疑問詞“who”を使った疑問文と答え方
“who”といえば、疑問文において「人物」を聞きたいときに使うことはご存じですよね!
では、たとえば「Who is your homeroom teacher?」(担任の先生は誰ですか?)と聞かれたらどのように答えるでしょうか?
前回の記事はこちら>>「I will sleep on it.」の意味は? 私はその上で寝ます… じゃない!【連載 大人の英語塾】
「She is Ms. Sato.」(佐藤先生です)
とも答えられますし、
「Ms. Sato is.」(佐藤先生です)
という答え方もできます。
※“Sato teacher”とは言わず、“Mr.”や“Ms.”をつけます
一方で、「Who is she?」(彼女は誰ですか?)と聞かれた場合はどうでしょうか?
「She is Ms. Sato.」(彼女は佐藤さんです)
「She is our teacher.」(彼女は私たちの先生です)
このように、実際の姓名や自分との関係などを答えるのが一般的。
そして、「Who is your homeroom teacher?」と聞かれたときとは違って、「Ms. Sato is.」とはほとんど言いません。
ここでは詳しい文法的な話は割愛しますが、日本語でも、「Who is your homeroom teacher?」は「担任の先生は誰ですか?」とも「誰が担任の先生ですか?」とも訳せる一方、「Who is she?」は「彼女は誰ですか?」とは訳せても、「誰が彼女ですか?」という質問は違和感があるのはわかるかと思います。
また英語でも、「Ms. Sato is she.」というのが成立しないというのはイメージできるのではないでしょうか。
* * *
さて、最後にタイトルの“who”にまつわる話で、電話で「どちら様ですか?」と聞きたいときの注意点を。
「あなたは誰ですか?」ということなので、思わず「Who are you?」と言いたくなるかもしれません。
でも「Who are you?」は、実はかなり失礼に聞こえてしまう場合が!
「May I ask who’s calling?」
「Who’s this, please?」
このように言うのが無難。
ちなみに答え方は、「I am Machi.」ではなく「This is Machi (calling).」のように答えましょう!
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。