読書はいいって聞くけれど…
皆さんは、日頃から本を読む習慣がありますか? 読書は、新しい知識や教養を獲得したり、娯楽として楽しんだりと、人によって目的が異なります。しかし、いずれにせよ読書によって得られた知識や教養、感動は自分にとってかけがえのない財産になるはずです。
読書をする習慣がない人のなかには、どんな本を読んだらいいのかわからなかったり、本を読むための集中力が続かなかったりなどの悩みをお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、本記事では、読書をすることによってどんなメリットがあるのかや、お気に入りの本の見つけ方、読書の効果をさらに高める読み方のポイントなどについて紹介しましょう。
普段から本を読む読書家の方も、普段とは違う本のジャンルに挑戦するきっかけになるのではないでしょうか。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
読書による効果とは? メリットを紹介
それではさっそく、読書をすることによってどんなメリットがあるのか紹介します。夏休みの課題などで出された「読書感想文」が苦い思い出となって、読書に抵抗感を覚えている人も少なくないのではないでしょうか。読書効果を知ることによって、「たまには読んでみようかな?」という気持ちになれるかもしれません。
1:知識・教養が身につく
本記事の冒頭でもお話しましたが、読書をすることによって知識や教養を身につけることができます。ハウツー本や自己啓発本、ビジネス書などは、自身の仕事や仕事のスキルに直結することも多いでしょう。
新書などでは、世界の社会情勢や社会のルールやマナーを学ぶこともできます。自分が知らない知識や教養だけでなく、興味がある分野だったり深掘りしたい内容をさらに詳しく知ることができるのも、読書のメリットと言えるでしょう。
2:ストレス低減の効果がある
本を読むことによって、ストレスを和らげる効果があるとも言われています。例えば、小説を読むときのことを考えてみましょう。小説は、物語を通して自分以外の人物になった気持ちになれます。現実で抱えている問題を一旦忘れて、物語のなかに没頭し、登場人物たちと感情を共有させることで、リラックス効果を得られ、ストレスが低減するのではないでしょうか。
特に、寝る前の読書はおすすめです。寝る前にスマホやPCなどをいじってしまう人も多いかと思いますが、画面から発せられるブルーライトによって、脳が活性化され寝つきが悪くなってしまいます。その点、読書はリラックス効果があるため、質の良い睡眠にもつながるでしょう。
3:語彙力・表現力が養われる
本は、基本的に大勢の人の手が加わって出版されています。何度も言葉や表現の仕方を検討されたうえで本として出版されているため、洗練された文章であると言えるでしょう。そういった本を読むことで、自然と語彙力や表現力が養われていきます。
お気に入りの本の見つけ方とは?
読書の習慣を身につけたいと思っても、日頃本に接する機会がないと、自分がどんな本に興味を持っているのか、何が読みたいのかがいまいちピンときにくいですよね。そこで、自分にピッタリの本を見つける方法について紹介します。
1:レファレンスサービスを利用する
「レファレンスサービス」という言葉を聞いたことはありますか? レファレンスサービスは、図書館で受けられるサービスの一つです。図書館員は、情報のエキスパートとして利用者の知りたい情報や、ニーズに合った本を探すお手伝いをしてくれます。これを、レファレンスサービスと呼ぶのです。
どんな本が自分の好みなのか、そしてどうやって本を見つけたらいいか分からない人は、図書館員にぜひ相談してみてください。好きなものや、読みたい気分のジャンルなどをもとに、あなたにピッタリの一冊を見つけてくれるはずです。
2:本の初めと中盤を軽く読んでみる
内容の好みだけでなく、文体にも好みが分かれます。本の裏面に記載されているあらすじだけでは、自分に合う本かどうかを判断するのは難しいでしょう。そこで、気になった本は、手に取ってみて初めの数行と中盤の数行に軽く目を通してみてください。読んでみて、「これからどうなるんだろう?」と思ったり、「頭の中に文章が入ってきやすいな」と感じたら、それはあなたの琴線に触れる一冊なのかもしれません。
3:思い切ってパッケージ買い
化粧品やCDアルバムなどを買う際に耳にしがちな「パケ買い」。実は、本を選ぶ際にもパケ買いが功を奏す場合も。タイトルや表紙は、その本の内容が濃縮して現れた部分だと言っていいでしょう。特に新書のタイトルは、その本全体のアンサーやサマリーであることが多いです。
タイトルや表紙が自分好みだったり、なんだか気になるな、というときは思い切って読んでみるのも面白いですよ。
読書の効果をさらに高める読み方のポイントを解説
読書には、実に多くのメリットや可能性が秘められています。本記事では、その一部分を紹介しました。最後に、読書効果をさらに高める方法や、読書を日常に取り入れるためのポイントを紹介しましょう。
メモ書きをする
本を読みながらでも、読み終わったあとでもいいので、感じたことや心に残った言葉をメモに書きとどめておきましょう。レビューや感想文を書くのは、負担に感じる人が多いかもしれません。しかし、ざっくばらんにメモ書きする程度なら気楽に続けられるのではないでしょうか。
自分で考えることや、文章化することを習慣付けると、表現力や語彙力が養われていきますよ。
移動時間や就寝前の隙間時間を、有効活用する
移動時間や就寝前の時間は、ついついスマホをいじってしまいがち。読書は、そんな隙間時間を有効活用するのにピッタリです。集中力がないという人や、長時間連続して読み続けることができないという人も、隙間時間であれば読書も捗るのではないでしょうか。一回一回の時間は短くても、積み重ねていけば、少ない負担でそれなりの時間を読書にあてることができます。
最後に
本記事では、読書の効果やお気に入りの本の見つけ方、読書効果を高める読み方のコツを紹介しました。読書は、一生の財産になります。思わぬ場面で読書で得た知識が役に立つことも少なくありません。
読書の習慣を身につけて、充実した毎日を送っていきましょう!
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