【目次】
・彼とのセックスが気持ちよくない… 考えられる原因は？
・気持ちのいいセックスをするための方法
彼とのセックスが気持ちよくない… 考えられる原因は？
そもそもキスが気持ち悪い
キスからはじまり徐々に快感の波がくる… そんな理想のセックスをしたくても、そもそもまずキスが気持ち悪い！ という女性は多いよう。いくら好きな人でも、やりすぎなディープキスには拒否反応を起こすようです。
「彼はキスのときに、ギューッと抱きしめて、舌を奥まで入れてきてキモい。高速で舌を出し入れしたり、耳を舐めてくるのはやめてほしい。耳に興奮するという性的志向ならいくらでも付き合うけど、意味なくベロベロ舐められるのはイヤ！」（26歳・派遣社員）
「そもそも、唾液が入ってきそうで、吐きそうならくらい気持ち悪い。いくら好きでも、舌のベロンとする感じを、長時間されるのは無理です」（28歳・外資系証券会社勤務）
刺激が強すぎて痛い
例えば胸への刺激やあそこへの刺激。AVなどのアダルトコンテンツをお手本にしていて、強く速く刺激すれば女性は気持ちがいいと思い込んでいる男性が多いようです。
「片思いしていた人と、初エッチしたんですが、彼は、胸をすごい力で揉んできて痛い。さらには、乳首も痛くなるくらいクリクリされて、痛くて萎えて、別れました」（28歳・商社勤務）
「はあはあ言いながら、胸を揉みながら乳首を舐めるところが、まさにAVのマネをしているみたいで引きました。さらに不器用なのか力加減が強すぎて痛い。もう半年以上セックスを拒否しています。このまま別れそう」（30歳・IT関連会社勤務）
「指を入れてガリガリいじってくるのが痛い。やめてとも言えず、耐えていたら感じていると勘違い。彼は好きだけど指を入れられているときは憎しみしかない。今は新型コロナできちんと手を洗ってからするようになりましたが、前は言わないと洗わなかった」（32歳・IT関連会社勤務）
「やたら奥の方まで指を入れ、すごい速さで出し入れして痛い。別れました」（30歳・公務員）
彼とのセックスが気持ちよくない… 理由2位は胸への過剰な刺激、1位は？
不感症
セックスで感じることができない… これはもしかしたら不感症の可能性もあるかもしれません。
女性医療クリニックで院長を務める喜田直江先生によれば、みんながみんなそうではないようですが、不感症の原因は女性器に問題があるケースもあるそう。
要因のひとつとして多いのが「陰核包茎（インカクホウケイ）」、いわゆるクリトリスが包皮に完全に覆われてしまっている状態なのだとか。
通常クリトリスは興奮すると大きくなり、包皮の中に隠れていたとしても顔を出すものなのだとか。ところが陰核包茎の方は、興奮してもすべて皮に覆われてしまっているので、クリトリスの刺激が感じにくいのだそう。
他にも出産前後に膣がゆるんで不感症になってしまうケースもあるそう。
出産すると膣を締める筋力が低下するので、刺激を感じにくい身体になってしまい、オーガズムを感じるときに、筋肉が収縮して痙攣することからわかるように、筋肉は自分の快感を高める大切な役割を担っているようです。
私って不感症かも。原因や解消法は… 手術で治る？ 膣トレで改善も？【医師監修】
気持ちのいいセックスをするための方法
まずはパートナーとの会話を充実させて
OLライターのタケ子さんが、性教育先進国と言われるフィンランドの友人から聞いた話によると、セックスの満足度が高い国では、「セックス＝快楽」ではなく、「パートナーとの相性または感情的な繋がり」「セックスの質」「パートナーへの配慮」という意見が上がるのだとか。
タケ子さんは、セックスの質を上げるならありきたりだけどパートナーとしっかり会話をすることなのでは、と言います。
「女性同様、男性もエロティックな気分になれないときもあります。そんなときはお互い無理をしなくてもよいかと思いますが、レスへつながるような断り方、会話ではいけません。自分ばかりの理由ではなく、相手の気持ちをよく聞くこと、パートナーにできることを一生懸命に考えてあげることをして欲しいです。
性行為だけに重きを置くのではなく、セックスをしない日でもハグやキスなどパートナーへの行動でお互いの気持ちを充実させて欲しいなと思います。健康で愛あるセックスを継続できる環境は、衣食住と並び大切な要因のひとつです」（タケ子さん）
セルフプレジャーで改善していく
身体的な問題や精神的な問題によって、セックスをする気持ちにならない、局所が反応しない、オーガズムを感じない、痛みを感じる等のFSD（女性性機能障害）は、自分自身の身体をよく知らないことが原因の場合もあるのだそう。
女性医療クリニックで理事長を務める関口由紀先生によれば、このFSD（女性性機能障害）の有効な治療のひとつに「セルフプレジャー」があるそう。
女性側が相手に自分の気持ちの良い触り方や部位を上手に伝えられない、また男性が十分な愛撫をしないために挿入に痛みを伴うこともあるそうで、そういったカップルは、グッズを使うことも選択肢に入れ前戯の練習に取り入れてみると良いと教えてくれました。
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膣トレを行う
膣トレとは骨盤底筋トレーニングと同じものという認識でOK。
関口由紀先生によると、この骨盤底筋トレーニングは元々、尿漏れ、便秘、月経痛の改善など病気を治すためのトレーニングなのだそうですが、深いオーガズムを得られる・膣の締まりが良くなるなど「セックスが楽しくなるためのトレーニング」とも言えるそうです。
トレーニング方法は以下。
1. 腹式呼吸で息を吐きながら肛門と膣をギュッと締める。
2. ［1］の状態でグッと持ち上げ、5秒ほどキープする。
3. ゆっくりとゆるめるようにして力を抜いていく。
これを1日10〜50回ほど、2～4回に分けて行うのが効果的だそうです。
“膣トレーニングを毎日4分”であの悩みが解決!? セルフプレジャーの方法は…
彼にそれとなく伝える
性感セラピストの右京さんによれば、女性の要望を察したり、汲み取ったりすることというのは、男性からするととても難しいのだそう。
右京さんの仕事においては、施術前に必ずカウンセリングをおこなうそうで、どういう風にされると気持ちいいか、またこういうことはされたくない、というようなことを細かく聞くのだそう。そしてこの時間が非常に大事だと言います。
しかし彼氏彼女の関係性でこういったカウンセリングはほぼ不可能ですよね。
そんなときは「さっきのほうが好き」
という言葉でそれとなく伝えてあげるのが有効だと言います。
「男性からの愛撫に対し、『うーん、なんかちょっと違う』と感じてしまうことは、おそらくあるかと思います。しかし、男性にとって、女性が何も言わずに感じているフリをされると、これでいいのだと問題に気づかない生き物なんです。ごめんなさい。
そんなときは犬のしつけのように、『その場』できちんとしつけてくださいね(笑)。でも、『それはダメ！』とは言えないですよね。あまりにもはっきり言われると傷ついてしまう男性もいますし、また女性自身も言い難いに決まっています。
そこで先ほどご紹介した魔法の言葉。
『さっきのほうが好き』
これを言われればよほど鈍感な男でない限り、『ああ、今のこのやり方はいまいちなんだな』と気づかせてもらえるんです。それにより少しずつ好みを伝えることができ、2人の仲もさらに深まっていくと思いますよ」（右京さん）
