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2023.02.27

心を開くって、どういうこと? 心を開くことで幸せになれる理由【キャリアコーチ監修】

「心を開く」とは、素直に自分を表現できている状態のこと。この記事では、心を開いているとはどういうことなのか、心を開くことで幸せになれる理由や周囲に対しての心の開きかたについて、キャリアコーチの菊池啓子さんにお話を伺いました。

「心を開く」とは、どういう状態?

「心を開く」とは、周囲の人に対して素直に自分を表現できている状態のことをいいます。言い換えると、他人に対して適切な情報提供ができているということ。コミュニケーション力向上セミナーを実施している、キャリアコーチの菊池啓子(きくち・ひろこ)さんにお話を伺いました。

空にはばたく鳥と少女
(c)Shutterstock.com

「セミナーを実施していると、初対面だったとしても、あっという間にその場で打ち解けて、誰とでも旧知の仲のように話せる人がいます。一方で、心の開き方がわからない、心を開くのに時間がかかる、という人も。『心を開く』のが得意な人は、何をしているのか。一言でいうと『情報提供』です。『自分はこんな人』という情報を自ら発信することで、相手に安心感を与えているのです」(キャリアコーチ・菊池さん)

人は、「わからないこと」に対しては不安を感じます。心を開いて自分を素直に表現することで、「一緒にいても大丈夫な人」という情報を周囲に与えているのです。

心を開くことで感じられる幸せは?

心を開いて、自分の情報を素直に伝えることができると、幸せを感じることが多くなります。ここでは、どのような幸せを感じられるのかを見てみましょう。

1:本当に大切な人と繋がれる

人は、それぞれに思いや価値観を持っています。自分が「大切だ」「必要だ」と思うことを、素直に表現することで、共感する人が周りに集まってくるものです。共感は喜びにつながります。

一緒に過ごすことに喜びを感じられる人は、人生においてとても大切な人になりますよね。心を開くことで、本当に大切だと思える人たちと繋がっていくことができます。

2:自分の望むものが手に入る

自分が何を望んでいるのかは、明確に伝えないと他人にはわかりません。コーヒーショップでオーダーをする時「エスプレッソ」「ブラック」「カフェラテ」「ソイラテ」というように、具体的に要望を伝えますよね?

「こうしてほしい」「これは必要ない」と、何を望んでいるのかを、素直に表現することで、自分の望むものが手に入ります。

3:偽りの自分を手放せる

周囲の期待などを察し、「本当の自分が出せていないな」と思うことはありませんか? これは、自分を「閉じて」しまっています。「本当はこんな人じゃないのに」と思い、「自分をわかってもらえていない」と感じることは、とても傷つきストレスになるものです。

まずは自分に対して心を開き、「本当の自分」に気付くこと。何が好きで、何は嫌で、どのような自分でありたいのかを自覚しましょう。そしてそれを周囲に発信していくと、自分を偽ることなく自分らしく過ごすことができます。

心を開くことに不安を感じる理由は?

心を開くと、幸せを感じられる。わかってはいるものの、なかなか難しいと感じてしまうこともありますよね。なぜ不安を感じるのでしょうか。

手で顔を覆う女性の横顔
(c)Shutterstock.com

1:嫌われたくない

せっかく心を開いたのに、嫌われてしまったらどうしよう…。そんな恐れはありませんか。嫌われるかどうかは、相手の都合によることなので、コントロールはできません。そして、伝えてみないことには、相手は好きか嫌いかの判断もできないものです。また、人はわからないことに対して、不安を感じネガティブな反応を示すもの。嫌われないために、伝え方の工夫をしながら、心を開いて情報提供をしていきましょう。

2:過去の傷ついた経験が忘れられない

心を開いたがゆえに傷ついた経験があったとしたら、身構えてしまうのも仕方がありません。とはいえ、その出来事は過去のもの。その時の経験から得たものもあります。そして、その時とは「人」も「状況」も違います。同じ轍を踏まないように、やり方を変えることは可能です。

心を開くための6つのポイント

心が開かれている状態は、ちょっとした心がけでキープできるもの。ここでは、心を開くための6つのポイントをお伝えします。

open your heart
(c)Shutterstock.com

1:すべての人に心を開く必要はない

関わる人すべてに心の内を見せる必要はありません。心を開きたくない・嫌だなと思うことも、自由です。閉じている自分を受け入れるのも、自分を素直に表現していることになります。まずは身近にいる気の置けない人に、素直な気持ちで接してみることから始めましょう。

2:相手によって開示レベルを設定してOK

人は、状況や役割によって、様々な顔を持っています。また、付き合いの深さや関わってきた時間によって、伝えられることや伝えなくてもいいことがあります。仕事で初めて会った人に、恋愛相談などはしませんよね。その時の状況や相手のタイプによって、「この人にはここまで」という、「心を開いていくレベル」を設定しておきましょう。

3:笑顔で挨拶を心掛ける

心の開き方がわからないという人は、まずは「心を開いている風な人」を目指してみましょう。そのために有効なのが、「笑顔で挨拶をする」こと。笑顔は「あなたに敵意はありませんよ」のメッセージ。挨拶は、共通の話題が見えない時でも話しかけることが可能なツール。笑顔で挨拶をすることで、相手が安心感を得て心を開いてくれる可能性が高まります。相手の反応を呼び水に、少しずつ自分のことを伝えてみることにチャレンジしましょう。

4:「こんなことが好き」を発信してみる

周囲に対して、「好きなこと」を伝えてみましょう。同好の士は、意外と近くにいるものです。楽しく盛り上がりましょう! 自分が好きなことに対して、否定的なことをいう人がいても慌てずに「あなたはそう思うのですね」「好みがちがうのですね」と笑顔で返しておけばいいのです。意見が違うということを表明するのも、心を開くことにつながります。

5:「イヤだな」を伝えるセリフを準備しておく

ネガティブだと感じることを率直に伝えることも大事。嫌だなと思った時にいうセリフを準備しておくことで、構えることなく素直に伝えられるようになります。

6:自分の気持ちに気づく

自分のことを素直に表現する為には、まずは自分自身に対して、心を開いておく必要があります。自分がどんな状況なのか・どんな気持ちでいるのか。ポジティブでもネガティブでも、その気持ちを持てた自分を大切にしていきましょう。そのうえで、周囲に表現するかしないかを決めていいのです。言いたくないことは言わない。それも素直な表現です。

最後に

「心を開く」とは、素直に自分を表現できている状態のこと。素直に表現ができるようになると、「本当の自分」が見えてきて、自分らしさが発揮できるようになります。

TOP 画像/(c)Shutterstock.com

キャリアコーチ 菊池啓子(きくち・ひろこ)さん

2003年から企業研修トレーナー・人材育成コンサルタントとして活動。国家資格キャリアコンサルタント。研修登壇回数は年間100回を超え、これまでに5つの大学でキャリアデザインを教える。現在「社外上司」として多くのビジネスパーソンの悩みに寄りそい成長をサポート。趣味は出張先での御朱印集め。家族は夫と猫2匹。

Twitter:@lotus_kikuhime

ライター所属:京都メディアライン

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