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赤ら顔を予防&改善する方法ってあるの?
顔が赤みを帯びている状態の“赤ら顔”。スキンケアやメイクでなんとか改善したり隠せたりできたらうれしいですよね。この記事では、赤ら顔の原因や赤ら顔でも使いやすい化粧品を紹介。赤ら顔をカバーするメイクテクニックも伝授します。
そもそも赤ら顔の原因ってなに?
赤ら顔になってしまう原因は一体なんなのでしょうか? 原因を探ることで赤ら顔に対処するヒントが得られるはず。
原因1:乾燥やニキビ
赤ら顔の原因のひとつには乾燥やニキビなどの肌への刺激があげられます。乾燥やニキビは、規則正しい生活を送ることによって回避しやすくなります。適度な運動や良質な睡眠などは肌の健康のためにも意識しましょう。
原因2:隠れ皮膚炎
肌にザラつきや赤みがあり、いろいろなスキンケアを試してみても、なかなか改善されないという方が最近増えているそう。それは隠れ皮膚炎の可能性があります。日頃のお手入れを見直す必要があるかもしれません。
【隠れ皮膚炎はスキンケアが原因の場合も…?】今すぐわかるセルフチェックテストと対策
赤ら顔を改善するポイントは?
赤ら顔を改善するために日々できるお手入れポイントを見ていきましょう。高級な化粧品を無理に使用する必要はなく、いつものお手入れを少し見直すだけでOKです。
1. 炎症を抑える
炎症が起こっている部分は、肌の下の毛細血管の血液量が増えている状態で、肌に触れてみると肌温度もほかのところよりあたたかくなっています。そのために水分がより失われやすい状態になり、乾燥肌がさらに悪化している悪循環に陥っています。
メイクを落としたあとは、化粧水をたっぷり染み込ませたコットンでパックをして肌を冷やしてあげましょう。また、日中にほてりを感じたら、こまめにミスト化粧水などでクールダウンを。
2. 保湿を徹底する
炎症を抑えたら、しっかりと保湿をしてあげることが大切です。肌に十分な水分や油分がいきわたると、外部からの刺激にも強い肌になり、赤みや乾燥も自然と治っていきます。
例えば、化粧水をつけるときは、手のひらにたっぷりとのせて顔をおおいます。その際、手の温度を使ってゆっくりと肌をおおってあげると、より浸透。少し時間を置きながら、数回に分けて化粧水をつけていくと、より保湿力が続くようになります。
3. 外部刺激から肌を守る
肌をゴシゴシこすってしまったり、肌に必要なうるおいまで落としてしまうようなスキンケアの癖が無いかチェックしましょう。洗顔は洗顔料をたっぷりと泡立て、手ではなく泡で洗う感覚で。または、クリームタイプの洗顔料も使いやすいでしょう。
炎症がある肌はバリア機能が弱くなっているため、花粉やハウスダスト、PM2.5や黄砂などにも過敏に反応してしまいます。それらの外部刺激から肌を守るためにも、肌に合う日焼け止めを見つけて、つけるのも忘れないようにしてください。
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日々のスキンケアは具体的に何をする?
ここでは日々のスキンケアで具体的に何をすればよいのか、その手順を解説します。まいこホリスティックスキンクリニック 院長・山崎まいこ先生とピアス中央研究所再生技術研究部長・仲尾次浩一さんに教えていただきました。
STEP1:花粉のような付着物を泡洗顔で落とす
まずは柔らかい泡の洗顔料を使って肌の付着物をオフします。
「冬は肌が乾燥するので洗顔料を使わない、という人が多いようですが、付着した汚れが刺激となってバリア機能の乱れにつながるので、基本的には洗顔料を使いましょう」(まいこホリスティックスキンクリニック 院長・山崎まいこ先生)
ポンプの泡を3〜5プッシュほど手に取り、顔全体に優しくなじませたらすすぎます。
STEP2:低刺激化粧水で肌に水分を与え柔らかくする
汚れをすっきり落としたら、低刺激化粧水を肌に塗布し、水分を与えて柔らかくします。
「バリア機能を保つために、角層に水分を補う化粧水は欠かせないアイテム。角層をやわらかく、ふっくらと整えてくれます。ゆらぎやすい肌は、通常皮膚の奥にある感覚神経が表皮まで伸びていて刺激を感じやすいことも多いので、低刺激なものを選んで」(ピアス中央研究所再生技術研究部長・仲尾次浩一さん)
コットンは繊維の摩擦が起こりやすいので、手を使ってつけるのが◎ 肌がしっとり柔らかくなるまで重ねましょう。
STEP3:軽やかなクリームでうるおいを閉じ込める
ベタつきがちなクリームは、花粉が付着してしまう可能性があるので、サラッと仕上がるタイプの軽やかクリームをセレクトしましょう。
「お手入れの最後には、肌を包み込んでバリア機能をサポートするクリームをつけましょう。肌がベタつく人も内側は乾燥していることが多いので、つける量を調節するなどしてしっかり保湿を」(山崎先生)
顔全体に適量をしっかりとなじませます。Tゾーンがベタつく人は頬中心に塗布し、手に余ったものをTゾーンへ薄く伸ばすとよいでしょう。
冬→春の「ゆらぎ」には【バリア機能】を整えるスキンケアアイテムを!
