「定食」は何の略?
ファストフードやレストランで見る、焼き魚定食や生姜焼き定食、野菜炒め定食。実は、この「定食」という言葉は略語なんです。
どんな言葉の略か知っていますか?
答えは「一定+食事献立」
「定食」は、「一定+食事献立」の略です。正解できましたか?
定食の意味は、デジタル大辞泉では「あらかじめいくつかの料理の組み合わせを決めてある献立」とありました。海外のようにコース料理や一品ずつオーダーするのではなく、一度にたくさんのメニューを堪能できる食事のことをさします。この定食文化は日本ならではのことなんですよ。
また、私たちがさまざまな食べ物を楽しめる一方で、お店側の視点で考えると、食材の仕入れを安定させるためにも、献立を固定した方が料理もお金も合理的になりますね。
定食のはじまりは、江戸時代だといわれ、参勤交代をする武士のために定食屋が生まれたそう。そのときの食事は、ご飯、汁物、主菜、漬物をセットにしたもの。現在と同じような構成ですね! 江戸時代から受け継がれていたとは驚きです。
定食はおかずに目がいきがちですが、実はご飯が主役。ご飯をおいしく食べられるようにおかずが考えられています。三角食べをすると、より食事がおいしくなり、消化もしやすくなります。
最後に好きな定食ランキングを紹介します。
ランキング上位には、からあげ定食、とんかつ定食、ハンバーグ定食が並び、どれもお肉料理がランクインしていました。ほかにも刺身定食、天ぷら定食も人気です。みなさんの好きな定食はなんですか?
TOP画像/(c)Shutterstock.com