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2022.04.16

「お願い申し上げます」は依頼するときに使う言葉|言い換え表現を詳しく解説!

お願い申し上げますは、依頼するときに使われる言葉です。江戸時代から使われており、意外にも歴史が深いとされています。この記事では、シーン別の使い方や言い換え表現をご紹介します。メールでどのように「お願い申し上げます」を使うべきか悩んでいる方は参考にしてください。

お願い申し上げますは「依頼するとき」に使う

(c)Shutterstock.com

お願い申し上げますは「依頼するとき」によく使われる言葉です。この言葉を3つに分けてみます。

「お願い」は、願いに尊敬語の「お」を付けた表現です。「申し」は、言うの謙譲語です。そこに「上げる」という補助動詞を付けて「ます」の丁寧語を繋げています。この3つの言葉がくっついて、お願い申し上げますができています。

お願いする相手に対して敬意を示し、へりくだったニュアンスがあります。申しと上げるが使われているため、二重敬語となりますが、現在では問題ありません。ビジネスシーンでも十分に使えます。

お願い申し上げますとお願いいたしますは使い分ける

お願い申し上げますとお願いいたしますは、ほとんど同じ意味です。しかし会社によっては、使い分けが必要な場合があります。お願いいたしますは「お願いする」の丁寧な表現のため、相手に対して敬意を示せますが、強めのニュアンスも含まれます。

しかしお願い申し上げますは「お願いを言う」という柔らかい表現も含まれます。そのため、より丁寧な表現となるため、ビジネスシーンで丁寧に依頼したいときには「お願い申し上げます」を採用したほうが無難です。

会社によっては、お願いいたしますを使うべきと決めているところもあるため、書類やメールを作成する場合は、使い分けに注意しましょう。

連続して使わないようにする

お願い申し上げますは、連続して使わないようにしましょう。例えば「ご了承頂きますようお願い申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」です。同じ文末表現を使ってしまうと読みにくく、くどい印象になります。

2回連続で使ってしまいそうになるときには、1文にまとめるか言い換え表現を使って重複を避けるようにしてください。ちなみにお願い申し上げますとおねがいいたしますが混在していても問題はありません。

【シーン別】お願い申し上げますの使い方3つ

(c)Shutterstock.com

お願い申し上げますは、シーンによって使い方が変わります。代表的なものは、以下の3つです。

1. メールでよく使う「何卒〜お願い申し上げます」
2. 年賀状の挨拶で使う「賜りますようお願い申し上げます」
3. 何度もお願いするとき「重ねてお願い申し上げます」

それぞれ例文と一緒に使い方を解説するので、ビジネスメールや年賀状、書類を作成する際にはぜひ参考にしてみてください。

1. メールでよく使う「何卒〜お願い申し上げます」

メールでよく使う表現は「何卒〜お願い申し上げます」です。「何卒」とは、相手に強く願う気持ちを表しています。「どうぞ」や「ぜひとも」にも言い換えられますが、口語的表現となり、ビジネスシーンにはそぐわないため何卒が使われています。

また何卒とお願い申し上げますの間に言葉が入らないこともあります。何か確認や目を通してもらいたいときは、間に動詞を入れるとこちらの願いが伝わりやすくなるでしょう。以下の例文も参考にしてみてください。

〈例文〉
・お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
・何卒お返事くださいますよう、お願い申し上げます。

2. 年賀状の挨拶で使う「賜りますようお願い申し上げます」

年賀状の挨拶で使われるのは「賜りますようお願い申し上げます」です。「賜る」はもらうの謙譲語であり、与えるの尊敬語に当たります。相手に何かをもらいたいときや何かをしてもらいたいときに使いましょう。

年賀状以外にも、会社から出る文章でもよく使われます。以下の例文を参考に使ってみましょう。

〈例文〉
・本年も相変わらずご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
・大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご容赦を賜りますようお願い申し上げます。

3. 何度もお願いするとき「重ねてお願い申し上げます」

何度もお願いをする場合は「重ねてお願い申し上げます」を使いましょう。「重ねて」には同じことを繰り返すという意味があります。連絡をしたにもかかわらず、相手から連絡が来ないときに使われることが多いです。

例文を見ながら使い方を覚えていきましょう。

〈例文〉
・先日ご連絡した○○の件、重ねてお願い申し上げます。

お願い申し上げますの言い換え表現2つ

(c)Shutterstock.com

お願い申し上げますは、言い換えができます。代表的な表現は、以下の2つです。

1. 柔らかな表現になる「〜いただければ幸いです」
2. へりくだった表現「お頼みいたします」

前述しましたが、お願い申し上げますは連続で使ってはいけない決まりがあります。言い換え表現を知っておくことで、より読みやすい文章が作れます。

1. 柔らかな表現になる「〜いただければ幸いです」

柔らかな表現にしたい場合は「〜いただければ幸いです」がおすすめです。「幸いです」には、できればで構わないといったニュアンスが含まれます。お願い申し上げますよりも、強制力は減るため、納期や確実な依頼をしたいときには向きません。

以下の例文を参考に、使ってみましょう。

〈例文〉
・以前ご連絡した件、ご検討の上お返事いただければ幸いです。

2. へりくだった表現「お頼みいたします」

へりくだった表現で言い換えしたい場合は「お頼みいたします」を使いましょう。「頼み」は、頼むという単語に尊敬語の「お」と「ます」を付けて丁寧な表現にしています。相手に何かを検討してほしいときに使います。

以下の例文を参考にしながら、使ってみてください。

〈例文〉
・お忙しいところ大変恐縮ではございますが、参考資料の送付をお頼みいたします。

相手に失礼のないように「お願い申し上げます」を使おう

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お願い申し上げますは、依頼するときに使われます。お願い申し上げますとお願いいたしますは、同様の意味があります。より丁寧に伝えたいときは、お願い申し上げますを使いましょう。

また、連続で使うとくどい印象になるため、注意してください。使い方は、3つあります。どのように使えばいいかイメージできない方は、参考にしながら使う。言い換え表現も覚えておくと、お願いの度合いに合わせて適切な依頼ができるようになります。失礼のないように使いこなしていきましょう。

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