目次Contents
お肌のケアと同じように頭皮保湿をはじめよう
毛先のことは意識しても、頭皮のことはそれほど考えたことなかった… と、油断をしている人は注意! 頭皮が乾燥するとかゆみやフケの原因となり、老け見えが加速してしまうんです。シャンプーの後はお肌と同じように頭皮の保湿ケアもはじめましょう。
・お肌のように頭皮も乾燥すると皮脂バランスが崩れる
・汚れを落とした後は頭皮を保湿してやわらかく
・ヘアオイルでマッサージも効果的
・頭皮にやさしいシャンプーを選ぼう
頭皮が乾燥すると起きる症状をチェック
そもそも頭皮が乾燥すると、どんなデメリットがあるのでしょうか。乾燥によって引き起こる症状を確認していきましょう。
フケが増える
毛髪診断士の北川愛子さんによると、頭皮のうるおいが不足し乾燥してしまうと、白くて細かい「乾性のフケ」が出てくる可能性が高まるそう。
「頭皮の乾燥が続くと角質層が剥がれやすくなり、白くて細かい『乾性のフケ』が目立ちます。これまで角質層で守られていたかゆみを感じる神経が剥き出しになるとかゆみを感じるようになるのです」(北川さん)
【頭皮がかゆい】毎日シャンプーしているのに… 毛髪診断士が教えるかゆみの原因とは?
ニオイが発生する
頭皮が乾燥すると、フケが増えるだけでなくニオイが発生してしまう可能性もあります。
頭皮が乾燥すると、それを補うために皮脂を過剰に分泌。これにより不快なニオイが発生しやすいと言われています。
かゆみや抜け毛につながる
頭皮が乾燥しバリア機能が低下すると、刺激による反応でかゆみが襲ってくることも。保湿せずに掻きむしってしまうことで、さらにバリア機能が低下しかゆみを悪化させてしまうという悪循環も起きやすい状態になります。
また、頭皮が乾燥すると炎症が起きやすくなるので、髪の成長を妨げてしまう恐れもゼロではありません。これが原因で薄毛や抜け毛といった症状が出る可能性があります。
頭皮の乾燥を招く生活習慣は主に3つ
毛髪診断士の北川さん曰く、頭皮が乾燥する原因には主に3つの理由が考えられるそう。
・間違ったヘアケア
・季節の変化
・体調の変化
「シャンプーのしすぎ、季節の変化、睡眠不足や日々のストレスによる体調の変化は、皮膚のバリア機能が低下し、頭皮の乾燥を招きます」(北川さん)
▼あわせて読みたい
頭皮のうるおいを失わないための習慣とは
頭皮のうるおいを失わないための習慣をチェックしていきましょう。頭皮をうるおすのは何も、保湿効果のあるアイテムを使用することだけではありません。まずは日々の中で、頭皮の乾燥を進行させる行為をしていないかどうか、確認してみてください。
洗浄力の強いシャンプーは極力使わない
雑菌をしっかり洗い流すために、洗浄力の強いシャンプーを使ったほうがいいと思うかもしれませんが、シャンプーは頭皮に優しいタイプのアイテムがベスト。
シャンプーは主に「アミノ酸系」「アルコール系」「石けん系」「ノンシリコン」と4種類あり、それぞれ特徴が異なります。
「アミノ酸系」は、人の皮膚や髪のたんぱく質を構成するアミノ酸と同様の成分でできたシャンプーで、肌と同じ弱酸性。うるおいのある仕上がりが期待できます。
逆に頭皮のうるおいを守りたい人が避けるべきは「アルコール系」。石油系合成界面活性剤が洗浄成分として使われているシャンプーで、洗浄力や脱脂力、殺菌効果が非常に強いという特徴があります。
シャンプー後の爽快感はありますが、乾燥が気になる人にとっては洗浄力が強すぎて乾燥を悪化させたり、かゆみを引き起こしたりする場合があるので気をつけたいところ。
美容師おすすめシャンプー|髪のお悩み別×市販~サロンの人気アイテム20選
シャンプーは「もみ洗い」が鉄則
実は頭皮の汚れは、シャンプーを使わずお湯で洗い流すだけでも8割が落ちると言われています。
そんな中でゴシゴシと強くこすって洗浄するのはNG。シャンプー時は「もみ洗い」が鉄則です。
