「リボベジ」って知ってる…?
サステナブル料理家の佐々木綾子がお届けする、心と体と環境のケアレシピ「サステナブルレシピ」。楽しくて可愛くて簡単なサステナブルレシピをたっぷりとお届けします!
前回記事▶︎甘いものはカロリーが気になって逆にストレス… そんな時こそギルトフリーなスイーツを♡
今回は「リボべジ(再生野菜)」に挑戦♪
リボべジとは、リボーンベジタブルの略。再生野菜のことです。
お野菜の本来捨てられる根っこやヘタの部分などを育てるもので、収穫して食材としても重宝するし、インテリアグリーンとしても癒やしを与えてくれるのが嬉しいポイント!
今回はそんな再生野菜について、一番手軽な方法や、リボべジにおすすめのお野菜をピックアップしてお伝えします♪
成功するためにチェックしておきたいポイント!
リボべジの栽培方法は大きく分けてふたつあります。水につけて栽培する方法と、土に植える方法です。
家庭菜園に慣れている人や、より長く楽しみたいという人には土に植える方法もおすすめですが、一番手軽にできる方法は「水につけておく」方法!
野菜の根っこやヘタ以外に必要なものは瓶と水だけなので、思い立った時にさっと栽培開始できるのが魅力的。用意する瓶は、底までしっかり洗いやすいものがおすすめです。
栽培方法にはポイントがいくつかあるのでお伝えします。主にこの5つのポイントをおさえれば大体失敗知らずですよ♪
1. 捨てる部分はいつもより少し大きめにカットする
具体的には、根がついているものは下から5cm程度残してカット。新芽などがある場合は(育てるほうに)残しておくとベターです。また、にんじんのヘタなどは薄っぺらい状態では失敗する可能性がありますので、2cmくらいの厚みをもたせてカットすると良いでしょう。
2. 水は毎日替えて、瓶を洗う
夏場は毎日、秋冬でも2日に一度は水を取り替えて、瓶にぬめりがないように洗い、清潔な状態をキープしましょう!
3. 傷んだところは捨てる
育っていく部分と、傷んでしまう部分が出てきますが、傷んだところはすぐに取り除くと他が長持ちします。
4. 水を入れ過ぎない
根があるものは根本のみ水に浸かっている状態、ヘタを育てるものはヘタの下部分が水に浸かっている状態が理想。お水が多すぎると、腐ってしまったり失敗する原因に。
5. 窓際など、適度に日が当たる場所を選んでみて!
お水で栽培する場合、強風などですぐに吹き飛んでしまう可能性もあるので、日当たりの良い窓際などで育てるのがおすすめ。使いたいときにもすぐに収穫できます♪
この条件に気を付ければ、こんな感じにちょっとした小窓でもぐんぐん育ちます♪
▲写真は万能ねぎと三つ葉
でも、どの野菜で挑戦すればいいかわからない! という人のために、育てやすくて使いやすいオススメの野菜をお伝えします!
◆リボべジにオススメの野菜はコレ!
・豆苗
ご存じ豆苗! まずはここからやってみて!
・万能ねぎ
面白いほどにすくすく伸びます。「ちょっとだけほしい」シーンが多い万能ねぎは使い勝手も抜群です♪
・パクチー
同じく、ちょこっと使いたいシーンの多いパクチーもオススメ。
・クレソン
意外にも適しているのがクレソン。ほしいのにお店にない! というときにも安心です。
・小松菜、チンゲンサイ
内側の新しい葉っぱを残しておくとGood!
その他、にんじんのヘタや大根のヘタも、ヴィジュアルが可愛いのでおすすめです。にんじんや大根は、生えてきた葉っぱの部分が収穫できます。炒めて食べると美味しいですよ♡
リボベジで作る「油揚げのねぎピザ」レシピ
では収穫した万能ねぎをたっぷり使って簡単なおつまみを一品♪
◆材料
・油揚げ:1枚
・みそ:小さじ1
・リボベジで収穫した万能ねぎ(小口切り):たっぷり
・シュレッドチーズ:ひとつかみ
・七味唐辛子:お好みで
◆作り方
1. 油揚げの片面にみそを塗り、たっぷりの万能ねぎとチーズをのせる。
2. 油を敷かないフライパンに入れ、フタをして弱火で焼く。チーズがとけて、油揚げの下面がカリっとすれば焼きあがり。
3. 適当な幅にカットし、盛り付けてお好みで七味唐辛子をかける。
ぜひお好みのお野菜でチャレンジしてみてくださいね♪