そもそも「つまんない」ってどういうこと?
「毎日、同じことの繰り返しでおもしろくないな」「休日、やることがないな…」「退屈だし刺激が欲しいな」などと感じたことはありませんか? そんな風に感じてしまう心理状況が「つまんない」状態。
本記事では、「つまんない」の意味や類語表現、生活がつまんない理由や原因、対処法などについてご紹介します。すこしでもつまんない状態から脱却できる手助けになりますように。
「つまんない」の意味
「つまんない」という言葉には「おもしろくないこと」「大した価値がないこと」「意味がなく、ばかげているさま」などの意味があります。似た言葉の「つまらない」は、対象そのものに対する評価というよりも、気持ちが惹かれないという心の動きを表現する言葉です。
ちなみに、「つまんない」は、動詞「つまる」の未然形「つまら」に打消しの助動詞「ない」を組み合わせた言葉で、「つまらない」とも言いますね。漢字では、「詰まらない」と書くそうですが、「つまらない」と、ひらがなで表記される場合が多いようです。
「つまんない」の類語は?
「つまんない」には、カジュアルなニュアンスが含まれています。そのため、オフィシャルな場面やビジネスシーンでは使うのは控えたほうが良さそう。そこで、様々な場面で使える「つまんない」の類語表現を紹介します。
意に満たない
「つまんない」よりも丁寧な言い方となるのが「意に満たない」です。「意に満たない」とは、「満足しない」「気に入らないさま」を表します。例えば、「意に満たない結果となってしまいました」というような使い方ができますよ。
甲斐ない
「甲斐ない」は「かいない」と読みます。「何をしても無駄であること」「価値がないこと」「意気地ないさま」というニュアンスを含む言葉です。「つまんない」のように退屈という意味合いは含まれませんが、「価値がない」というニュアンスは共通していますね。
馬鹿馬鹿しい
「馬鹿馬鹿しい」は、「ばかばかしい」と読みます。「非常にくだらないさま」や「無意味でくだらなく見えること」、「度をこえてばからしいさま」という意味です。例えば、「馬鹿馬鹿しい人生だ」といった使い方ができます。この例文は、人生に満足できていないことを表すため、「つまんない」や「意に満たない」、「甲斐ない」と同じようなニュアンスであることがわかりますよね。
つまんない理由や原因とは?
ここまでは、「つまんない」の意味や類語表現を紹介しました。続いては、日々がつまんないと感じている理由や、原因について迫ってみましょう。
疲労が蓄積している
身体的にも精神的にも疲労がたまっていると、物事を楽しいと感じる余裕がなくなってしまうことがあります。その結果、つまんないと感じてしまいがち。また、仕事や家事などで疲れていると、せっかくの休日も寝て過ごしてしまうものです。
趣味や熱中できることがない
趣味やなにか打ち込めることがないというのも、人生がつまらなく感じてしまう原因のひとつと言えるでしょう。会社と家の往復を繰り返す日々は、単調になってしまいがちです。また、新しい人間関係も築きづらいため、刺激がなくなっているのかもしれませんね。
やりたいことがない
夢や目標を持っていますか? 夢や目標がない人は、「毎日つまんないな…」と感じている人が多いのではないでしょうか。夢や目標を達成するためには、相応の努力や苦労が伴います。もちろん、楽しいことばかりではなく、辛いことも多いかもしれません。しかし、こういった努力や苦労が、人生を楽しく刺激的なものにしてくれるのではないでしょうか?
周囲の目を気にしている
「周りから自分がどう思われているのか」「周囲から浮いていないか」など、身の回りの人からの評価は気になりますよね。そのため、本当はしたいことがあっても世間体が気になってできていない、なんてこともあるのではないでしょうか?
本当にやりたいことができないときは、退屈に感じてしまいますよね。
つまんないときの対処法を紹介!
「つまんない」と感じる原因、何か見つかったでしょうか。「なんとかしたい」と思っても、気持ちの問題だったり、環境の問題があったりしてなかなか解決が難しい場合もあるかもしれませんね。
ここからは、つまんないときの対処法について一緒に考えていきましょう!
自分と向き合う時間をつくる
一度、自分と向き合う時間をつくってみましょう。時間をとって「今何をしたいのか」「今後どうなっていきたいのか」などを問いかけてみることで、分かっているつもりになっていたり、ごまかしていた自分の本心に気付けるかもしれません。
仕事スキルが高い人がやっている習慣として「自分との打ち合わせ」というものがあります。一日に一回30分、自分のやるべきことを俯瞰する時間をつくる。今日やること、一週間以内にやること、中期的に計画を立ててやること…。特に「編み物がうまくなりたい」といった中期的・長期的な積み重ねが必要なことを、自分との壁打ちを通じて見つけられると、つまんない時間は減っていきそうです。
心機一転! 環境を変えてみる
暮らす環境を変えてみることもおすすめです。「なんだかつまんないなぁ」と感じるときは、気持ちがネガティブな方向を向きがち。部屋を模様替えしたり、思い切って引っ越したりして物理的に環境を変えてみることで、気持ちもリフレッシュされ、新しい出会いも生まれ、活力が沸いてきます。
自分磨きをする
目標が思い浮かばないという人は、スキンケアや筋トレなどで自分磨きをしてみては? 自分磨きは、努力した分だけ自分自身に結果となって戻ってきます。「努力した」という達成感から自信もつくので、技能的にも精神的にも一石二鳥!
先ほどの「自分との打ち合わせ」で見つけてみてもいいし、お友達や知り合いからの誘いを断らず、飛び込んでみるのが手っ取り早い動き出し方です。
最後に
本記事では、「つまんない」の類語や日々がつまんない原因、つまんないときの対処法を紹介しました。つまんないと感じるときは、気持ちもネガティブになりがちです。そんなときこそ、すこし頑張ってアクションを起こすことで、人生を楽しく刺激的なものにすることができるのではないでしょうか?
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