この記事のサマリー
・決断力とは、自分自身の判断と責任で決断する能力を指す言葉です。
・決断力を養うには、小さな選択を重ねて自分で決める姿勢が役立ちます。
・「決断」と「判断」を比べた場合、強い意志を持って結論を下す場合は「決断」を使います。
仕事をする時やプライベートなど、さまざまな場面で求められる「決断力」。自信を持って決断できる人は、ビジネスシーンで特に頼りにされますね。しかし、そもそも「決断力」とはどのような力のことをいうのでしょうか?
この記事では、「決断力」の意味や英語表現、鍛え方について深掘りしていきます。
「決断力」とは?
まずは、「決断力」の意味から確認していきましょう。

意味
「決断力」とは、自分の判断と責任において決断する能力のことです。
辞書では次のように説明されています。
けつだん‐りょく【決断力】
自分自身の判断・責任で決断する能力。「―のある人」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
「決断」は、意志をはっきりと決定することを指します。そこから「決断力」は、誰かに任せるのではなく、自分で判断し、その結果を引き受ける姿勢と結びついた言葉だと捉えるといいでしょう。
「判断力」との違いは?
「決断力」の言い換え表現の一つに、「判断力」があります。「判断力」とは、「物事を正しく理解し、評価する能力」のこと。「決断力」「判断力」ともに、何かを決定する場面での能力のことをいいます。
『使い方の分かる 類語例解辞典』(小学館)によると、「決断」と「判断」を比べた場合、強い意志を持って結論を下す場合は「決断」を使うと説明されています。
参考:『使い方の分かる 類語例解辞典』(小学館)
英語表現
「決断力」の英語表現には、“determination”や“decision”が挙げられます。「決断する」と言いたいときは “decide”、“make a decision”、“resolve” が使えますよ。
参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)
決断力がない人の特徴は?
状況を瞬時に把握し、責任を持って決断をできる人もいれば、決断をためらってしまう人もいます。では、決断力がある人とない人は何が違うのでしょうか。まずは、決断力がない人の特徴を紹介しましょう。

自分に自信を持てない
いい答えを導き出せている場合でも、自分の考えに自信を持てないがために、決断を躊躇してしまいます。決断には大きなリスクも伴いますが、失敗が怖かったり不安が強かったりして、一歩踏み出せないのです。
人の意見に流される
自分の軸がしっかりしていないと、先輩や同僚など周りの人の意見に左右されてしまいます。「周りの意見を尊重できる」ともいえますが、自分の意志が弱いため、周囲からは頼りない人、リーダーシップに欠ける人と思われることもあるでしょう。
責任を取りたくない
自分の決断に対して責任を取りたくないというのも、決断力がない人の特徴。決断力を求められる場面では、「どんな結果であれ、自分が責任をとる」という覚悟が必要です。しかし、自分で責任を負いたくないがために、決断を先延ばしにしたり、時によっては決断から逃げてしまうこともあります。
「決断力がある人」の特徴は?
自分に自信がなかったり、人の意見に左右されやすいことなどが決断力がない人の特徴であることがわかりました。続いて、決断力がある人の特徴を見ていきましょう。

自分の意志がはっきりしている
決断力がある人は、「自分はこう思う」などと、自分の考えをしっかり持っていることが多いです。そのため何かを選択する際にも、自分軸に沿って決断することができます。
失敗を恐れない
決断力がある人でも、選択を誤って失敗することがあります。しかし、決断力がある人は、「前に進むことが大切」「たとえ失敗したとしても、成長の糧にする」という考えを持っているため、失敗を恐れずに決断ができるのです。
責任感がある
決断には、責任が伴うもの。決断力がある人は、たとえどんな結果になったとしても、自分で責任を負うという覚悟ができています。そのため、周りから信頼されたり、リーダーポジションに指名されることも多いでしょう。
決断力を鍛えるには?
いざという時に迷ったり悩んだりしてしまって、決断力がないと悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、決断力を鍛える方法をいくつか紹介します。
日頃から決断する癖を身につける
まずは日常生活のさまざまな場面でも、自分の意志をしっかりと持ち、決断する練習をしていくといいでしょう。「今日は何を食べるか」「どんな服を着るか」など、些細なことでもOK。
その時には、周りに流されたり、なんとなくで決めるのではなく、「なぜこれにするのか」と自分の考えをしっかりと持つようにしてください。日頃から決断する癖が身についていれば、大きな決断が必要な場面でも、自分の意志に基づいて決断できるはずです。
判断材料を集める
その課題に対する知識や情報が少ないと、自分で判断するための土台が足りず、決断しにくくなることがあります。そのため、まずは必要な情報を集めることが大切です。判断材料がそろうほど、他人任せではなく、自分の判断として結論を出しやすくなります。
はじめは情報の量を意識し、慣れてきたら質にも目を向けてみましょう。自分自身の判断と責任で決断するためにも、判断材料を整える姿勢は欠かせません。
優先順位を決める
どんな決断にも、メリット・デメリットが生じることがほとんど。例えば、「Aを選んだら、短期的に売上は伸びるが、長期的にみると人手が不足する」など。こうした際には、「今は何を重視するべきか」「もっとも大事なことは?」と、優先順位を明確にすると、決断しやすくなるはずです。
「決断力」に関するFAQ
ここでは、「決断力」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 決断力とは、どういう意味ですか?
A. 決断力とは、自分自身の判断と責任において決断する能力を指します。
Q2. 決断力がある人とは、どんな人ですか?
A. 一般には、自分の考えを持ち、必要な場面で自分の判断を示せる人が、決断力のある人として受け取られやすいです。ただし、強引に押し切ることとは違い、状況を見ながら自分で決める落ち着きも大切ですね。
Q3. 決断力は鍛えられますか?
A. はい。決断力は、日々の小さな選択を自分で行う中で少しずつ養えます。迷ったときに人任せにせず、自分で判断する習慣を重ねることが、力を育てるきっかけになります。
最後に
「決断力」という言葉を見つめ直してみると、特別に強い人だけのものではないと感じられます。自分で考え、自分で選ぶことを少しずつ重ねていく中で、その人らしい形が育っていくものなのかもしれません。
言葉の意味を知ることが、毎日の選択を整えるきっかけになればうれしいですね。
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