【目次】
・そもそも「酒粕」とは?
・酒粕の栄養素や期待できる効果って?
・酒粕甘酒を使ったおすすめレシピ
そもそも「酒粕」とは?
日本酒を搾るときに生まれる副産物
酒粕とは一般的に、もろみと呼ばれる酒母・麹・蒸米・水からなる、発酵中の液体から日本酒を搾ることで生まれる副産物のことを言います。
搾りカスとはいえこの酒粕には豊富な栄養素が含まれていると言われており、健康だけでなく美容でも注目。
酒粕の栄養素や期待できる効果って?
お通じを改善してくれる
酒粕には食物繊維や葉酸が豊富。
さらにレジスタントプロテインという、油分を消化吸収する前に体外へ排出する作用が期待できるタンパク質の一種も含まれているため、お通じの改善も期待できます。
サプリメントよりも酒粕を含む甘酒を飲んだ方が、健康にも美容にも効果的とも言われ、積極的に飲む人も多いです。
血の巡りをよくしてくれる
酒粕は血の巡りをよくしてくれると言われる食材のひとつ。
血液をサラサラにしてくれる上、健康はもちろん、顔全体のくすみ改善にも効果的。
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美肌に導いてくれる
酒粕にはビタミン類やミネラルが豊富に含まれています。
具体的にはビタミンB1やB2が多く含まれていて、タンパク質の代謝を助けたり、皮膚の健康を維持したりと、肌のきれいをサポートしてくれます。
身体を温めてくれる
酒粕はお湯などに溶かし甘酒として飲用されることが多いですが、この酒粕を使った甘酒には身体をポカポカに温めてくれる効果が期待できます。そのため、身体が冷えやすい人に推奨されています。
ただし、栄養をたっぷり含むといっても酒粕には微量のアルコールが含まれています。
風邪を引いているときなど調子が悪いときは、多量に飲むのを控え、コップ一杯程度の適量に抑えておきましょう。
どうしても甘酒で身体を温めたい場合は、米麹で作られた甘酒に。こちらはアルコールを含まないので、風邪を引いているときでも安心です。
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酒粕甘酒を使ったおすすめレシピ
すりおろしりんご甘酒
ほんのり優しい甘さで飲みやすい、すりおろしりんご甘酒のレシピを紹介します。
【作り方】
1. 酒粕甘酒190gをカップに入れて温める。
2. りんごの皮をむき、すりおろす。
3. [1]に[2]を入れよくかき混ぜたら完成!
甘酒とリンゴの黄金比は3:1。100%りんごジュースでも代用可能です。
ココア甘酒
甘さがプラスされ、ますます美味しい!
【作り方】
1. 酒粕甘酒190gをカップに入れて温める。
2. [1]にココアを入れてよくかき混ぜたら完成!
粉末ココアの量を少しずつ増やしながら、自分の好みの濃さに調整しましょう!
甘酒鍋
身体にもお肌にも嬉しいお鍋!
【作り方】
1. 鶏挽肉250gにせんべい4〜5枚と卵1/2個を混ぜ、丸めてサッとゆでて鶏肉団子を作る。
2. 絹ごし豆腐1丁を角切りにし、しめじやまいたけ、エリンギの石づきを落としほぐしておく。
3. 白滝1個をザク切りにし、小ネギ1袋を4~5センチに切る。
4. ちんげん菜1株は食べやすい大きさに切る。
5. 豆乳1と1/2カップ、味噌大さじ1~2、コチュジャン小さじ2と酒粕甘酒570gを鍋に入れ煮立てる。
6. [5]に材料をすべて入れたら完成!
コチュジャンと味噌は調整しながら好みの味に整えて。身体がほっこり温まるメニューです。