まずは指の腹を使って地肌をもむイメージで洗いながら濡らし、その後シャンプーでも同様にもみ洗いしていきましょう。
シャンプーやコンディショナーの洗い流しも同様です。ただシャワーのお湯で泡を落とすのではなく、指の腹で頭皮をもみながらしっかりと洗い流しましょう。予洗いもシャンプーも洗い流しも、すべての工程で優しく頭皮をもむことが大事。
シャンプーの回数は1日1回まで
頭皮保湿のためにも、シャンプーは1日1回までがベストです。
何度も洗っていると皮脂を取りすぎて頭皮が乾燥していまいます。結果的にフケが出たり、かゆみが出たりする可能性があります。
髪の乾かしすぎに注意
髪が濡れた状態で長時間放置したり、生乾きの状態でドライヤーを終えたりするのは雑菌が増殖し炎症を起こしてしまうのでおすすめしませんが、髪の乾かしすぎにも注意が必要です。
通常髪を乾かす際は、髪の根元から乾かすことが推奨されていますが、温風を必要以上に当ててしまうと頭皮の乾燥を招きます。
頭皮の一部分に熱が集中しないようドライヤーをしっかり振りながら、乾くタイミングを見極めて髪を乾かしていきましょう。
頭皮用の保湿アイテムを使う
シャンプーやシャンプーの仕方を変えても乾燥が改善しない場合は、洗浄後に頭皮用の保湿ローションをヘアケアにプラスすると良いでしょう。
【毛髪診断士が伝授するフケ対策】大量に発生する原因は? おすすめの対応策を紹介
▼あわせて読みたい
うるおいを補給して健康的な頭皮を作ろう
健康的な髪が育ちにくい環境、それはカラカラに乾いた“頭皮”です。頭皮もお肌と同じで、汚れを落としたあとに必要なのはうるおいです。スカルプケアやローションなど、洗い流さないタイプの頭皮用美容液でしっかり保湿しましょう。
スカルプエッセンス+マッサージでうるおう頭皮に
現在では、頭皮ケアアイテムはさまざま販売されています。
たとえば、菌ケアが叶うスカルプエッセンス。
▲KINS SCALP ESSENCE 50ml ¥8,778
こちらは頭皮の菌や真菌、皮脂バランスと質に着目し、白髪や抜け毛、フケ、かゆみにアプローチ。頭皮をうるおしながら健やかな状態へと導きます。
ブロー後の乾いた頭皮に直接スプレーしたら、マッサージ。全頭に9プッシュを目安にスプレーして、液体を均一に頭皮を覆ってください。マッサージは爪を立てず、指の腹を使ってもみ込むイメージでおこないましょう。
フケ・かゆみ・乾燥などの頭皮悩みがあるなら! 洗い流さない“菌ケア”エッセンスがいい♡
▼あわせて読みたい
頭皮保湿に効果的なヘアケアアイテム
最後は頭皮保湿に効果的なヘアケアアイテムを紹介します。頭皮のうるおいを失わない習慣を心がけつつ、保湿に有効なアイテムを使って頭皮のうるおいをキープしていきましょう。
イヴ・ロシェ ヘルシースカルプシャンプー シャイン
▲(写真:左)300ml ¥1,100
頭皮と髪にうるおいを与えるアガベフルクタン配合のシャンプー。乾燥をケアするマリーゴールドから抽出したオイルも配合。使い続けることで土台から健やかな状態に。
優秀プチプラ! フランス発のイヴ・ロシェ【シャンプー&コンディショナー】が到着
オージュア モイストカーム モイスチュアローション
▲(写真:右)100ml ¥2,200、サロン専売品
地肌環境の乱れをケアする頭皮用ローション。乾燥やかゆみのある頭皮にうるおいを与え、健やかに保つ。
「白髪・抜け毛・やせ細り」のメカニズムを徹底的に研究!【ミルボン Aujua】のスカルプケアシリーズがバージョンUP!
▼あわせて読みたい
最後に
頭皮の保湿は乾燥を防ぐだけでなく、頭皮のバランスを健やかに保つことができるので、ニオイや白髪の予防にもつながります。これまで髪を洗った後の仕上がりだけを気にしていた人も、お肌と頭皮のセットで保湿するようにしてみてください。