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そもそも「判断力」ってどんな能力?
皆さんは、買い物をするときにすぐ決められるタイプですか? 優柔不断でなかなか決断できない慎重派な人も多いのではないでしょうか。
本記事では、「判断力」の意味や使い方のほか、判断力が高い人の特徴や判断力の鍛え方について詳しく紹介します。
「判断力」の意味
「判断力」とは、「物事を正確に見極め、評価する能力」のこと。したがって、先ほど例に挙げたように優柔不断で決断に時間がかかる人でも一概に「判断力がない」とは言えません。物事の真理を見極めて、正しい判断ができるかどうかが重要と言えるでしょう。
例文で「判断力」の使い方を紹介!
判断力という言葉のニュアンスは何となく分かりましたか? 続いては、例文を用いながら「判断力」の使い方を紹介します。
1:「見つけ出した情報から結論を出すためには、優れた判断力が必要だ」
判断力とは、物事を正しく認識し、評価する力をさします。そのため、証拠や情報から何か決断をするときに必要な能力であると言えるでしょう。
2:「判断力を失って、普段ならしないミスを連発してしまった」
判断力が欠如すると、的外れなことをしてしまったり自分が楽だと感じる道に流されてしまったりします。焦ったり主観的なものの見方をしたりすると判断力を失ってしまいますので気を付けましょう。
3:「仕事の経験が浅いからといって、判断力に欠けるとは限らない」
「判断力に欠ける」という表現はしばしば使われます。特定の仕事の経験は浅かったとしても、人生のなかで経験してきた様々な要因から、判断力が培われているということも考えられるでしょう。
4:「普段はふわふわしている彼だが、いざというときの判断力には驚かされた」
「いざというときの判断力」もたまに耳にする言葉です。トラブルが起きたときこそ、状況を冷静に分析して判断できる力は大切ですよね。
判断力がある人の特徴とは?
続いては、判断力に優れている人の特徴を見ていきましょう。判断力が高くなると、変化に対して柔軟に対応できたり、ここぞというときにチャンスを掴むことができたりします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1:すぐに行動することができる
判断力が高い人は、置かれている状況を冷静に分析して何をすれば良いのかを考えることが得意です。そのため、すぐに実行に移せるという特徴があります。
2:客観的に物事を捉えられる
主観的なものの捉え方だと、自分の気持ちや誘惑に惑わされたりして判断を誤ってしまいがち。判断力のある人は、状況だけでなく自分のことも客観視することができる人が多いと言えるでしょう。
3:目標を具体化している
判断力が高い人は、「○○になるために、まずは半年で資格を取る」など、目標が明確かつ、目標に至るまでのプロセスを具体化している人が多いです。何をすれば良いのかがはっきりとしているため、正しい決断ができるということですね。
判断力がない人の特徴とは?
反対に、判断力がない人の特徴について迫ってみましょう。判断力がないと自分自身が損をしてしまいます。もし当てはまる特徴が多いようなら、今後のためにも自身の行動を見直してみると良いかもしれません。
1:自分の意思がない
例えば、友人と一緒にランチを食べに行くときのことを想像してみてください。「何食べたい?」「何でも良いよ~」というやりとりをしたことのある人は少なくないのではないでしょうか。
自分の意思がない相手とは、話していても張り合いがありません。また、他人の意見に左右されがちなので、損する役回りを任せられたり望んでいない選択を迫られたりすることも。
2:責任感がない
判断力がない人は、自分の決断に自信を持てない人が多いです。そのため、責任から目を背けてしまうことも多いのだとか。責任ある立場や行動からいつまでも逃げているため、ビジネスシーンでも評価されにくくなってしまいます。
3:出不精
判断力がない人は、なかなか行動に移せない傾向にあります。そのため、結局「何もしたくない」という決断に落ち着き、出不精になってしまうようです。
判断力を鍛えるにはどうしたら良い? 方法を紹介!
ここまで、判断力がある人とない人の特徴をそれぞれ見てきました。比較してみると、判断力はあるに越したことはないことが分かったかと思います。そこで、最後に判断力を鍛えるためにはどうした良いのか、一緒に考えていきましょう。
1:自分で決める癖をつける
どんなに些細なことでも「自分で決める」ことを心がけましょう。自分で決めたことには責任がうまれます。少しずつ責任を持つことに慣れることで、判断力も身についてくるはずです。
2:締切りを決める
判断力がない人は、物事を先延ばしにしてしまいがち。そうならないために、自分で期限を決めましょう。「○時までに電話をかける」「○日までにこの仕事を片付ける」など、自分のこなせるキャパシティの範囲で期限を設定します。
このようにしながらこつこつと成功体験を重ねることで、自分に自信がついてくるのではないでしょうか。
3:アドバイスを求める
友人や家族にアドバイスを求めることもひとつの方法です。いろんな人の話を聞いて、自分なりの「判断基準」をつくりましょう。判断基準を明確にすると、それが自分の意思・意見となります。
自分で判断できるようになるためには、まずは自分の軸や判断基準を明確にするのがおすすめです。
最後に
本記事では、「判断力」の意味や使い方のほか、判断力がある人・ない人の特徴や判断力を鍛える方法を紹介しました。判断力は、自分の軸とも関係してきます。自分の軸があって揺らがない人は、周りから見ていても安心できて格好いいですよね。
ぜひ、本記事をひとつの参考にして判断力を養っていってください。
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