「お含みおきください」意味や使い方とは? 間違い例・類語や言い換えも紹介 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 「お含みおきください」意味や使い方とは? 間違い例・類語や言い換えも紹介

WORK

2023.09.19

「お含みおきください」意味や使い方とは? 間違い例・類語や言い換えも紹介

「お含みおきください」の意味は、「心に留めておいてください」。ビジネスメールなどでよく使われる表現の1つです。失礼な使い方をしてしまわないよう、本記事では「お含みおきください」の正しい使い方や類語などを解説します。

「お含みおきください」の意味とは? 由来もチェック

「どうぞお含みおきください」と書かれたメールを受け取った経験はありませんか? 雰囲気でなんとなくわかったつもりになりがちですが、正確な意味をご存知でしょうか?

この記事では、ビジネスメールでよく出てくる「お含みおきください」についての意味や使い方、NG例などを説明します。この機会に「お含みおきください」についてマスターしましょう。

◆「お含みおきください」の意味

「お含みおきください」の中に含まれている「含みおく」の意味からご説明しましょう。「含みおく」は、「心に留めておく」、「了解しておく」という意味です。

「お含みおきください」とすることで、尊敬表現となります。ですから、「お含みおきください」の意味は、「心に留めておいてください」という意味になります。

◆「お含みおきください」だけだと上司などに失礼に当たることも

「お含みおきください」は尊敬表現ですから、上司や目上の人に対しても使える表現です。反対に、同僚や部下などに使うと不自然になるので注意しましょう。

ただし、「~ください」という表現は、相手に対して何らかの行動を促す言葉であるため、失礼だと感じる人も少なからずいます。より丁寧に伝えたいという場合には、「お含みおきいただきたく存じます」や「お含みおきいただけると幸甚です」などの表現を使うと良いでしょう。

「いただく」は、「もらう」の謙譲語。話し手がへりくだった表現をすることで、相手に敬意を表します。ですから、「お含みおきいただく」と表現すれば、言葉に引っ掛かりを感じる人もいなくなるでしょう。

◆「お含みおきください」と「ご承知おきください」の違い

「承知」の意味は、「事情などを知ること」です。ですから、「ご承知おきください」の意味は、「事情などをわかっておいてください」となります。

ですが、「お含みおきください」の意味と比べると、少し不躾な感じもする方もいるでしょう。丁寧さにやや欠ける印象もありますので、上司や社外の人に伝える際は、「お含みおきください」を使う方がベターです。

仕事をする女性
(c)Adobe Stock

「お含みおきください」の使い方を例文でチェック

「お含みおきください」の具体的な使い方を紹介します。

「来週は出張のため、不在となりますことを予めお含みおきください」

「お含みおきください」はビジネスメールでよく使われます。上記もビジネスメールの文例です。出張等があると、連絡が滞ることがありますね。

この例文のように、予めお知らせをしておくと、仕事相手に迷惑をかけずにすみます。

「至急お返事をいただかないと予定の期日には間に合わない旨、お含みおきくださいませ」

こちらの例文を意訳すると、「早く連絡をもらわないと、期日には間に合わなくなりますよ」となります。

つまり、この例文での「お含みおきください」は、注意や催促の意味が含まれており、そのことへの理解を求めています。

「弊社は8月10日から15日まで夏季休業となります。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、お含みおきいただきたくお願い申し上げます」

先にも紹介したように「お含みおきいただく」とすることで、誰に対しても失礼なく使える言葉となります。特に気を遣いたいという相手や取引先に対して、使ってみてください。

パソコンを見る女性
(c)Adobe Stock

「お含みおきください」の類語や言い換えはある?

「お含みおきください」は口語でも使えますが、どちらかというとメールで多用される表現です。

少し堅苦しい感じもしますので、類語を覚えておくと、相手や状況に合わせて、適切な表現ができるでしょう。

ご理解ください

「理解」は「相手の立場や気持ちを汲み取ること」。「お含みおきください」というよりも、普段使いしやすいですね。「弊社の都合で恐縮ですが、どうぞご理解ください」というように使います。

ご了承ください

「了承」とは、「事情をくんで納得すること」。口語でもメールやビジネス文書でも、とても使いやすい表現。“納得”まで求めている点が、「お含みおきください」と異なる点です。

ビジネスをスタートさせる前に、予め相手の了承をとりつける際に使われます。「現在、仕事が大変立て込んでおります。お返事にはお時間をいただきますことを、予めご了承ください」というように使います。

お知りおきください

「知りおく」とは、「知っておく」、「承知しておく」ということ。「お知りおきください」は尊敬表現として口語で使われます。

メールやビジネス文書では「お含みおきください」、会話では「お知りおきください」というように使い分けることができますね。「リモートワークとなるため、勤務時間が変わることをお知りおきください」というように使います。

対応する女性
(c)Adobe Stock

「お含みおきください」の英語表現もチェック

ビジネスシーンで使える英語表現も、あわせて覚えておきましょう。

I hope you will understand.(お含みおきください)

直訳すると、「ご理解いただけることを願っています」となります。「お含みおきください」の英語表現として使えます。

Please note that the meeting has been canceled.(会議は中止になったことをお含みおきください)

「note that節/wh-節」を使うことで「~を心に留めておく」という意味になります。したがって、「お含みおきください」の英語表現として使うことができます。

Please bear in mind that application deadline is September 15th.(申し込みの締め切りは9月15日だということをお含みおきください)

「bear(keep)~ in mind/bear(keep) in mind[that/wh-節]」を使うことで、「~を心に留めておく」という意味になります。

したがって、こちらも「お含みおきください」の英語表現として使うことができます。「note that節/wh-節」よりもカジュアルな表現です。

最後に

ビジネスをスタートさせる前に把握しているリスクなどがある場合は、「お含みおきください」と事前に伝えておくことで、相手の理解も得やすいでしょう。仕事をしていく上で、とても便利な言葉ですので、ぜひ覚えておくとGOODです。

TOP画像/(c)Adobe Stock

▼あわせて読みたい


Today’s Access Ranking

ランキング

2024.04.26

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi5月号46ページに掲載している、アルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
Oggi5月号158ページに掲載している、ラコステのソックス(人物着用)の値段に誤りがありました。正しくは¥1,760になります。お詫びして訂正いたします。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。