“Please ~.”の使い方に注意!
英語で「私の言っていることがわかりますか?」と聞きたいとき、「Do you understand?」という表現を思い浮かべる人も多いと思います。
でも実際には、「Do you understand?」には少し上から目線のニュアンスが。
そのため、上司から部下、または親から子どもに問いかけるような場合以外では、あまり使われないということをお伝えしました。
詳細はこちら>>Do you understand?=「わかりますか?」と思ったら… 違う!?
このように、学校の授業で習ってたけれど、実は使い方には注意が必要な表現というものがいくつかあります。
“Please ~.”という表現もそのひとつ。
たとえば、会社で「この書類のコピーをお願いします」と言いたいとき。
「Please copy these documents.」と言いたくなると思います。
命令形に“please”をつければ丁寧になると習ったと思うので、問題ないと思われがちですよね。
もちろん文法的にはなんの問題もないのですが、たとえ“please”をつけても命令形なので、シチュエーションによっては失礼な印象を与えてしまう可能性が!
依頼をしたいときには、次のような形で言うと良いでしょう!
「Will you copy these documents?」
「Can you copy these documents?」
「Would you copy these documents?」
「Could you copy these documents?」
動詞の前に“possibly”や“please”をつけたり、あるいは文末に“please”をつけたりすれば、さらに丁寧な響きになりますね!
では、“please”はどんなときに使うのかというと、依頼ではなくて申し出や勧めを表すときに使うと自然。
「Please come here.」(どうぞこちらへ)
「Have a seat, please.」(お座りください)
最後に、次の表現も覚えておくとビジネスシーンで役立つはず! 手紙やメールなどで丁寧に依頼したいときに使えます。
「I would be grateful if you could ~.」
「I would appreciate if you could ~.」
いずれも「~していただければありがたいのですが」というような意味です。
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。