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LIFESTYLE

2022.08.30

シーン別「大丈夫です」の言い方を紹介! 英語表現もあわせて解説します

「大丈夫」とは、「危なげがなくてしっかりしているさま」「間違いがないこと」などの意味を持ちます。受け入れるときの「大丈夫」、断るときの「大丈夫」など、同じ「大丈夫」でも、全く反対の意味を持っているのが難しいところ。今回はシーン別に「大丈夫です」の使い方を紹介。

「大丈夫です」とは?

親指をたてている
(c)Shutterstock.com

皆さんは、どんなタイミングで「大丈夫です」という言葉を使いますか? 断る意味で「大丈夫です」と言ったつもりが、承諾と捉えられてしまったりなど、すれ違った経験をしたことのある方も少なくないのではないでしょうか。

汎用性が高い分、使い方によっては誤解が生じてしまうこともしばしば。ビジネスシーンだけでなく、日常的にも使われることの多い「大丈夫です」という表現について迫ってみましょう。

「大丈夫」の意味

まずは、「大丈夫」の意味からおさらいします。「大丈夫」は「危なげがなくてしっかりしているさま」という意味と「間違いがなくて確かなさま」という意味を持つ言葉です。例えば、「このサイトは大丈夫なウェブサイトですか?」「彼女の風邪はもう大丈夫だ」などと使ったりしますね。

また、近年では肯定をする場合でも否定をする場合でも「大丈夫」ということがあるため、時として混乱が生じることがあります。どのようなシーンによって意味が変わってくるのかを、次の項目で解説しましょう。

肯定する場合の「大丈夫です」を使うシーン

右目の前でOKサインする女性
(c)Shutterstock.com

「大丈夫です」はもともと肯定のニュアンスを含んだ言葉でした。どのような場合に、肯定の意味としての「大丈夫です」が用いられるのか確認してみましょう。

「問題ない」という意味での「大丈夫です」

例えば、「明日までに、打ち合わせの資料を用意してもらえませんか?」という依頼に対して、「可能である」「問題ない」という場合。この場合には、「大丈夫です」を用いることができます。ただし、「大丈夫です」はくだけた印象を与えるため、ビジネスシーンなどにおいては、「承知しました」や「問題ありません」などを使ったほうが丁寧だといえるでしょう。

否定する場合の「大丈夫です」を使うシーン

手のひらを前に出す女性
(c)Shutterstock.com

混乱を招きやすいのが、この否定をする際の「大丈夫です」になります。肯定のシーンの例では多くの場合が、承諾と受け取ってもらえますが場合によっては拒否されたように受け取る人も。

「必要ありません」という意味での「大丈夫です」

例えば、「今このキャンペーンに応募すると、お得な景品がついてきますがどうしますか?」といった勧誘を断りたい場合に「大丈夫です」と答えてしまうと、了承だと認識されてしまうことがあります。

「大丈夫です」の言い換え表現とは?

メモに書き込むふたりの手
(c)Shutterstock.com

時と場合によって「大丈夫です」の意味合いが異なるため、自分と相手とで誤解が生じてしまうことも多いです。そのため、確実に肯定、もしくは否定をしたい場合には、「大丈夫です」以外の表現を使った方が良いでしょう。では、実際にどのような言い換え表現があるのか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1:かしこまりました

「大丈夫です」では、肯定か否定かが分かりづらく、誤解を生じやすいです。同様に「結構です」といった表現も、どちらのシーンでも使うことができます。そのため、相手に受け入れることを伝えたい場合には、「かしこまりました」という表現をするのが良いでしょう。

「OKです」や「分かりました」よりも、かしこまった表現ですのでビジネスシーンでも用いることができます。

2:承知しました

「かしこまりました」と同様に、相手の提案を肯定するシーンで用いることができます。「かしこまりました」よりも口の動きがシンプルなので、会話の中で使いやすい表現です。

3:お気になさらないでください

相手に謝罪された時の受け応えとして「大丈夫です」を使うこともありますよね。この場合の「大丈夫です」は、「気にしないでくださいね」というニュアンスを含んでいます。

4:遠慮させていただきます

相手の提案や誘いを断りたい場合には、「大丈夫です」よりも、「遠慮します」や「遠慮させていただきます」という表現が適切といえるでしょう。断る場合は、「お気持ちは嬉しいですが、今回は遠慮させていただきます」などと一言添えると、柔らかく丁寧な印象になりますよ。

「大丈夫です」は使わない方が望ましい?

先述したように、「大丈夫です」はどちらともとれる曖昧な表現です。そのため、できるだけ避けたほうが無難といえるでしょう。特に、ビジネスシーンではミスを誘発してしまう可能性があるため、意識して別の表現をした方が安心です。

また、「大丈夫です」はややカジュアルな表現ですので、かしこまった場面では先に紹介した言い換え表現などを用いることをおすすめします。

「大丈夫です」の英語表現とは?

文字を書いてる手
(c)Shutterstock.com

最後に、「大丈夫です」の英語表現について紹介します。日常会話において覚えておくと非常に便利な表現ばかりですので、旅行に行った際や、英語圏の人と会話をする際に活かしてみてくださいね。

肯定の意味を持つ英語表現

肯定の意味を持つ英語表現は、「It’s OK」「I’m fine」「alright」「good」などが挙げられます。これらの表現は「問題ありません」というニュアンスで使われる英語表現です。

否定の意味を持つ英語表現

基本的には、「No」や「Not」という否定形を用いて表現します。例えば、「Don’t worry about that」「No, I’m fine」という表現。こちらの表現は、「必要ありません」という否定の意味合いで用いられます。

相手に「大丈夫ですか」と質問したいときの英語表現

日本語でも、相手に許可を取る際などに「大丈夫ですか?」と聞いたりしますよね。英語では「Would you mind if~?」という表現を用いて、「~しても大丈夫ですか?」と許可を取ります。

注意しなければならないのは、このタイプの質問の受け応えです。肯定をする場合は「No」、否定をする場合は「Yes」を使います。日本語と反対で混乱しやすいため注意しましょう。

最後に

「大丈夫」の意味は、「危なげがなくてしっかりしているさま」「間違いがないこと」。今回は様々な意味を持つ「大丈夫です」のシーン別の使い分けや、言い換え表現、英語表現などを紹介しました。

使いやすい表現なので無意識に使ってしまいがちですが、場合によっては全く反対の意味に受け取られてしまう可能性があるため、使うタイミングを考える必要がありますね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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