番外編:ブライトニングコスメでのケアも試してみて
ブライトニングと聞くとシミやくすみにアプローチするものだと思うかもしれませんが、実は血管の赤や静脈の青、細胞の黄色といった色素が混ざってできている肌の色悩みケアにも◎
マスクの赤みや黄ぐすみなどの色悩みに! こじらせ肌をケアする【ブライトニングコスメ】9選
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赤ら顔改善に欠かせないおすすめ化粧水
汚れのオフやクリームでの保湿も大切ですが、赤ら顔を引き起こすバリア機能の低下には化粧水での水分補給が欠かせないことがわかりましたよね。ここではデイリーのスキンケアにぜひ取り入れたいおすすめの化粧水を紹介します。
赤ら顔に使う化粧水の選び方
1. 保湿成分が豊富に配合された化粧水を選ぶ
赤ら顔の原因のひとつは乾燥。肌に十分なうるおいがないと本来の機能が失われ、血管が透けて見えやすくなります。保湿成分がたっぷりと含まれた化粧水を選びましょう。
おもな保湿成分
・コラーゲン
・セラミド
・ヒアルロン酸
2. 抗炎症成分を含んだ化粧水を選ぶ
顔の赤みは肌が炎症している証。肌の炎症を抑えることで、ニキビやニキビ跡による肌の赤みを抑えることができます。
おもな抗炎症成分
・ビタミンE
・ビタミンC誘導体
・グリチルリチン酸ジカリウム
赤ら顔におすすめの低刺激化粧水4種
▲写真左から
コスメデコルテ|イドラクラリティ 薬用 トリートメント エッセンス ウォーター[医薬部外品] 200ml ¥5,500
肌荒れ・ニキビを防いでうるおいを守る薬用化粧水。
カネボウ化粧品 リサージ|スキンメインテナイザー S[医薬部外品] 120ml ¥3,850
一時的なゆらぎに。低刺激処方。
アクセーヌ|モイストバランス ローション 360ml ¥6,050
肌と一体化するようになじむ化粧水。
富士フイルム クレスク by アスタリフト|ジェリーコンディショナー 120ml ¥5,500
環境の変化でゆらぐ肌のために開発された、ジェリー状の化粧水。
冬→春の「ゆらぎ」には【バリア機能】を整えるスキンケアアイテムを!
ポーラ|B.A ローション 120ml ¥22,000
とろみ感触が肌を構築。立体感のあるハリツヤ肌へ!
