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2022.07.14

採卵後、2度目の生理待ち。1週間ズレで妊娠検査薬を…<30代の不妊治療vol.105>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.105。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、体外受精の採卵後、2度目の生理待ちをしていたときの話。

これはもしかして…【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、移植のことばかりを考えて検索がやめられなくなったときの話をお届けしました。今回は、体外受精の採卵後、2度目の生理待ちをしていたときの話です。あまりにも遅いので妊娠検査薬を使ってみました。

生理周期がズレてないのに1週間こない

(c)Shutterstock.com

採卵周期を経て、7つの胚盤胞を凍結した私たち夫婦。1回のお休み周期を経て、生理がきたら不妊治療を再開する予定だったのですが、待てど暮らせど肝心のリセットが全然こない。

どうしてこんな時に限って…。おりものに混ざったような茶色の出血が確認できたのが、予想していた生理日でした。それから一週間、長いリセット待ちに突入。一週間が過ぎても来ない。これは…、

「私、妊娠してるのかも」

「え!?」

「こんなにズレることないもん」

「マジか!!! 妊娠検査薬って駅の薬局にあるかな。すぐ買ってくる」

と、勢いよく家を飛び出していった夫。リセットが来ない以外これといった体調の変化はないけれど、なんとなくできたのではないかという予感がありました。

夫が薬局で買ってきたのは、スティックタイプの妊娠検査薬です。先端に尿をかけて、そこに含まれる妊娠ホルモン(hCG)を検出する使いきりタイプ。

見た目や使い方は、以前お話した排卵検査薬とほとんど同じなのに、こちらは2回分で500円もしないくらい価格だったそう。安くてびっくりしました。

箱には99%の正確さと書いてありました。トイレへ行って使ってみると…、すぐに線が。

「みて」

「お!」

「判定1分って書いてあるけど、すぐに線がでた」

「おぉー! ついにきたか、やったー! このタイミングでできたかぁ。妊活、妊活ってあんなに意気込んでた時は全然うまくいかなかったのに、わからないものだねぇ」

「そうかと思ってたけどびっくりしたー。すぐに病院へ連絡しないと」

「そうだね、いや~ついにわが家に新しい家族かぁ。驚きだなぁ。やっぱり精子の質が改善したことがよかったのかなぁ」

夫はかなり気が早い性格なので、すぐに男の子だったら一緒にキャンプへ行くとか、女の子だったら防犯対策をしっかりしないと心配だとか、かなり先のことを想像しながらハイテンションになり、私はおなかに宿った命の重さにしみじみしながら、2人で喜びをかみしめながら幸せな時間を過ごしました。

不妊治療をやめようと思ったタイミングでいきなり妊娠したという話は聞いたことあったけれど。ここにきて、まさか自分が自然妊娠をするなんて。不妊治療の緊張感から解放され、おなかをなでなでしながら、コロナ禍だけど絶対にこの子の命を守るんだと強く誓いました。

はじめての産科診察。無事に胎嚢を確認

(c)Shutterstock.com

診察の予約がとれたのは、最後の月経から6週間が過ぎたタイミング。カルテが共有されているということで、不妊治療で通院していた総合病院の産科で初診を受けることになりました。

いつも激混みのリプロダクションセンターとは打って変わって、産科の待合室はとても空いていました。夫も付き添ってくれたのですが、産科は待合室にすら本人しか入れず、ロビーで待つことに。

リプロは「不妊治療は2人で」という方針だったけれど、産科は「妊婦と赤ちゃんの安全が最優先」。同じ病院であっても科によって方針が違うんですね。診察室へ入ると男性の産婦人科医、N先生にさっそくエコーでみてもらうことに。

医師「うん、ちゃんと子宮内に着床しているね。この黒い丸が胎嚢っていって、赤ちゃんを包む袋ですよ」

今までエコーで何度も自分の子宮のなかをみていたのですが、初めて着床している状態をみて嬉しくて目がウルウルしました。

「今、6週目ということですか?」

医師「う~んとね、不妊治療の場合と違って、自然妊娠のときは排卵日がいつなのか正確にはわからないんですよ。結構ご本人が思っている排卵日とズレていることは多くて。今日の状態だと5週目相当の大きさです。これが基準になって、次回また成長具合を確認して、出産予定日を決めていく感じになりますね」

たった1週間の誤差ではあるけれど、不妊治療をずっとしていて自分の排卵日がそんなにズレないと知っていたから、少し不安な気持ちになりました。大丈夫なのかな。でもなるべく悪いことは考えないようにしよう…。いい方向に向かうと信じよう…。そう思って、はじめての産科診察ではあまり自分の本音を言えませんでした。

医師「次回は2週間後にまたみせてください」

「母子手帳っていつもらいに行っていいんですか?」

医師「次回、心拍確認ができたらにしましょうか。よかったね、妊娠。これ、ご主人にもみせてあげてね」

そう言って、エコーの写真を1枚渡されました。すごく嬉しくて、折れたら大変だと思って、持っていた本の間に挟んでバッグにしまいました。

医師「何か心配なこととかあったら、いつでも電話してください。こっちが緊急時の出入り口の地図ね」

総合病院なので夜間はいつものエントランスが閉まっていて、裏口から入るように書かれた地図と電話番号が書かれた紙も渡されました。何が起こるかわからない妊娠、出産。嬉しい気持ちと同じくらい不安が押し寄せてきました。

妊娠は病気じゃないというけれど、リプロやほかの科を受診したときにはこのような紙を渡されたことはありませんでした。いざというときがくる確率がそれだけ高いのだと思うとやっぱりドキドキします。

不妊治療だけじゃない。妊娠してからの検査も自費

(c)Shutterstock.com

初めての産科での検診を終え、お会計をすると費用は6,000円でした。体外受精の採卵のときみたいに何十万もかかるわけではないけれど、妊娠してからの検査も自費なのかぁとびっくり。

自治体の多くで妊婦検診の補助や助成をしていますが、妊娠届を出して母子手帳をもらうタイミングで一緒に渡されるようです。なので、心拍確認ができて、医師から「役所へ行ってきてくださいね」と指示を受けるまでは、基本的に全額自費で検診を受けることになります。

診察とお会計を済ませて、ロビーで待っている夫の元へ。

「早いね」

「リプロと違って、めっちゃ空いてた。これ、エコー写真」

「うわ~、これが赤ちゃんか」

「これは胎嚢っていう赤ちゃんが包まれている袋らしいよ。この中に赤ちゃんが住んでるイメージみたい」

「これからいよいよ移植っていう場面で唐突にやってきた奇跡のベビーだなぁ」

「胚盤胞を凍結して、状況的にはひと段落ついてたから、ホッとした矢先にって感じだよね。先生には今5週目相当って言われたんだ。自分で思っている排卵日とズレることがあるから次回大きさを計って成長を比較するって…」

「ほーう、そういうもんなんだ。大きくなれよ~」

エコー写真を愛おしそうにみつめる夫。排卵日って一週間もズレるのかな…。タイミングをとった日からカウントしても、少し成長がゆっくりじゃないかな…。そんな不安な気持ちを、ここでも口にできませんでした。

初めての妊娠だからしょうがない。嫌な予感、全部私の気のせい…。そう思いたかったのですが、診察の翌週から、少量の出血が始まってしまいました。

そして結果から言うと、この妊娠はそう長くは継続できなかったのですが、その経過はまた次回以降ゆっくりお話していこうと思います。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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