後藤晴菜アナは、ヨガインストラクターとしても活躍
今回は、みなさんが思い描くであろう“アナウンサーの仕事”を超えた、日本テレビアナウンサーの新しい挑戦をご紹介します。
まずは、私のふたつ後輩、後藤晴菜アナの「新しい挑戦」について。
学生時代は陸上に打ち込んでいて、朝の情報番組「バゲット」内のトレーニングコーナーでも身体能力の高さ、柔軟さを発揮していた後藤アナ。去年、ヨガインストラクターの資格(RYT200)を取得しました! これは実技と座学を含む200時間のカリキュラムを経てようやく取得できるものです。
コロナ禍で出来ないことが増えてしまった中で、新しい何かにチャレンジしようと始めたそうですが、通常業務と並行してヨガの歴史や身体の仕組みなどをノートに書きこんで勉強している姿は、見ていて本当に頭が下がる思いでした。
▲後藤アナとはカレー仲間で、コロナ禍前はよく一緒にカレー屋巡りをしていました。
後藤アナとはスポーツ中継など数々の仕事を一緒にしてきましたが、現場からのリポートなどでも目の前で起きていることを的確に、短い時間で伝えることが上手いなぁといつも感じています。
本業と全く違うことをしているように見えるかもしれませんが、この能力はヨガの仕事にも活かされています。ヨガインストラクターとして美しい動きをお手本で見せつつ、ポーズや効かせたいポイントなどの説明はアナウンサーらしく言葉で細やかに伝えてくれるので、私のような運動が苦手な人間にとっても後藤アナのレッスンはとても分かりやすいです。
現在、後藤アナは産休中ですが、今もオンラインフィットネス「トルチャ」で妊婦さんでもできるヨガなどが配信中です。
郡司恭子アナを中心になり、アナウンサーの声を形にしたアパレル事業がスタート
また、日本テレビアナウンサーの声から、新しく「Audire(アウディーレ)」というアパレル事業が始まりました!
もちろん色々な人の力を借りながらではありますが、アナウンス部のファッション番長、郡司恭子アナ(こちらも私のふたつ後輩です)を中心にコンセプト作りからデザイン、生地選び、撮影手配やECサイト設計までアナウンサーが行っています。
プロジェクトの立ち上げから約1年。すべてが手探りで始まった分、乗り越えなくてはならない障壁は多く、郡司アナの情熱なくしてはここまで来られなかったと思います。
たとえばコンセプト作りに関しても、状況や環境によって、人が洋服に関して思うこと、求めるものは様々です。
動きやすいもの、着心地がいいもの、仕事でも休みの日でも着られるもの、やっぱりポケットはほしいよね、など、現代を生きる女性として、そして日本テレビで働くアナウンサーとしてみんなで意見を出し合いました。
この「Audire」の洋服を通して、私たちの思いを感じていただけると嬉しいです。
▲9月22日ローンチの記者会見で郡司アナと。
社会人として、「新しい筋肉」が身につきました
アナウンサーというのは、実は仕事の最後尾、末端しか知らないことが多くあります。
番組の企画を立て、スポンサーを募り、美術セットなどを決める… そんな前段階のことなどはあまり知らないまま、コンセプトや構成など何もかもができあがったところに、私たちは投入される、という場合がほとんどです。出演者という立場でもある以上、あまり知らなくていい、という空気に甘えてもいました。
それが今回、事業計画を立てる、社内調整をする、交渉を進める、など、郡司アナも記者会見で「新しい筋肉を身につけた気がする」と言っていましたが、私自身も会社員12年目にして成長できたように感じています。
DMを送ったことで実現した、Oggiでのコラム執筆
また、私のこのコラムも「新しい挑戦」のひとつです。
アナウンサー生活も10年を過ぎたころ、テレビ以外のものでじっくり発信してみたい、という思いが湧いてきました。
日々働く中で感じたことを丁寧に伝えられる場所ってどこだろう、と考え、まず頭に浮かんだのがOggiでした。ファッションに加え、“働く”ことと明るく向き合っていて、コラムやインタビューなど読み物も充実している印象。
編集部の方たちと何かさせてもらえないだろうか… いや無理だろうな…でも聞いてみるだけ聞いてみよう…! ということで、なんのツテもないので、いきなりインスタグラムのOggiアカウントにDMを送ったのです。
折り返し連絡をくださり、こうしてコラムを書かせていただくようになりましたが、改めて懐の深いOggiの皆様には感謝しかありません。
テレビとは違う反応をいただけることも多く、勇気を出して一歩を踏み出して良かったなと感じるばかりです。
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。Instagram → @tokushima_erika