SEXが気持ちよくない… 不感症の原因と解消方法について
SEXで感じることができない、いわゆる不感症。今回、その原因と解消方法について、銀座の「なおえビューティークリニック」で院長を務める喜田直江先生に聞いてきました!
不感症の原因が女性器にある可能性は?
みんながそうというわけではないのですが、不感症の原因は女性器に問題があるケースもあるそうです。要因のひとつとして多いものが、陰核包茎(インカクホウケイ)、いわゆるクリトリス(陰核)※が完全に包皮に覆われてしまっている状態なんだとか。
※クリトリス(陰核)とは、男性で例えると亀頭にあたる箇所で、感覚を高める神経が集まっている部位。そのクリトリスを守るように覆っているのが包皮。
通常、興奮するとクリトリスが大きくなり、普段包皮の中に隠れていたとしても顔を出すものなのだそう。しかし陰核包茎の方は、興奮してもすべて皮に覆われてしまっているため、クリトリスの刺激を感じにくくなってしまうんだとか。
ただ、陰核包茎だからといって、手術で全部包皮を切除しまうと、刺激が強すぎて歩けなくなってしまう方もいるそうなので、安易に手術をしない方が良いとのことです。
気になる方は、一度カウンセリングに行き、お医者様と話し合いながら手術を検討された方が良いそうです。
他に不感症の原因はあるの?
他に多いのは、出産前後に腟がゆるみ、不感症になってしまうケースとのこと。
出産すると、腟を締める筋力が低下し、刺激を感じにくい身体になってしまうんだとか。オーガズムを感じる際、筋肉が収縮して痙攣することから分かるように、筋肉は自分の快感を高める大切な役割を担っているとのことです。
“腟トレ”と言うと、男性のために行うものと思われがちなのですが、腟を締めることによって自分自身の快感も強くなるそうですよ。
簡単にできる腟トレ方法は?
自分でケーゲル体操(骨盤底筋トレーニング)を行っている方もいるそうですが、ダイレクトに自分で締め付けが確認できるという意味では、指やアイテムを挿入し、締まっているのか自分で確認しながらトレーニングをするのも良いそうです。
もっと簡単に腟トレを日常に取り込みたいのであれば、お小水のときに何回か尿をとめるように意識すると、骨盤底筋が鍛えられるんだとか。
また、喜田先生のクリニックでは、1週間に1回20分で筋力を鍛えるトレーニングマシーンもあるそうです。骨盤周辺の筋肉は、自分で動かせる筋肉と、自分で動かせない筋肉の2種類あり、どちらかというと自分で動かせない筋肉の方が多いんだとか。機械であれば、強制的にすべての筋肉が動くので、効果が高く、利用されている方も多いそうですよ。
不感症の原因を解決する方法について、勉強になりましたね。手術にしても、膣トレーニングにしても、先ずはお医者様と相談することが大事なのではないでしょうか。自分ひとりで悩まず、専門の方からアドバイスをもらい、自分にあった解決方法が分かると良いですね。
情報提供/iroha
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喜田 直江先生
平成13年:京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。
平成15年:形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。
平成18年:大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
平成23年10月:東京銀座でなおえビューティークリニックを開院。