感じたことがあるだろう感情のひとつです。
例えば、部屋に一人でいるときや友人と遊んだ帰り道。一人でいるときに何だかつらい気持ちや悲しい気持ちになったことはありませんか? それが、「孤独感」と呼ばれるものです。
「孤独感」の「孤独」は、「仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること」。その「孤独」に「気持ち」「感覚」を表現する「感」を組み合わせた言葉が、「孤独感」です。
【孤独(こどく)】
(1)仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「―な生活」「天涯―」
(2)みなしごと、年老いて子のない独り者。「窮民―の飢ゑをたすくるにも非ず」〈太平記・三三〉
<「小学館 デジタル大辞泉」より>
「孤独感」をなぜ持つ? その主な原因や理由
それでは、何故そんな「孤独感」を持ってしまうのでしょうか? 原因や理由は様々ですが、今からご紹介することが原因で起こることが多いとされています。
一人が好き
一人が好きな人は、勤務日でも休日でも一人でいることが多いもの。たとえ一人でいることが好きだとしても、一人でいる状態が長く続くと、どうしても自分の内面に向かう思考が強くなり、時には「今の自分はダメなんじゃないか」と気持ちが深く沈んでしまいがち。ネガティブな思考が強くなると、孤独感が増します。
友達が少ない・人との交流が苦手
「孤独感」に沈んでしまいがちな人の中には、人付き合いが苦手という人が多い傾向にあります。自分の本音が話せず、興味もない会話に時間を費やしているうちに、人との交流がだんだん億劫になりがち。「どうせ、私のことをわかってくれる人なんていない」と孤独感を強めていきます。
趣味がない
趣味がある人は、趣味に没頭しているとき孤独を感じません。逆に言えば、没頭するものがない人は、時間はもとより自分のことをも持て余し、孤独になりがちな傾向にあります。
仕事にやりがいや面白みを感じない
社会人になると、活動している時間の大半は仕事に割かれます。しかし、その仕事にやりがいが感じられないと、大半の時間は退屈なものに…。結果、自分自身の価値を感じることができず、ネガティブな気持ちに陥りやすくなります。
自分に自信が持てない
自分に自信のない人は、人間関係を築いていく上で、常に不安を抱いています。例えば、友人から連絡がしばらく来ないとき、「相手に嫌なことを言ってしまったんじゃないか」「嫌われてしまったのではないか」と猜疑心にさいなまれがちに。勝手に嫌われたと思い込むことで、自分自身を孤独な状況に追いやってしまうのです。
将来に不安を感じる・夢がない
将来に希望や夢を持っている人は、目標を実現するために邁進しています。一方、将来に不安を感じたり、夢を持っていなかったりする人は、目先のことだけで大局が見えていないため、ちょっとしたことで感情が揺れ動いてしまうのです。
すぐにできる「孤独感」への対処法
「孤独感」自体は誰でも抱くことのある感情です。しかし、これがいくつも積み重なると、やがて強い「孤独感」となり、心や身体に大きなダメージを与えてしまいます。そうならないように、「孤独感」を緩和する対処法をご紹介していきます。
太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びると、脳内で「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」という物質が生成されます。この「セロトニン」は心をポジティブにしてくれる効果や、自律神経を整えてくれる効果があります。そのため、朝は早く起きて太陽の光をできるだけ浴び、心身ともに健康を保つようにしましょう。
森林浴を楽しむ
森林浴には、心身を癒す効果があります。その効果は、欧米などでは「自然療法」として、治療に使われているほど。自然の香りや澄んだ空気、鳥の鳴き声や木漏れ日の光などは、人の五感に様々な刺激を与えてくれます。周囲に自然がないという人は、部屋にちょっとした植物を置くだけでも十分効果を得ることができます。
音楽を聴く
この対処法は、手元にスマートフォンさえあれば、すぐにでも実行できるのがポイント。音楽にはリラックス効果や「孤独感」を和らげる効果があります。好きな音楽を聴いて気分を明るくするだけでなく、今の気持ちに沿った曲で思いを分かち合うのも良いでしょう。
美味しい物を食べる
例えば、ダイエットをしていて空腹状態が続いていたり、添加物ばかりの食事を続けていると、体のバランスが崩れ、心まで悪い方向に引きずられがち。食事は命の根幹です。落ち込んでいる時こそ、その時自分が欲している美味しいものを食べて、体を満たしてあげましょう。体と心はつながっています。体が満足すれば、心も回復するのです。
買い物に出掛ける
買い物は、森林浴のように治療法として使われているほど、悲しみを和らげる効果を持っています。店内の明るい雰囲気や、欲しいものを見つけたときの高揚感など、買い物では強い幸福感を得ることができます。
本を読む
話に夢中になることで、孤独感を解消する方法です。「孤独感」が強いときは、暗い気分になる本は読まず、気分が明るくなるような本や漫画を選ぶようにしましょう。
「孤独感」を癒すスピリチュアルな方法とは?
上記のような対処法を試しても「孤独感」が消えないとき、スピリチュアルな方法で気分を上げてみるのも手段のひとつ。気持ちが軽くなるかもしれません。
パワースポットを訪ねる
パワースポットと呼ばれる場所は、人里離れた場所が多く、日常では味わえない清らかな空気が流れているもの。パワースポットに着いたら、「孤独感」が癒えたと感じられるまでゆっくり過ごしましょう。
占いに頼るのも一つ
「孤独感」に心を占められているとき、自分自身を否定するような考えが頭に浮かびがち。そんなときは思い切って占いに頼ってみるのもアリ。占い師さんに自分の気持ちを正直に話すだけでも、心が楽になります。
縁起の良いものやラッキーカラーを身につける
嫌なことばかりが起こると、「孤独感」は強くなります。そんな時は、ラッキーアイテムや縁起の良いと呼ばれるものを持つのも良いでしょう。縁起の良いものを持つことで、もう嫌なことは起こらない、とポジティブになれるかもしれません。
また、ラッキーカラーを身に着けることもおすすめ。実は、色には様々な心理効果があります。色による心理的効果と、ラッキーカラーによる運気上昇で心も軽くなるはず。
「孤独感」のある人は、意外とモテる?
「孤独感」のある人は、他の人と群れることが少なく、独特のオーラを放っています。そのため、周りの人からは「ミステリアスな雰囲気がある」と魅力的に感じられることも。「孤独感」はモテる要素の一つにもなり得るのです。
「孤独感」が漂う芸能人
「孤独感」の漂っている芸能人といえば、アーティストであり、俳優業もこなす「Gackt」さん。「いつもクールで孤独が好きそう」、というイメージを持つ人も多いと思います。実際にGacktさんには、「部屋を常に暗くしていて、日光もあまり浴びない」というエピソードがあるほど、ご本人も孤独を愛しているとおっしゃっています。
「孤独感」に悩む人におすすめの名言
『世の人は我を何とも言わば言え、我がなす事は我のみぞ知る』。
これは、倒幕の立役者であり、行動力を備えた幕末のリーダー「坂本龍馬」が残した言葉です。この名言は、姉に宛てた手紙の中に書かれた和歌です。
意味は、「他人がどうこう言ってきても、自分がやることは自分がわかっていればそれでいい」。周りにうまく溶け込めず、「孤独感」を持った時に思い出してみてください。
自分に合った方法で「孤独感」を上手に緩和して
「孤独感」の原因や、「孤独感」への対処法についてご紹介してきました。「孤独感」は、現代社会を生きる上で一度は感じることのある、ありふれた感情のひとつです。「孤独感」のある時は無理せず、自分に合った対処法で気持ちを楽にするようにしましょう。
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock