あなたにはどちらが響く? ことわざの英語表現
突然ですが、タイトルの英文「Slow and steady.」とはどのような意味かわかりますか? 「Slow and steady wins the race.」という形でも使います。
正解は、直訳すると「ゆっくり、じっくり」なので、日本語の「急がば回れ」ということわざの意味。
「急がば回れ」とは言わずもがな、「急いでいるときこそ、遠回りでも安全で確実な道を選んだほうがかえって得策」というような意味ですよね。
他方で、「Strike while the iron is hot.」ということわざもあります。これは「鉄は熱いうちに打て」つまり「善は急げ」ということ。
このように、たとえば「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」のように、一見矛盾しているようにも感じられる、真逆の意味をもつことわざもあると思います。
でもどちらもそれなりに道理が通りますし、片方が正解というより状況次第でマッチする言葉が変わってくるだけなのだと思います。
そこで今回は、相反する意味をもつような表現をピックアップ。あなたのいまの状況には、どちらの言葉が響きますか?
◆「It is no use crying over spilt milk.」(覆水盆に返らず)
◆「Tomorrow is another day.」(明日は明日の風が吹く)
◆「All is well that ends well.」(終わりよければすべて良し)
◆「A good beginning makes a good ending.」(始めよければ終わり良し)
◆「Two heads are better than one.」(三人寄れば文殊の知恵)/「Many hands make light work.」(人手が多ければ仕事は楽)
◆「Too many cooks spoil the broth.」(船頭多くして船山に登る)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。