【目次】
・【眼精疲労】とは?
・【ツボの位置】疲れ目を癒す4つのツボ
・【ツボ押しのやり方】がまんせずにすぐケアを
・【耳のツボ押し】短時間でも血流アップ
・【マッサージ】目を休ませることが大事
【眼精疲労】とは?
■疲れ目の症状
教えてくれたのは… 成田亜希子先生
(一般内科医。日本内科学会・日本感染症学会・日本公衆衛生学会所属)
長時間のスマホやPCなどにより目の疲れがたまって、眼精疲労を起こす人が増えています。
≪眼精疲労の症状≫
眼精疲労は長引く目の疲れによって、目のかすみ・痛み・乾き・充血・流涙・視力低下などの眼症状のほかに、ひどい肩こり・倦怠感・頭痛・めまい・吐き気などの症状を伴います。
スマホやPCの長時間使用を控えたり、コンタクト・メガネの度数が合っているか確認することも大切。また、首・肩のストレッチ運動やゆっくり湯船につかって血行を促進することで頭痛がやわらぐこともあります。
≪おすすめのツボ押し≫
次に紹介する“目の疲れを癒す4つのツボ”を刺激するのもおすすめ。手軽なので小休憩に取り入れられますよ。
さっそく、ツボの位置を確認しましょう。
【ツボの位置】疲れ目を癒す4つのツボ
【1】太陽(たいよう)
こめかみの少し下のくぼんだ部分にあるのが、太陽というツボです。
【2】攅竹(さんちく)
眉と眉の間のややくぼんだ部分にあるのが、攅竹というツボです。
【3】晴明(せいめい)
鼻の付け根部分にあるのが、晴明というツボです。
【4】風池(ふうち)
うなじの付け根の少しくぼんだ部分にあるのが、風池というツボです。
【ツボ押しのやり方】がまんせずにすぐケアを
【1】こめかみのツボ
「PCやスマホをよく使う」「頭痛がある」「肩こりがある」という人におすすめ! ツボ押しのやり方を紹介していきます。
\教えてくれたのは…/
崇志さん
(カイロプラクティックをはじめ、中国推拿整体師療術師・ボディバランスセラピストなどの資格を持つ)
≪ツボ押しのやり方≫
こめかみにあるくぼみを30秒ほど押します。やりすぎに注意しましょう。
【2】眉のツボ
≪ツボ押しのやり方≫
眉の真ん中あたりにある、少しくぼんだ部分を人差し指で30秒ほど押しましょう。
【3】鼻のツボ
≪ツボ押しのやり方≫
人差し指を鼻の付け根にあて、眉頭に向かってグッと押し上げます。30秒ほどキープしましょう。
【4】うなじのツボ
スマホ操作やデスクワーク中の前かがみの姿勢で、頭の重量を支え続けている首。首のハリが原因で、頭痛や眼精疲労・自律神経の乱れに繋がることもあります。ハリをほぐして頭痛を予防しましょう。
≪ツボ押しのやり方≫
▲1. 耳の後方にある出っ張った骨の後ろにくぼみがあります。
▲2. そのくぼみに親指を押し当て、そのまま両手で頭を包み込むようにして下を向きます。
▲3. 手を添えたままゆっくりと顔を上に向け、ツボを押しながら首を元の位置に戻します。次に、指1本分親指を後頭部側にずらして[1]~[2]の動作を行います。さらに親指の位置を後頭部の方へずらし、動作を繰り返しましょう。
ここまでを1セットとし、首がだるく感じているときは5分程度行うのがおすすめです。
【耳のツボ押し】短時間でも血流アップ
■耳のツボはどうやって押すの?
教えてくれたのは… 赤澤純代先生
(金沢医科大学総合内科 准教授。金沢医科大学病院 集学的医療部 女性総合医療センター 副センター長)
全身のツボが100個以上も密集している耳。
血流が上がることで頭痛・耳や目の疲れが楽になることも。
耳ツボへの刺激は、耳や耳のまわりを優しくこね回すようにマッサージをします。短時間でも毛細血管の血流がよくなるので、忙しい人にもおすすめですよ。
【マッサージ】目を休ませることが大事
■眼精疲労を予防するマッサージ
教えてくれたのは… 大貫隆博さん
(整体師・パーソナルトレーナー・ボディデザイナー。整体サロン「カラダファクトリー」などの施設を国内外に300店舗以上運営)
眼精疲労は蓄積してしまうもの。しっかり睡眠をとることが大切です。また、デスクワーク中もこまめに目を休ませたり、こめかみやあご・おでこを刺激することも効果的です。
≪マッサージのやり方≫
▲こめかみを下から上にぐっと持ち上げ、ほぐします。指でぐりぐりしないようにしましょう。
▲左右のアゴを下から上に持ち上げてほぐします。
▲目をとじ、両手で光を遮断しながら眉毛に指をあて、そのまま上に持ち上げます(手のひらをはずしてから目を開けましょう)。
▲目の上や目の下など、目のまわりを指でやさしく流します。