〈美容プロのレビュー〉
「使い始めてうるおいバランスが整い、マスク生活による乾燥やベタつきにも悩みにくく」(美容エディター・北川真澄さん)
「肌のふっくら感が変わる魔法の化粧水… というよりもまるで美容液!」(ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さん)
ドクターシーラボ|VC100エッセンスローションEX 100ml ¥3,729
高浸透ビタミンCを配合! ビタミンCの総合的な美肌効果で調子のよさそうな肌に。
〈美容プロのレビュー〉
「とろみがあるのにすっと入り、調子のよさそうな肌状態が長持ちします」(美容エディター・北川真澄さん)
「毛穴、くすみ、色素沈着などあらゆる肌悩みに、威力を感じます」(美容エディター・門司紀子さん)
2020夏ベスコス|スキンケア編【化粧水】ランキングTOP3
アユーラ|リズムコンセントレートウォーター 300ml ¥4,400
乾燥が気になる肌にもなじみやすく、しっとりとうるおい肌をキープ。
〈美容プロのレビュー〉
「慢性的な乾燥肌のケアに。肌がしっとり落ち着くので常備しています」(美容エディター・松村有希子さん)
プロが厳選|透明感あふれる肌を目指すならこの【化粧水】が正解♡
SK-Ⅱ|フェイシャル トリートメント エッセンス 75ml ¥12,650(編集部調べ)
酵母の発酵過程で生まれる、50種類以上の有用成分が入ったピテラ。
〈読者の口コミ〉
「しっとり感が長続きします。ピテラ効果で透明感もアップ!」(メーカー・27歳)
「肌に吸い込まれていくのを実感できる。明るい素肌に、感動!」(銀行・34歳)
1,470人の女子が支持! 肌悩みに応える人気【化粧水】BEST6|ベスコス
花王|キュレル ディープモイスチャー スプレー[医薬部外品]60g ¥990(編集部調べ)
肌の赤み対策に活躍する、全身に使える保湿スプレー。肌の必須成分であるセラミドの働きを守り補い、うるおいをキープ。肌荒れも防ぐ。
〈美容プロのレビュー〉
「消炎剤配合で肌荒れを防ぎながら、赤みを鎮静してくれる」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
「日中のうるおい補給に、持ち運び便利な60gサイズがお気に入り」(美容エディター・安井千恵さん)
U¥3,000の夏ベスコス|プロが推すコスパ優秀【スキンケア】ランキング
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赤ら顔をカバーするメイクテクニックもチェック
赤ら顔をいたわるスキンケアのあとは、メイクでカバーして透明感のある肌を目指しましょう! 赤ら顔を目立たせないベースメイクテクニックを伝授します。
カラーコントロールを使う
頬や小鼻に赤みが出やすい場合、カラーコントロールUVはベージュが◎ 一見ファンデのようですが、透け感とフィット感があり、マスク移りもしにくいアイテムです。毛穴をカバーしながらツヤ感もGET。
\おすすめはコレ/
▲SUQQU|スムース カバー プライマー SPF30・PA+++ 30ml ¥6,600
コンシーラーでカバーする
化粧下地やカラコンUVで整えた後、赤みが気になる部分はコンシーラーでカバーしましょう! 少量のせてスポンジでなじませます。
ファンデ不要!! カラーコントロールUVでベースメイク〈基本の9ステップ〉
予防も大事! 赤ら顔を招くNG行動
普段日常的にしている行動が、実は赤ら顔を招いてしまっていることも…!? 改めて、普段自分が良かれと思ってしている行動が赤ら顔の原因になっていないか見つめなおしてみましょう。
クレンジングに次いで、洗顔も行い方によっては肌に負担のかかるプロセス。しかも、ほとんどの人が正しくできておらず、肌を傷めてしまっている場合も。結果、毎日の洗顔が原因で赤ら顔に…!
洗顔におけるNG行為をチェックして、正しい洗顔を心がけましょう。
・泡立てが足りない
泡の量が少ないと、洗顔料の濃度が高すぎるうえ、肌を傷める摩擦の原因にも!
・ゴシゴシこすりすぎ
洗顔は摩擦で洗うのではなく、泡で汚れを落とすもの。こすって洗うと角層を傷つけるだけです。
・すすぎ不足
生え際やあご下など、泡がついたままだと、肌への刺激になってしまいます。
・時間のかけすぎ
長々とやりすぎると当然肌の負担に。洗浄剤だということを忘れないで!
・仕上げに冷水
肌を冷やすことで一時的に毛穴が締まったように感じますが、その冷却効果は30分ともちません。また急激な温度変化は、赤ら顔の原因になることも。
・泡立てネットで濃度の高い泡を使う
洗顔料は、水と空気を含ませながら適正な洗浄濃度にしていくものです。泡立てネットは、スピーディーにたっぷりの泡をつくれるのが便利ですが、実は、水が少なくても泡立つのが盲点。きちんと適正な水を加えないと、濃度が高いまま肌に触れてしまうので、注意しましょう!
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最後に
赤ら顔の原因や対策アイテムを紹介しました。まずは、日々の生活習慣やスキンケアを見直して、肌をいたわることが大切です。赤みをカバーするメイクテクニックもマスターして、透明感のあるうるおい肌を目指しましょう。