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5月にやってくる「母の日」。大切な存在であるお母さんに、感謝の気持ちを伝えましょう。とはいえ、毎年のことなので何だか代わり映えしなくて… と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。本記事では、「いつもとは違う母の日」の演出をご紹介します。
「母の日」感謝の気持ちを伝えられる手紙の書き方とは?

気持ちを伝えるのにもっともふさわしいのは手紙でしょう。日頃の感謝に加えて、あなたの思いを手書きで伝えましょう。「でも、手紙って慣れなくて…」という人におすすめの書き方をお伝えします。
いつも見ていることを伝える
突然、「ありがとう、感謝しています」と書いたところで、受け取ったほうにとっては、少々唐突に思えるかもしれません。相手に納得感を与えるには「なぜ、そう思っているのか」を付け加えるのがポイント。
「いつも部屋をきれいにしてくれている」「庭に花が絶えない」「風邪をひいたときに、優しく側にいてくれた」など、お母さんがイメージしやすいシチュエーションを書き添えましょう。お母さんは、「いつも見てくれているんだな」「覚えていてくれたんだな」と感じ、あなたの感謝がより具体的に伝わります。
「ありがとう」以外の言葉を考えてみる
「母の日」の定番の言葉は、「お母さん、いつもありがとう」ですが、それだと「あなたならでは」の感じを出すことができません。「お母さんがいるから、がんばれる」とか、「お母さんの顔をみると、ほっとする」など、あなたが普段、お母さんに対して思っていることも添えてみましょう。あなたとお母さんにしかわからないことでいいのです。
健康への気使いを忘れない
お母さんにはいつまでも元気でいてほしいもの。感謝だけでなく、その気持ちも伝えてみましょう。できれば、「健康に気をつけてね」という一方的な言葉だけではなく、「今度一緒に旅行に行こう」とか、「エステにでも行っておいでよ」など、具体的な楽しみを添えると、なおよいでしょう。
「母の日」の手紙の文例は? 書き出しや内容をチェック

手紙を書くのに慣れていない人がいちばん困るのが、書き出しですよね。相手別に、書き出しを考えてみましたのでぜひ参考にしてください。
実のお母さんへ娘より
仲良し親子の場合、難しく考える必要はないでしょう。友達に書くのと同じように、楽しい手紙を書いてみましょう。
【お母さん、今日は母の日だね。
いつも一緒にいるのでちょっと照れくさいけれど、改めて感謝の気持ちを伝えさせてね。】
こんな書き出しはどうでしょう。
また、別居している場合でも雰囲気は同じでよいでしょう。
【お母さんへ
先日は、美味しいお料理をありがとう。お母さんのお料理を食べると、子どもの頃に戻ったような気持ちになって、とても心が穏やかになります。今日は母の日なので、私からお母さんに、お食事をプレゼントしようと思います。お母さんほどは上手にできないと思うけれど、楽しみにしていてくれるとうれしいな。】
手紙を受け取ったお母さんが、ワクワクするような文面だとよいですね。
実のお母さんへ息子より

男性からお母さんへ、改めてお礼を言うのは照れくさいかもしれません。けれど、息子にとってお母さんは特別な存在ですよね。飾らない言葉で、ストレートに伝えましょう。
【お母さん
今日は母の日ということで、カーネーションを送ります。ありきたりかもしれませが、お母さんにとてもよく似合う花だと思います】
たったこれだけでも、お母さんにはあなたの気持ちが伝わるはず。まっすぐに思っていることが書かれている手紙ほど、相手の胸を打つものはありません。
別居の場合は、お母さんの近況を尋ねてもよいでしょう。
【お母さん
母の日にお母さんの好きな花を送ります。正月に帰ったとき、「大きなバラも素敵だけれど、ミニバラもかわいらしいわよね」、と話していたお母さんの表情が、とてもいきいきして見えたので、ミニバラです。気に入ってくれるとうれしいな】
些細な親子の会話を覚えていて、その花が届いたら…。お母さんは、かわいらしい花だけでなく、あなたの想いをしっかりと受け止めてくれるはずです。
義理のお母さんへ
義理のお母さんの場合は、関係性によっては書く内容に悩んでしまうことも。しかし、あまりかしこまった手紙を出すと、慇懃無礼だと思われてしまうかもしれません。あまり堅くなりすぎず、シンプルに日頃の感謝を伝えるのがよいでしょう。
【おかあさん
いつも私たち家族にお気使いいただき、ありがとうございます。おかげさまで、子どもたちもすくすくと育っています。先日「おばあちゃんの家で食べた○○が食べたい」と言うので、私も挑戦してみましたが、ちょっと違ったようで…。今度、お邪魔した時につくり方を教えてください!】
こんなふうに、今後もいい関係でいたいということを具体的に伝えてみましょう。お母さん側は干渉しすぎになることを気にしているかもしれませんので、安心してくださるかもしれません。
「母の日」の手紙にはどんなレターセットを使う?

手紙を送るときの楽しみといえば、便箋やカード選び。季節の絵柄が描かれているものや、風合いのある紙を使った便箋など、想いを込めて選んでみましょう。
お母さんの好きなもの
たとえば、お母さんがネコ好きなら、ネコの絵の便箋にするとか、お母さんが旅行が好きなら、好きだと言っていた街の風景が描かれているものにするなど、お母さんの好みをいかした便箋選びをすれば、お母さんの心をぐっと掴むことができるでしょう。
カードにする
メッセージカードには趣向を凝らしたものが多くあります。音楽が鳴るもの、写真をはさめるもの、絵柄が飛び出すものなど…。ちょっとしたサプライズにもなりそうです。
一筆箋を用いる
長い文章を書くのが苦手、という人には一筆箋がおすすめです。5行程度の短い手紙をプレゼントに添えて。一筆箋もデザインが豊富なので、お母さん好みの物を探してみてください。
「母の日」の手紙はプレゼントと別々に送らないといけない?
手紙とプレゼントは、一緒でも別々でもOK。お店から発送するなら、手紙を持っていって同梱してもらってもいいですし、荷物が着く頃を見計らって手紙を送ってもいいでしょう。お店から発送をお願いするときは、到着日を確認しておきましょう。
最後に
2025年の「母の日」は5月11日(日)です。大掛かりなプレゼントより何より、まっすぐな感謝の気持ちが記された手紙が一番なのではないでしょうか。
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