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2026.10.26

「マター」とは? なんとなく使っていた意味と正しい使い方を解説【専門家監修】

ビジネスにおける「マター」とは、案件や事柄、担当事項などを指す言葉です。「人事マター」「○○さんマター」などという使い方をします。本記事では、マターの意味やビジネスにおける重要性、言い換え表現を紹介します。

この記事のサマリー

・「マター」は、ビジネスでは案件や検討事項を指すほか、人名・部署名・役職名などに付いて担当や所管を表す言葉です。
・「○○さんマター」は、その人が担当・判断・管理する事柄を指し、必ずしも重要案件に限って使われる表現ではありません。
・英語の matter には「事柄」だけでなく「物質」の意味もあり、日本語の使い方とは少々異なります。

「このマター、確認しておいてもらえる?」と上司や先輩から依頼を受けたとき、なんとなく流してしまっていませんか? ビジネスシーンでしばしば使われる「マター」の意味を理解しておくと、案件の内容や担当者を正確に把握しやすくなります。

この記事では、「マター」の意味と使い方を分かりやすく解説します。

ビジネス用語「マター」の基本理解

「マター」の基本を押さえることで、ビジネスコミュニケーションがよりスムーズになります。以下では、「マター」の具体的な意味とその背景について詳しく見ていきましょう。

(c) Adobe Stock

ビジネスにおける基本的な意味

「マター」は英語の matter に由来し、ビジネスでは案件や事柄、検討事項などを指します。また、人名・部署名・役職名などの後に付いて、その人や組織が担当・判断・管理する事柄を表すこともありますよ。例えば、「総理マター」「人事マター」「○○さんマター」などと使います。

「マター」の英語の意味と日本語との違い

英語の matter は「事柄」「問題」「物質」などを広く意味します。一方、日本語の「マター」は主にビジネスの場で、案件や検討事項を指したり、担当や所管を表したりする言葉として使われます。日本語の「マター」は、文脈に応じて案件や検討事項、担当範囲などを簡潔に示すために使われます。

「マター」のビジネスにおける重要性

「マター」の意味や使い方を理解しておくと、案件の内容や担当範囲を把握しやすくなります。ここでは、「マター」がビジネス上どのような役割を果たすのか、その重要性について簡単に触れていきます。

(c) Adobe Stock

ビジネスシーンにおける「マター」の役割

「マター」は、ビジネスシーンで案件や検討事項、担当範囲などを示す際に使われます。例えば、クライアントとの契約交渉において、「このマターについては専門チームが対応します」と伝えれば、担当部門を明確に示せますよ。担当部門を明示することで、情報の行き違いを減らし、業務を進めやすくなります。

また、リスク管理の場面でも、「法規制に関するマターを優先的に検討する」といった形で課題を特定し、組織全体で共有することができますね。このように、案件の内容や担当範囲を具体的に示すことで、業務の優先順位や責任の所在を共有しやすくなります。

「マター」を活用するメリットと効果

「マター」を効果的に活用することで、ビジネスにおいて以下のようなメリットと効果が期待できます。

顧客との信頼関係の構築

クレーム対応の場面で「このマターは迅速に解決いたします」と伝えることで、顧客に安心感を与えられるでしょう。顧客は自分の問題が真剣に受け止められていると感じ、信頼度が高まります。

チーム内のコミュニケーション促進

情報共有の場面で「マーケティングマターについて意見を交換しましょう」という表現で、議論の焦点を明確にします。議論する課題を具体的に示すことで、チーム内で論点を共有しやすくなりますね。

業務の効率化と専門性の活用

専門分野への割り振りにおいて、「法務マターの確認が必要です」と明示することで、適切な専門家に業務を引き継げます。担当部署を明確にすることで、業務上の行き違いや遅延を減らすことが期待できますよ。

面接
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「マター」の類義語・言い換え表現

「マター」という言葉を適切に使い分けるためには、その類義語や言い換え表現も理解しておくと役立ちます。以下に、「マター」の代表的な類義語とその意味を整理し、わかりやすく紹介しておきましょう。

課題(かだい)

ビジネスシーンで頻繁に使われる言葉で、目標達成のために克服すべき問題や取り組むべきテーマを指します。

使用例:営業成績の向上という課題に取り組んでいます。

案件(あんけん)

処理や検討の対象となる事柄を指し、ビジネスでは具体的な仕事や取引、依頼などについて使われます。

使用例:新規顧客からの案件についてチームで検討します。

懸案事項(けんあんじこう)

以前から問題となっていながら、まだ解決・決定されていない事柄を指します。

使用例:社内システムの更新は、懸案事項となっています。

イシュー

英語の issue に由来し、ビジネスでは、検討・議論すべき課題や論点を指します。

使用例:市場シェア拡大のためのイシューを洗い出します。

「マター」に関するFAQ

ここでは、「マター」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q. 「マター」はビジネスでどういう意味ですか?

A. ビジネスでは、案件、検討事項、担当の件といった意味で使われることが多い言葉です。

Q. 「○○さんマター」はどんな意味ですか?

A. 「○○さんが担当・判断・管理する事柄」という意味です。人名だけでなく、部署名や役職名などの後に付けて、その人や組織の担当・所管に属する事柄を示すことがあります。

Q. 英語の matter と日本語の「マター」は同じですか?

A. 重なる部分はありますが、まったく同じではありません。英語の matter には「事柄」「問題」のほかに「物質」という意味もあり、日本語の「マター」は主にビジネスの場で使われる表現です。

最後に

「マター」の意味と使い方を理解しておくと、案件の内容や担当範囲を把握しやすくなります。相手や場面に応じて、「案件」「検討事項」「担当」などのわかりやすい言葉とも使い分けてください。

社内で使う場合には、どの案件を指すのか、誰が担当するのかを具体的に共有することが大切です。「マター」を使う際は、相手に意味が伝わるかを考え、必要に応じて「案件」「検討事項」「担当」などに言い換えましょう。

TOP・アイキャッチ画像/(c) Adobe Stock

武田さゆり

武田さゆり

国家資格キャリアコンサルタント。中学高校国語科教諭、学校図書館司書教諭。現役教員の傍ら、子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育推進活動を行う。趣味はテニスと読書。

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