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2022.11.10

冬は大雪に注意が必要! 雪が降るしくみやそれによる被害の種類と注意点を解説

大雪の際は、雪による被害に注意が必要です。今回は大雪について解説します。<たいせつ>と読む場合の意味や大雪<おおゆき>になりやすい地域、そうなる仕組み、雪による被害の種類と注意点まで解説するため、ぜひ参考にしてください。

「大雪」とは? 基礎知識を解説

木の枝に雪が積もっている様子
(c)Shutterstock.com

日本では、国土の半分以上が豪雪地帯にあたり、約2000万人が豪雪地帯に居住しています。はじめに、「大雪」とはどのようなものか、以下の内容を解説します。

・大雪には<おおゆき>と<たいせつ>があること
・大雪<おおゆき>になりやすい地域
・大雪<おおゆき>になる仕組み

それぞれの情報を詳しくチェックしていきましょう。

大雪には<おおゆき>と<たいせつ>がある

「大雪」という言葉には<おおゆき>と<たいせつ>があります。大雪<おおゆき>は雪が多く降ることで、それによって災害となる場合があるものです。

一方、大雪<たいせつ>は二十四節気のひとつにあたります。12月7日〜12月21日ごろが大雪<たいせつ>にあたり、本格的に冬が到来する頃のことです。平野にも雪が降り始める時季で、新年の準備をする「正月事始め」もこの頃におこなわれます。

大雪<おおゆき>になりやすい地域

北海道や日本海側は、大雪<おおゆき>になりやすい豪雪地帯として知られる地域です。「豪雪地帯対策特別措置法」によって、北海道から山陰までの24道府県が豪雪地帯として指定されています。

豪雪地帯ではない太平洋側でも大雪になることがあり、注意が必要です。大雪になりやすい豪雪地帯ではしっかりと対策が取られているため、雪が降っても被害を抑えやすいといえます。しかし、大雪になりにくい太平洋側では、大雪への耐性が低くて被害を出しやすいのです。

大雪<おおゆき>になる仕組み

多くの雪が降りやすい日本海側の地域と、豪雪地帯ではない太平洋側の地域とで、大雪<おおゆき>になる仕組みは異なります。

日本海側の地域では、「西高東低」の冬型の気圧配置になった場合に多くの雪が降りやすいです。西高東低とは、西に高気圧、東に発達した低気圧がある状態で、冬になりやすい気象条件です。

一方、太平洋側の地域では「南岸低気圧」の気圧配置のときに大雪をもたらすことがあります。南岸低気圧とは、本州の南海上を低気圧が通過することです。この場合には雪か雨かが低気圧の通過ルートの多少の差で変わるため、予報が難しいといわれています。

雪害(雪による被害)の4つの種類と注意点

日本の家の屋根に雪が積もっている様子
(c)Shutterstock.com

雪害(雪による被害)には、以下のとおり4つの種類があります。

・雪崩による被害
・運転中の被害
・除雪中の被害
・歩行中の被害

先述のとおり、普段降雪の少ない太平洋側の地域では、豪雪地帯よりも少ない雪で被害を出しやすいです。大雪警報の基準で比べると、新潟県湯沢町では12時間で60cmであるのに対し、東京都千代田区では12時間で10cmで大雪警報が発令されます。

それでは、雪による被害の種類とそれぞれの被害に関する注意点を、詳しくチェックしていきましょう。

1. 雪崩による被害

雪崩とは、「斜面上の雪や氷が崩れ、肉眼で識別できる速さで流れ落ちる現象」のことです。雪崩は1~3月が多く、災害が発生すると死者や行方不明者を出すほどの被害が起こってしまいます。

雪崩はスピードが速いため、発生を確認してからでは逃げにくいでしょう。危険箇所や気象情報を事前に確認しておくことが重要です。もしも雪崩の前兆を発見した場合には、最寄りの市町村役場や警察署へすぐに連絡しましょう。

2. 運転中の被害

運転中の事故は、降雪中も雪が収まってからも注意が必要です。吹雪になっていると、視界不良による事故が発生しやすくなります。また、降雪後も路面の凍結などでの被害に気をつけてください。

雪が降ってからおおよそ24時間以内で降雪量が1cm以上あるときは、とくに路面の凍結に注意しましょう。ドライバーから白く見える地面で、つるつるの光沢ができている踏み固められた雪は、とくに滑りやすい状態です。

また、前日の最高気温が0℃未満の場合も、氷のようになった「アイスバーン」と呼ばれる路面凍結現象に注意しましょう。

ドライバーの視点からはただの濡れたアスファルトに見える道路でも、「ブラックアイスバーン」という氷で覆われた非常に滑る状態の地面になっている可能性もあります。路面が黒く見えたり、寒い日の夜間や朝方にとくに注意が必要です。

3. 除雪中の被害

除雪中の事故による被害は、降雪によって起こる事故における死者の多くを占めています。除雪中の事故は雪下ろしや雪かきの際に発生しており、被害者の高齢者が多いことが特徴です。落雪で埋まったり、水路などへ転落したり、作業中に心筋梗塞などを発症したり、除雪機の雪詰まりを直そうとして巻き込まれたりといった事故が起こっています。

事故を防止できるよう、除雪作業前に注意すべきポイントをチェックするといいでしょう。

4. 歩行中の被害

歩行中の被害にも注意が必要です。例年では1~3月に多く発生しており、雪が少ない地域でも被害にあうことがあります。滑りやすくて事故が多く発生している場所は、坂道や車の出入りのある歩道、横断歩道の白線の上、バスやタクシー乗り場などです。

転びにくい歩き方のポイントは、小さな歩幅で歩くことや靴裏全体を地面に付けること、両手をポケットに入れたままにしないこと、走らないことなどがあります。

大雪に注意しながら生活しよう

スコップで雪かきをする人
(c)Shutterstock.com

「大雪」という言葉には<おおゆき>と<たいせつ>があります。大雪<おおゆき>は雪が多く降ることであり、それによって災害となる場合があるものです。

日本は、国土の半分以上が豪雪地帯にあたります。北海道や日本海側は、大雪<おおゆき>になりやすい豪雪地帯として知られる地域です。また、普段降雪の少ない太平洋側の地域では、豪雪地帯よりも少ない雪で被害を出しやすいことに注意が必要です。

雪害(雪による被害)には、以下のとおり4つの種類があります。

・雪崩による被害
・運転中の被害
・除雪中の被害
・歩行中の被害

同じ降雪による事故であっても、被害の内容によって注意すべきポイントが変わります。これらの情報を確認して、大雪に注意しながら生活しましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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