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2024.02.25

「胸襟を開く」ってどんな意味? 胸を開く?? 読み方や例⽂・類義語を解説!

「胸襟を開く」とは「心に思っていることをすべて打ち明けること」をいいます。隠し立てなく、何でも言い合える関係性の友人などがいると、心強いですよね。聞きなれない言葉かもしれませんが、どんな使い方をするのでしょうか。本記事では「胸襟を開く」の読み方や意味、言い換え表現を解説します。

「胸襟を開く」という言葉。今までに、使われたことはありますか? 日常ではあまり使うことがない言葉かもしれません。この機会に「胸襟を開く」の読み方や意味、類義語を覚えておきましょう。

「胸襟を開く」の読み方や意味とは?

「胸襟を開く」は、「きょうきんをひらく」と読みます。「心に思っていることをすべて打ち明けること」です。「隠し立てせずに、胸の内を話すこと」という意味を持つことわざになります。

信頼している相手や、気心の知れた友人や仲間に使われることが多いです。また、普段言えない本音を思い切って相手に伝える場合に使うことがあります。その一方で、切羽つまったり、追い込まれたりして、隠し立てできなくなった際にも「胸襟を開く」という表現を使うことができます。

由来

「胸襟」とは「胸」と「襟(えり)」を指します。昔から考えるときは、頭ではなく胸で考えるとされてきました。人の気持ちを表す際には、胸の内、心の中といったように、胸や心という表現を使いますね。

「胸襟を開く」は、転じて「心の中を開く」を表します。そこから「隠し立てせずに打ち明ける」「心の中に思っていることを話す」という意味を持ちます。

使い⽅を例⽂でチェック!

「胸襟を開く」は、普段使いすることはあまりないかもしれませんが、覚えておいて損はしません。この機会にしっかりと押さえておきましょう。ここでは、具体的な使い方を例文でチェックします。

私には胸襟を開いて話せる大切な友人がいます。

日常会話で使用する場合の「胸襟を開く」の例文です。自分の本心を包み隠すことなく話せる友人がいることを表しています。

これ以上、嘘はつけない。胸襟を開いて話すしかない。

こちらは、相手に追い込まれたときに使う例文です。隠し事をしようと噓を重ねると、墓穴を掘ってしまうことがありますよね。結局は、自分の本心を話そうと決めたことを表しています。

思い切って上司に胸襟を開いて話してよかった。

「胸襟を開く」は、ビジネスでも使えます。この例文では、たとえば悩み事や困っていることなどを上司に思い切って相談した末に、よい結果となったことを表しています。

机を間に向かい合って話をする2人の写真
(c)Shutterstock.com

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「胸襟を開く」を言い換えるとしたら、どのような表現があるのでしょうか。ここでは、似た意味を持つ言い換え表現を読み方とともに4つ紹介します。一緒に見ていきましょう。

述懐(じゅっかい)

意味は「心中の思いをのべること」をです。他にも「思い出などをのべること」、また、「不平や不満、愚痴(ぐち)をいうこと」という意味も。

「彼は現在の心境を述懐した」といった使い方があります。

吐露(とろ)

意味は「考えや気持ちを隠さずに打ち明けること」。思い切って話す、やっとの思いで話すという意味合いが強い言葉です。

「彼女は辛い経験を友人に吐露して、気持ちが楽になった」といった表現ができます。

披瀝(ひれき)

あまりなじみがない言葉ですが、「心の中を包み隠さずに打ち明けること」という意味です。言いにくいことを打ち明けるという意味合いがあります。

「彼は誰にも言ったことのない秘密を披瀝した」などの使い方が可能です。

パソコンの前で頭を抱え悩んだ様子の人の写真
(c)Shutterstock.com

虚心坦懐(きょしんたんかい)

「心になんのわだかまりもなく、素直な心で物事に対すること」を表す四字熟語です。「虚心」は心が素直でわだかまりがないこと、「坦懐」は広くて平らな心、という意味があります。

「彼の虚心坦懐な態度に、彼女の心も次第に開いていった」というような表現ができます。

英語表現は?

「胸襟を開く」のニュアンスとまったく同じ英語はありませんが、似たような意味を持つ英語表現を紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

to be frank

「to be frank」は、日本語に訳すと「率直に言うと」や「はっきり言うと」という意味になります。「frank」は「率直な」「正直な」という意味。本心を話す場合に、「To be frank, ~」と文頭に使うことができます。

To be frank, I don’t agree with your plan.
(率直に言って、私はあなたの企画に同意しません)

to tell you the truth

「to tell you the truth」は、「実のことを言うと」という意味です。「truth」は「真実」という意味。本音を話す場合に、ピッタリの英語表現といえるでしょう。

To tell you the truth, I don’t forgive him.
(実のことを言うと、私は彼を許していません)

speak (one’s) mind

「speak (one’s) mind」を日本語に訳すと、「本音を話す」という意味です。自分の強い意見や考えていることを伝えるときに使うことが多いでしょう。

Sometimes, it’s hard to speak my mind in front of lover.
(時には、恋人の前で自分の本音をはっきり言えないこともある)

携帯で話をしている人とその後ろに立つ人の写真
(c)Shutterstock.com

最後に

「胸襟を開く」は「心に思っていることをすべて打ち明けること」です。ビジネスであれば信頼できる上司や同僚、プライベートであれば家族や昔からの親友など、本音を話せる相手がいると、気持ちも穏やかになりますよね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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