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文房具屋さんや雑貨屋さん、セール会場などに行った時、絶対に必要なわけじゃないのに、つい買ってしまう…。いつも売り切れてるあれが今日は売ってた、だからつい買ってしまう。そんな経験をしたことはありませんか?
人によって度合いは違うものの、誰しもそういった行動をしてしまうことがあります。中には度を過ぎて物を集めすぎてしまう人も…。そんな「収集癖」がある人の特徴や心理、改善方法について、一緒にチェックしていきましょう。
「収集癖」の意味は?
「収集癖」は言葉の通り、「特定の物を、むやみやたらに集めてしまう癖」のこと。同じようなものを必要以上に集めたがる人は、この「収集癖」があるといえます。
「収集癖」という言葉を聞くと、フィギュアやアニメグッズなど、いわゆる「オタクグッズ」を集めるイメージのある人が多いかもしれません。実は、こういったグッズだけでなく、洗剤やティッシュなど、日用品を必要以上に買い集めてしまうことも「収集癖」と呼ばれることがあります。
「収集癖」がある人の特徴
「収集癖」がある人には、一体どのような特徴があるのでしょうか? 複数当てはまる人は要注意かもしれませんね。
物を捨てるのが苦手
「収集癖」がある人は、物を捨てるのが苦手な傾向が。買ったものに対して過剰なほど愛着が湧いてしまうため、「いつか使うかもしれない」と思ってしまうようです。物を買ったものの、一切使わず包装された状態で、置きっぱなしにしているというタイプの人も。
限定品に弱い
「収集癖」がある人の中には、限定品に弱いというタイプも。「期間限定」や「○○店限定」といった限定品があることを知ると、本来必要のないものでも「今買っておかないと後悔する」と、何が何でも手に入れようとしてしまうようです。
負けず嫌い
中には、負けず嫌いが引き金となって「収集癖」を持ってしまう人も。負けず嫌いな人は、人から羨ましがられるようなものを収集する傾向にあります。
このタイプの人は、「純粋に好きだから欲しい」というものでなくても、他の人より早く手に入れたいという心理が働き、結果、「収集癖」がある人になっているのです。
「収集癖」がある人の心理は?
それでは、「収集癖」がある人は、一体どんな心理が引き金となって物を集めてしまうのでしょうか?
安心したい
「収集癖」がある人は、安心したいという心理から物を集めてしまう様子。特にティッシュなどの消耗品に対して「収集癖」が働いている人は、この傾向が強いとされています。物がなくなったらどうしようという不安や心配から、同じものをどんどん集めてしまうのです。
義務感がある
義務感が「収集癖」につながってしまうタイプの人も。こちらは漫画やゲームなどを集める人に多いようです。漫画やゲーム、カードゲームなどはシリーズ化すると、十年単位でシリーズが続くことも少なくありません。
「収集癖」がある人は、こういった「シリーズもの」を一度集め始めてしまうと、「今まで集めてきたから、途中でやめてはいけない」といった義務感を抱いてしまいます。その結果、すでにシリーズに飽きているのに集め続ける、といったことが起こってしまうのです。
ストレスが溜まっている
「収集癖」がある人の中には、ストレスから物を集めてしまう人も。特に限定品など、プレミアものばかり集めてしまう人は、この傾向が強いようです。
こういった、集める難易度の高いものを集めている間は、「プレミアものが手に入った」という満足感からストレスを忘れることができるため、ストレスが解消されない限り「収集癖」が落ち着くことはありません。
「収集癖」があると、どんなデメリットがあるの?
「収集癖」にはデメリットが存在します。一体どんなデメリットがあるのか、確認してみましょう。
1:人間関係が悪化する
「収集癖」がある人は、金欠気味の人が多いです。お金がないときに節約しようとなると、第一に削られるのが「交際費」です。
本来、物の収集は人とのコミュニケーションにつながるものですが、交際費を節約するために人と会う機会が減り、結果、友人等と疎遠になってしまうことも…。
2:お金がかかる
1つ目でも紹介しましたが、「収集癖」の人は金欠気味の人が多いです。物を買うので、当然と言えば当然ですが、「収集癖」がある人は、生活費や貯金を切り詰めてでも収集することが少なくありません。その結果、将来の生活のための準備ができなくなりますよ。
3:場所をとる
アイドルの写真など、小さく薄いものであれば問題ありませんが、物によっては、かなり場所をとってしまうものがあります。特に一人暮らしでワンルームなどに住んでいる人は、収集した物に場所をとられ、生活スペースが狭く窮屈なものになってしまうことも。
実家暮らしであっても、度が過ぎると家族との関係悪化につながってしまうこともありますよ。
実は病気が原因の場合も?
「収集癖」がある人の中には、「ためこみ症」になってしまっている人も。この「ためこみ症」は、元々「強迫性障害」のひとつと言われていました。
この「ためこみ症」は、「物を大量に集める」「整理整頓ができない」「物を捨てられない」という3つの特徴があります。どうしても「収集癖」が止まらなくて不安、という方は一度メンタルクリニックへ相談してみるのも手かもしれませんね。
「収集癖」をやめたい! 改善方法には何がある?
先述の通り、「収集癖」には様々なデメリットがあります。つい物を買ってしまって自己嫌悪になる、という方もいるかもしれません。自分で実践できる「収集癖」の改善方法にはどんなものがあるでしょうか?
置くスペースを決めてしまう
「収集癖」を改善する方法のひとつが、「置くスペースを決めること」です。今からでも簡単に始められる改善方法ですね。
「収集癖」がある人は、制限がないと、際限なく物を集めようとしてしまいます。そのため、「置くためのスペースを決めておき、あふれる場合は買わないか、すでにあるものを処分する」と制限をかけることで、収集にストップをかけることができますよ。
毎月の金額を決める
1つ目と似ていますが、毎月の金額を決めるのも、すぐに実践できる「収集癖」の改善方法です。プレミアものや、かさばるものを買ってしまう人には特に効果的ですよ。1つ目と一緒に実践すれば、更なる効果が期待できます。
ストレスを解消する
「収集癖」がある人の中には、ストレスから物を集める人も。そういった人は、買い物以外の方法でストレスを発散しましょう。
カラオケで熱唱したり、思い切って旅行をしたりするのがオススメです。また運動をすれば、ストレス解消もできる上に、汗をかいてすっきりしたり満足感を得ることもできますよ。
最後に
つい物を買ってしまう、似たようなものを集めてしまうというのは、誰もが一度は経験をしていること。ただし、それが自分で後悔してしまう度合いまで発展してしまわないよう注意が必要です。思い当たる節がある方は、紹介した改善方法を試してみたり、思い切って断捨離を始めるのがオススメですよ。
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