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「お申し付けください」って、どんな意味?

まずは、「申し付ける」という言葉そのものの意味を理解しておきたいところ。
「申し付ける」は、言いつける・指示する・命じる・依頼するといったニュアンスがある言葉です。
なお、接客やビジネスで使われている「何なりとお申し付けください」は、「こちらにしてほしいことがあれば、どうぞお伝えください」「遠慮なくご用命ください」という意味で用いられています。
つまり、「お申し付けください」は、相手からの要望や依頼を受ける側が使う表現です。
【疑問】「申し付けください」と「お申し付けください」はニュアンスが変わる?
ところで、「申し付けください」と「お申し付けください」はとても似ていますが、ビジネスシーンで与える印象には違いがあります。
♦︎ビジネスでは「お申し付けください」が一般的
「申し付けください」でも意味は通じます。
しかし、相手に敬意を示す表現としては、やや不十分。「お申し付けください」と、“お”を付けるほうが自然です。
「お申し付けください」は「申し付ける」という相手の行為に「お」を付けて丁寧にした表現で、「ご不明な点がございましたら、お申し付けください」のように使います。
社外の相手や上司・顧客など敬意を表したい相手に対しては、基本的に「お申し付けください」を選んでおくと安心でしょう。
【疑問】「お申し付けください」は敬語として正しい?

「お申し付けください」は丁寧な印象がある一方で、「“申し付ける”という言葉は命令のような意味があるのでは?」と疑問に思うかもしれません。
でも、心配はご無用。「お申し付けください」は、相手の行為を丁寧に促す敬語表現です。
「お申し付けください」は、相手に対して「こちらに希望や指示を伝えてください」と促す表現ですよね。「お」を付けて相手の行為を丁寧にしたうえで「ください」で相手に行動を促していますので、接客シーンだけでなく一般的なビジネスの場面でも「何かございましたら、お申し付けください」は、定型表現として広く使われています。
ただし、文脈によっては少し格式ばった印象になることもありますので、相手との距離感に応じて使っていくと良いでしょう。
【例文あり】「お申し付けください」がよく使われる3つの場面
「お申し付けください」は、相手からの要望や依頼を受ける立場で使います。
どのような場面で自然に使えるのか、具体例をチェック!
♦︎場面1:相手からの質問や要望を受けるとき
<例文>
「ご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください」
この場合は「分からないことがあれば、こちらに伝えてください」という意味。
「お申し付けください」の前に「お気軽に」が入ることで、少し柔らかな印象も与えます。
♦︎場面2:接客で相手の希望を聞くとき
<例文>
「ご希望がございましたら、何なりとお申し付けください」
接客やホテル、フォーマルなサービスの場面などでは「何なりとお申し付けください」の表現がよく使われています。
「何なりと」は、「どのようなことでも」という意味ですので、「ご希望があれば遠慮なく伝えてください」というニュアンスを、とても丁寧に伝えられる言い回しです。
♦︎場面3:メールの締めくくり
<例文>
「その他、ご要望等がございましたら、どうぞお申し付けください」
取引先や顧客に対するメールの締めくくりにも、よく使われています。
「質問があれば聞いてください」だけでなく、「追加の希望があれば伝えてください」という意味を含められるので、柔軟な対応を示したいときに便利な表現です。
【注意】「お申し付けください」と「お申し出ください」は異なる言葉です!

「お申し付けください」と似た表現に「お申し出ください」があります。
どちらも相手に何かを伝えてもらう場面で使われていますが、ニュアンスには違いがあります。
つまり「お申し付けください」と「お申し出ください」は、それぞれ意味が異なる言葉として捉えておきたい表現です。
♦︎「お申し付けください」… 相手に要望や指示を伝えてもらう
たとえば「ご希望がございましたら、お申し付けください」であれば、「こちらにしてほしいことがあれば伝えてください」という意味ですので、相手からの要望や依頼を受ける場面に向いています。
♦︎「お申し出ください」… 意思や事情を伝えてもらう
たとえば「ご希望の方は、受付までお申し出ください」であれば、「希望する意思を伝えてください」という意味。
この場合は、変更を希望したかったり困っていることがあったりして、手続きしたいときに相手から自発的に申し出てもらいたいニュアンスです。
簡単に整理をすると「お申し付けください」は“要望や依頼を伝えてください”、「お申し出ください」は“希望や事情を自発的に申し出てください”という違いがあります。
「お申し付けください」を使うときの注意点2つ
「お申し付けください」は正しい敬語表現ですが、万能ではありません。
使う相手や自分が置かれている立場によっては、別の表現を選んだほうが自然な場合もあると心得て。
注意点をまとめましょう。
♦︎注意1:相手から要望を受ける立場で使う
「お申し付けください」は「こちらに何かを依頼してください」という意味をもつため、自分が相手の要望を受けられる立場にいるときに使う表現です。
自分には対応する権限がないにもかかわらず「何でもお申し付けください」と伝えてしまうと、実際に何かを申し付けられたときに対応できず、相手を困らせる可能性があります。
言葉だけでなく、本当に対応できる権限がある立場のときに用いるようにしましょう。
♦︎注意2:「何なりと」を付けるのは、使う相手を選ぶ
「何なりとお申し付けください」は、非常に丁寧な印象を与えますし定型文的にも使われています。
しかし相手との関係性や場面によっては、少し芝居がかった大げさな印象を与えることも。
たとえば、同期や親しい同僚に使うと大げさすぎて違和感を招きがちです。
フォーマルな相手には「何なりとお申し付けください」が適切でも、普段の業務連絡レベルであれば「何かあればご連絡ください」といった表現が好まれやすい傾向にあります。
「お申し付けください」をマスターしたい! 疑問を解決♡

「お申し付けください」にまつわるOggi世代の疑問に、専門家がアンサー!
この機会に疑問を解決しておきましょう。
♦︎Q1:「お申し付けください」は目上の人に使えるの?
A1.使えます◎。
自分が相手からの要望や依頼を受ける立場で「ご希望があれば伝えてください」と促す際に使えます。
丁寧な表現ですので、目上の相手にも使えます。
♦︎Q2:「お申し付けください」の意味を簡単に言うと?
A2.「どうぞご用命ください」といったニュアンスです。
「してほしいことや希望があれば、こちらに伝えてください」「どうぞご用命ください」といったニュアンスです。
♦︎Q3:「お申し付けください」を言い換えるなら?
A3.「お知らせください」「ご連絡ください」などがあります。
「お知らせください」「ご連絡ください」「お問い合わせください」「お申し出ください」「お声がけください」などがあります。
伝えてほしい内容によって使い分けていきましょう。
「お申し付けください」は少し格式のある言葉
「申し付けください」をビジネスで使うならば、基本的には“お”を付けて「お申し付けください」とするのが自然です。
相手の要望を聞きたいときや相手からの依頼を受けるときのほか、メールの締めくくり文や接客やフォーマルな案内で添える言葉としても使いやすい表現です。
一方で、少し格式のある言い回しでもありますので、相手との関係性や場面には注意を。
あえてシンプルに「ご連絡ください」「お知らせください」としたほうが、自然に聞こえるシチュエーションもあります。
相手との距離感や場面に合わせて「お申し付けください」を使えるようになると、自然なビジネスコミュニケーションにつながります。
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