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ほっといてほしいと言われたら?
友人や恋人、家族など大切な人にほっといてほしいと言われたらショックですよね。しかし、反対の立場で考えると自分自身にも周りにほっといてほしいと思うタイミングはあるもの。
難しいのは、「ほっといてほしい」という言葉の裏に隠された本当の気持ちを読み取ることではないでしょうか。本当にほっといてほしいと思っているのか、実は助けてほしいというSOSなのかというのはなかなか判断が難しいと言えるでしょう。
そこで、本記事ではほっといてほしいと言う人の心理やほっといてほしいと言われた時の対処法について紹介します。また、相手が思わず「ほっといてほしい…」とうんざりしてしまう行為についても見ていきましょう。
ほっといてほしいと言う人の心理とは?
それでは早速、ほっといてほしいと言う人の心理について紹介します。ただし、これから紹介する心理はあくまでも一例です。
人それぞれ、育ってきた環境やほっといてほしいという状態に陥った経緯は異なります。ひとつの言葉や結果に対しても、受け取り方は千差万別です。相手がほっといてほしいという理由は、その人にしか分からないもの。それでも、私たちがしてあげられることを考えるために、ひとつの参考として捉えていただければ幸いです。
1:疲労している
ほっといてほしい気持ちになる心理のひとつとして、疲労しているということが考えられるでしょう。仕事が忙しくて肉体的に疲れていたり、人間トラブルによる精神的な疲労だったりが蓄積されると、自分のことで精一杯になってしまいがちです。
そんなときには、話しかけられたくなかったり自分の身の周りのこと以外に労力を割けなかったりするために、ほっといてほしいという気持ちになってしまうのかもしれませんね。
2:状況や気持ちの整理をつけたい
大きなトラブルに見舞われたり、感情が大きく乱されたりするようなことがあったときもほっといてほしいという気持ちになりがちです。「ひとりで冷静に考えたい」という意味で、「ほっといて」と思っているのかもしれませんね。
3:気が立っているとき
先に紹介した、状況や気持ちを整理したい場合と重なりますが、気が立っているときも人によってはそっとしてほしいと思うようです。気が立っているときは、困惑や怒り、悲しみなどの気持ちがまとまらず、感情的になりやすいです。気が立っているときに話しかけられることで、意図せず相手を攻撃して傷つけてしまうかもしれないという気持ちが働いてるのかもしれませんね。
4:ネガティブな精神状態であることを知って欲しい
ほっといてほしいという言葉に皆さんはどんな印象を抱きますか? どちらかというとネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。つまり、ほっといてほしいと言うことで「自分は今ネガティブですよ」ということを相手に伝えることができます。
加えて、「ほっといてほしい」という言葉は、どこか相手を突き放すようなニュアンスを含んでいるとも言えそうです。突き放すような言葉をあえてぶつけることで、逆説的に相手に踏み込んでほしいと訴えているのかもしれません。
ほっといてほしいと言われたらどうしたら良い?
続いて、ほっといてほしいと言われた時の対処法について、一緒に考えていきましょう。
1:そっとしておく
ほっといてほしいと言われたら、その言葉の通りそっとしておくのが無難なのではないでしょうか。ほっといてほしいと言っているにも関わらず、無遠慮に話しかけたり余計なおせっかいを焼くのは得策とは言えません。
相手はナーバスになっているため、感情的になってしまうことも考えられます。
2:あたたかい食べ物や飲み物をさし入れる
ほっといてほしい気分の相手は、多くの場合悲しかったり怒ったりとネガティブな感情に支配されています。気が立っているときには、おいしい食べ物やあたたかい飲み物で肩の力を抜いてあげるのがおすすめです。
投げかけるべき言葉が分からなくても、黙って相手に差し出すだけで相手を思う気持ちは充分に伝わるのではないでしょうか。
この行動は逆効果? 相手がほっといてほしいと思う迷惑行動を紹介
最後に、思わず相手がほっといてほしいと思う行動について紹介しましょう。ほっといてほしい原因が、うっかり自分になってしまわないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1:自分語り
自分の自慢話や苦労話、過去の栄光など主語が自分になる話は要注意です。もちろん、自分のことを話すのはお互いの信頼度や理解度を高めるうえで重要ですが、そればかりにならないようにしましょう。
2:距離感がおかしい質問をする
相手と良好な関係を築くうえで大切なのが、距離感です。まだそこまで親しくないにもかかわらず、あまりにパーソナルな質問をしたり過干渉しすぎたりすると「相手はこれ以上関わらないでほしい」と思ってしまうことでしょう。デリカシーのない言動には要注意です。
3:詮索したがる
人によっては、詮索されたくないことや話題も持っているものです。にもかかわらず、しつこく「どうしてなの?」「誰?」「何していたの?」など質問攻めにされると、思わずうんざりしてしまいます。相手の言葉や空気感から気持ちを汲み取る力が大切です。
最後に
本記事では、ほっといてほしいと言う人の心理や原因について紹介しました。あわせて、ほっといてほしいと言う人への対処法も解説しています。
言葉から相手の本当の気持ちを探ることはとても難しいことです。しかし、だからこそ常に相手の気持ちになって考えなければなりません。相手への理解を諦めずに、お互いにとって心地の良い関係が築けると良いですね。
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