正しい姿勢を保つことや睡眠の質を上げること、こまめなマッサージが大切!
パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、目が疲れますよね。それって「眼精疲労」かも…。
今回、カラダファクトリーの看板整体師・大貫隆博さんに「眼精疲労」の簡単なセルフケアを教えてもらいました。
◆眼精疲労って?
眼精疲労は、同じ場所を見続けることにより、ピント調節をしようとする目の奥や周りの筋肉が固まることで起きています。目の周りの筋肉が固くなることによって、頭や首、肩の筋肉までも連動して固まります。
固まって血流が悪くなることにより、肩こり首こりはもちろん、頭痛や耳鳴り、めまい、自律神経の乱れにつながり、全身の疲労感に影響するだけではなく、とくに、女性にとって気になる、顔のむくみやたるみにつながることも。
◆「姿勢」を気をつけよう
パソコンやスマートフォンを利用するとき、画面をのぞきこむように猫背になっていませんか? 姿勢が崩れると、首が凝ったり、眼精疲労になりやすくなります。
以下の4つをこまめにチェックし、正しい姿勢をキープしましょう。
【正しい姿勢チェックリスト】
✔︎スマートフォンの画面を顔の正面に持ってくる
✔︎頭が前に出たり、下に下がらないようにする
✔︎画面の照度はなるべく周りの環境に合わせ、暗い場所では暗めに設定する
✔︎ブルーライトカットの眼鏡をかけたりする工夫も効果的
◆眼精疲労は蓄積する!「睡眠」が大切
眼精疲労は蓄積してしまうもの。蓄積を解消するために「1日の終わりの睡眠の時間」が大切。睡眠の質を上げるための2つのポイントを紹介します。
【ポイント】
✔︎スマートフォンの画面は早めにオフ
現代人がスマートフォンの画面を見ないという生活はなかなか難しいかもしれませんが、寝る2時間前からスマホはオフにすることがベスト。
✔︎リラックスできる環境づくり
深く眠るためには、体をリラックスモードにすることが大切。目元や首元を温めたり、アロマをたくなど自分が心地よくいられるような環境作りをし、体の力が抜けるようにしてあげましょう。そうすることで深い眠りにつきやすくなり、眼精疲労もリセットしやすくなります。
◆3分でできる! 眼精疲労マッサージ
日頃から意識的に目を休ませてあげましょう。3分でできるマッサージを伝授。
デスクワークの人の理想は、10分~15分に1度遠くを見てほぐすこと。ちょっとした休憩時間に、こめかみやあご、おでこを刺激することも効果的です。
【眼精疲労マッサージの方法】
1. こめかみを下から上にぐっと上にあげ、ほぐしていく
※指でぐりぐりしないようにしましょう
2. 左右の顎をぐっと下から上にほぐしていく
3. 目を閉じてから、両方の手のひらで光を遮断しながら指で眉毛の上を、上に持ち上げる
※手のひらをはずしてから目を開けましょう
4. 目の周りを指でやさしく流す(目の上、目の下)
目の疲れを解消するためにも、日頃からケアをしていくことが大切! 特にマッサージはたった3分でできるため、休憩時間にこまめに行って目を休めましょう。
TOP画/(c)Shutterstock.com
教えてくれたのは… 整体師/パーソナルトレーナー/ボディデザイナー 大貫隆博さん
整体サロン「カラダファクトリー」などフィジカル/ヘルスケア系施設を国内外に300店舗以上運営する(株)ファクトリージャパングループ技術総責任者。技術総責任者として、技術開発から指導などを行うだけでなく、日本最大のファッションショーでは、ステージ前にトップモデルのプロポーションを美しく整える施術を行うなど幅広く活躍。また、女性誌で日常のダイエットやストレッチ指導・監修を行うなど、女性の美しいボディラインづくりに造詣が深い。顧客にモデルやタレントが多く、オススメの施術家として、多数の女性誌にも出演。