「仕事」が「暇なとき」につらい理由とは?
「仕事」は、あまりに忙しくても大変ですが、暇すぎてもつらいもの。ではなぜ、「仕事」が暇だと辛く感じるのでしょうか?その理由を一緒に見ていきましょう。
暇疲れしてしまう
やるべきことがたくさんあって、「仕事」に夢中になっているとあっという間に時間が過ぎていきます。しかし、「仕事」が暇で何もすることがないと、時間が経つのがとても遅く感じるもの。プライベートであれば「暇なとき」に、好きなことをして過ごせますが、就業時間中は、好き勝手に行動できないため、デスクにいなければなりません。こうした状況は意外とストレスがたまってしまうものです。
罪悪感を抱いてしまう
正社員と派遣社員、事務職など、雇用形態や職種によっても、仕事量や忙しいタイミングは異なるもの。周りはせかせかと働いているのに、自分はゆったり「仕事」をしている… なんてことも、ときには起こります。そうした状況だと、「周りは忙しいのに自分は暇で、なんだか申し訳ない…」と感じてしまうことも。また、「仕事」をしていないのに給料をもらっているという罪悪感を抱くこともあるでしょう。
やりがいを感じられない
自分の好きな「仕事」をしているときや、大量のタスクをミスなく終えられたときなどは、達成感を得られます。また、忙しかったとしてもチームのみんなと一緒に目標を達成できたときなどは、充足感も得られるでしょう。「仕事」が暇だと、こうしたやりがいを感じられず、「仕事」をしている意味すらわからなくなってしまいます。
「仕事」が「暇なとき」にできることとは?
いざ「仕事」が暇になると、何をするべきかわからなくなってしまいます。そこでここでは、暇な時間を有意義に使えるアイデアをいくつか紹介します。
周りの「仕事」を手伝う
「仕事」が「暇なとき」は、周りの「仕事」を手伝うといいでしょう。手伝いであれば、新卒であっても、転職して間もない新人であっても、すぐにできます。なお、「私には特別なスキルがないし、手伝えることはないのでは…」と思うかもしれませんが、書類の整理やリサーチなど、どんな人でもできる業務は意外と多いもの。
また、忙しそうに見えない人であっても、誰かの手を必要としていることはあります。「手伝えることはありませんか?」と聞いてみると、きっと喜ばれるはずです。
スキルアップをする
「暇なとき」を有効活用して、スキルアップをするのも手。例えば、エクセルやワード、パワーポイントなどPCのスキルアップをするのもいいでしょう。より多くの機能を使いこなすことができれば、データ集計やプレゼン資料の作成も、効率的にできるようになります。また、「Webサイトのデータ分析」「効果的な集客方法」など、自分の身につけたいスキルにあわせて、セミナーに参加するのもいいでしょう。
資格の勉強をする
自分の「仕事」に活かせるような資格の勉強をしてみるのもいいでしょう。例えば、事務職であれば簿記、金融業界に勤めているのであればファイナンシャルプランナーなど、また、転職で有利に働くこともあるため、TOEICやTOEFLなどの勉強もおすすめです。
ただし、就業時間中に資格取得の勉強をしていると怒られる場合もあります。そのため、資格勉強をする際には、事前に上司や会社に承認をとっておくようにしましょう。
資料や業務を見直す
「暇なとき」には、普段忙しくてできなかった業務を行うのもいいでしょう。マニュアルや社内資料を改善したり、業務内容を見直して「より良いやり方はないか」を考えたりするのもおすすめです。業務の効率や質を上げることにつながるので、暇な時間も有意義な時間に変えられます。
デスクやフォルダの整理整頓
業務に追われていると、デスク周りが書類で散らかってしまったり、パソコン内にも不要なデータがどんどん溜まったりしてしまうことも。暇な時間ができたときこそ、デスクやフォルダの整理整頓をしてしまいましょう。作業スペースやフォルダがすっきりすると、「あの書類どこいったっけ…」ということもなくなり、「仕事」をよりスムーズに進められます。
部署異動や転職を考える
部署によっては、自分がどれだけ努力したとしても「仕事」が増えないケースもあるかもしれません。そんなときは、思い切って部署異動を申し出てみましょう。部署異動が難しいのであれば、転職を考えてみてもいいかもしれません。
「仕事」が「暇なとき」にやってはいけないこととは?
「仕事」が「暇なとき」にすべきではないこともあります。やることがないとはいえ、あくまで就業時間中です。自分の評価を下げてしまうだけではなく、周りにも悪影響を与えてしまうことがあるため、次に紹介することは行わないようにしましょう。
時間を私的なことに使う
暇だからといって、就業時間中に業務に関係ないことをするのはNG。例えば、私用スマホでメッセージのやりとりをしたり、会社のパソコンを私的に使ったりするのもやめましょう。職場にもよりますが、スマホをいじるのに良い印象を持たない人は多くいます。私用スマホをいじるのは、休憩時間などにとどめておきましょう。
何もせずボーッと過ごす
やることがないからといって、何もせずボーッとしているのも良くありません。本当に「仕事」がない場合は「仕方ない」と思われることもあるかもしれませんが、大抵の場合「やる気がない」と思われるでしょう。また、「仕事」は自分で見つけるもの・つくるものと考える人もいます。どんな状況であっても、できることを探し、積極的に動く姿勢を忘れないようにしましょう。
暇な時間にスキルアップを
「仕事」が「暇なとき」は、つらいものですが、忙しくてできなかったことをやるチャンスともいえます。スキルアップや業務の改善など、当記事で紹介したアイデアを参考に、ぜひ有効に使ってみてください。
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