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LIFESTYLE

2022.05.13

梅雨前線とは5~7月頃に現れる停滞前線のこと! 雨が降る仕組みなども解説

梅雨前線とは春から夏に変わるときに現れる停滞前線のことで、日本を含む東アジア一帯に雨季をもたらします。なぜ梅雨前線が現れると雨が降るのか、また、梅雨の時期の終わりに見られる豪雨についてわかりやすくまとめました。梅雨入りや梅雨明けの判断基準も紹介するので、ぜひご覧ください。

梅雨前線とは雨をもたらす前線のひとつ

(c)Shutterstock.com

梅雨前線(ばいうぜんせん)とは、雨を降らす前線のひとつです。

なお、前線とは、異なる気団(水蒸気量や気温がほぼ一定の空気のかたまり)がぶつかって、混じり合わずに作られる境目を指します。梅雨前線は北のオホーツク海気団と南の小笠原気団がぶつかって生じる前線です。

オホーツク海気団の「温度が低く水蒸気量が多い」という特徴と、小笠原気団の「温度が高く水蒸気量が多い」という特徴が活かされ、広い範囲に雨を降らせます。

梅雨前線が停滞すると雨季になる

オホーツク海気団と小笠原気団の勢力がほぼ均衡していると、梅雨前線は停滞し、その場に留まります。日本の上空に停滞しているときは雨季(梅雨)となり、長期にわたって雨が降り続くでしょう。

ところで、気団がぶつかっても、ゆっくりとぶつかるときは空気が混じり合い、境目が生まれず、前線も生じません。しかし、気団が勢いよくぶつかると、すぐに空気は混じることがなく、前線となって停滞することがあります。

梅雨入り・梅雨明けは入れ替わりの中日

オホーツク海気団と小笠原気団がぶつかって梅雨前線が生じると、上空では梅雨に入る準備が整ったことになります。しかし、梅雨前線が生じただけでは、梅雨入り(つゆいり)とは呼びません。

実際に雨が降り続き、明らかにそれまでとは天候が変わったときに「梅雨(つゆ)」と判断できるでしょう。

比較的晴れが続いていたときから雨が多い時期に変わるとき、おおよそ5日程度の入れ替わりの時期が生じます。その入れ替わりの時期の真ん中の日が「梅雨入り」です。

そのため、通常は雨が多くなってから3日目程度が梅雨入りとなりますが、入れ替わりの時期が長いときは梅雨入りの日もずれることがあります。

また、「梅雨明け(つゆあけ)」も同様に、入れ替わりの時期の中日です。雨が減り、晴れの日が増えてきたときは、その変わり目の時期の真ん中の日を梅雨明けとし、本格的な夏が始まります。

秋雨前線との違い

秋雨前線(あきさめぜんせん)とは、北の移動性高気圧と南の太平洋高気圧(小笠原気団)がぶつかってできる前線です。梅雨前線と同じく、水蒸気量の多い気団がぶつかることでしばらく雨の日が続きます。

しかし、秋雨前線では移動性高気圧がぶつかっているため、梅雨前線ほど長期的に停滞することはあまりありません。また、梅雨前線と比べるとやや北に停滞するため、北日本や東日本の雨量が増える傾向にあります。

台風の時期が重なると雨量が増える

秋雨前線が日本の上空に停滞するのは、9~10月ごろです。台風の時期と重なったときは、雨量が増えることがあります。特に北日本と東日本は大雨になることもあるので注意が必要です。

秋雨前線は北の移動性高気圧が南の太平洋高気圧を押す形で移動します。太平洋高気圧は夏らしい気候を呼ぶ高気圧なので、秋雨前線がなくなることで日本は本格的な秋に突入するでしょう。

梅雨前線ができる仕組み

(c)Shutterstock.com

梅雨前線は、オホーツク海気団と小笠原気団がぶつかることで誕生する前線です。ぶつかり合うときはどちらも同程度の勢力のため、長期間停滞することになります。

停滞する期間は年によって差はありますが、平均約40日です。日本は長期的な雨季(梅雨)に入り、傘が手放せない状況が続くでしょう。

一般的に暖気団(梅雨前線のときは小笠原気団)は寒気団(同、オホーツク海気団)よりも軽いことが特徴です。軽い暖気団が重い寒気団とぶつかると、暖気団は急激に上空へと移動することになります。上昇する際に雨雲が発生するため、降雨量が増えるでしょう。

オホーツク海気団と小笠原気団の勢力は、いつまでも互角というわけではありません。徐々にオホーツク海気団の勢力が増し、梅雨前線が北に押し上げられ、日本上空からなくなります。

そのため、梅雨明けは北の地域が南の地域よりも遅くなり、本格的に夏になるのも北の地域のほうが遅いです。

前線に近い地域は強雨が降りやすい

梅雨前線は、オホーツク海気団と小笠原気団がぶつかっている場所です。ぶつかった場所では小笠原気団が上昇して雨雲を作るため、前線に近い地域は強い雨が降りやすくなります。

天気予報を見るときは、お住まいの地域に梅雨前線がかかっているかどうかに注目してください。前線がかかっているときは、いつもよりも厳重に雨対策をしてから出かけるようにしましょう。

梅雨末期の豪雨に注意

(c)Shutterstock.com

秋雨前線と台風が重なると、大雨が降りやすくなります。一方、梅雨時期も豪雨が降ることもあり、注意が必要です。

特に6月末~7月初の梅雨時期の終わり頃には、豪雨が降りやすくなります。これは梅雨末期には小笠原気団の勢いが増し、南西~南から温かく水蒸気量の多い空気が入り込みやすくなるために起こる現象です。

豪雨被害が広範囲に及ぶこともある

梅雨末期の豪雨は、広範囲に及ぶことも少なくありません。東シナ海から大量の水蒸気を取り込むと、積乱雲が次々と発生して移動し、場合によっては300km程度の範囲に広がることもあります。

九州や四国、中国地方などの西日本では一帯が覆われ、豪雨が続くことも多いです。また、台風の発生と重なったときも大雨が降りやすくなるので注意しましょう。

警戒レベルと避難基準

豪雨が降るときは、気象庁の情報をこまめに確認し、適切な行動をとる必要があります。警戒レベルごとの避難基準を覚え、大切な命を守りましょう。

1早期注意情報災害の心構えを確認

警戒レベル 気象庁による警報・注意報 避難基準
5 大雨特別警報
氾濫発生情報
直ちに安全確保
4 高潮特別警報
土砂災害警戒情報
氾濫危険情報
危険な場所から避難
3 大雨警報
洪水警報
氾濫警戒情報
危険な場所から高齢者などは避難
2 高潮注意報
大雨注意報
洪水注意報
避難行動を確認

こまめに天気予報をチェックしよう

(c)Shutterstock.com

梅雨の終わりに近づくと、豪雨が降りやすくなるので注意が必要です。また台風と重なるときも大雨が降りやすくなります。こまめに天気予報をチェックし、災害に備えておきましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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