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LIFESTYLE

2026.10.25

神木隆之介×浜辺美波、ふたたびゴジラと対峙。「戦友」「大主演」と語る“特別な存在”【インタビュー前編】

11月3日公開の映画『ゴジラ-0.0』に出演する神木隆之介さん、浜辺美波さんにインタビュー。前編の今回は、注目の新作に挑む心境から、山崎貴監督のキングギドラ愛が垣間見えた撮影秘話、ふたりにとっての「ゴジラ」という存在まで、たっぷりと語っていただきました。

TEXT: Oggi編集部

Oggi編集部

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「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。

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世界はふたたびゴジラと対峙する──待望の新作がついに公開!

ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』場面写真。戦闘機を襲うゴジラ
© 2026 TOHO

『ゴジラ-1.0』の世界的ヒットから3年、待望の続編『ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』が11月3日から全国公開。前作に引き続き、監督を務めるのは山崎貴さん。主人公・敷島浩一を神木隆之介さん、ヒロイン・典子を浜辺美波さんが演じます。

特攻隊から生還し、深い心の傷を抱える敷島。空襲で両親を失いながらも力強く生きる典子。戦災孤児の明子とともに、やがて家族として生きることを決めたふたり。描かれるのは、そんな彼らが初めてゴジラと対峙した前作から、2年後の世界です。

ふたたびタッグを組んだ神木さん・浜辺さんの空気は驚くほど軽やか。インタビュー前編では、作品への思いや撮影秘話について、じっくりと迫ります。

守るべき居場所を見つけた敷島に、どこか報われた気持ちになった

神木隆之介さん、浜辺美波さん

──続編のお話を聞いたとき、どんな気持ちになりましたか?

神木(以下敬称略):「本当に?」って思いました。前作の撮影中はまさか続きがあるとは思っていなかったので、びっくりしましたから。うれしい反面、またあの恐怖と、敷島が抱えているものを背負っていかなきゃいけないのか、というプレッシャーもすごくあるものの、やっぱりうれしい気持ちのほうが勝っていましたね。

浜辺(以下敬称略): 私もまさか続編に出演できるとは思っていなかったので、うれしかったです。前作が素晴らしかったからこそ、そこからさらにどう展開していくのか、監督や制作陣にはどんな構想があるんだろう、とワクワクしました。

──脚本を読んだときの印象はいかがでしたか?

浜辺:「キングギドラが出てくる!」です。前作のプロモーションのとき、山崎監督がしきりに「キングギドラが好き、キングギドラが好き」とおっしゃっていたので「そういうことか」と思いました(笑)。

前作のラストでは典子の体に痣のようなものができていて、みなさん気になっていたと思いますが…脚本を読んで「こういうふうに物語につながっていくんだ!」という驚きもありましたね。

神木:本当に楽しみながら読ませていただきました! 敷島が前作より楽しそうに生きているな、と思ったんです。前作では罪の意識の塊のような人間だったけれど、今回は家族という、守るべき自分の居場所を見つけることができて、より人間らしく生きている。

僕も勝手に報われた気持ちというか「よかったな、敷島」と安心しました。もちろん、そのぶん前作とはまた違う敷島の姿をどう見せるのか、ということも考えました。

『ゴジラ-0.0』場面写真
© 2026 TOHO

──明子を演じる子役の永谷咲笑さんも、前作から続投されています。

浜辺:またご一緒できたことは、すごく大きかったと思います。今作では家族のシーンが増えたので、まずは敷島、典子、明子の3人がちゃんと「家族」に見えるように描いていけたらと思っていました。久しぶりに会ったらすごく大きくなっていて、 成長したぶんコミュニケーションが取りやすくなり、一緒に遊べるようにもなったので、家族の空気は前作以上につくりやすかったです。

神木:でも、本人は前作のことあんまり覚えてないらしいです(笑)。

浜辺:「覚えてる?」って聞いたら、絶妙な顔で「うん…」みたいな(笑)。

山崎貴監督のキングギドラ愛、現場でも炸裂

神木隆之介さん

──キングギドラの登場も大きな見どころとなる今作。グリーンバックでのVFX撮影はいかがでしたか?

神木:撮り方自体は前作とそんなに変わらなくて、グリーンバックで「この辺にギドラがいて、こういうふうに動くよ」と監督に教えてもらいながら撮影していました。

ただ、監督の熱量はさらに増していました! それは確実に言えると思います。VFXの確認のために、現場でキングギドラのフィギュアを使うんですが、それが来ると監督がじーっと見て「すごい、かっこいいな…」って、撮影が止まるという(笑)。

ゴジラのときもそうだったんですけど、取材でも「キングギドラが好き、キングギドラが好き」と言っているほどですから、今回はより長く(笑)。でも、それくらい監督の気合も熱く表れていたのだと思います。

──浜辺さんはいかがでしたか?

浜辺:前作では、後半になるにつれてグリーンバックでの撮影に少し慣れてきたかな、という感覚はあったんです。

でもキングギドラは首が三つあるし、本当に動きがわからなくて。監督が「ギュンギュンギュン」みたいな感じで説明してくださるのですが、ゴジラ以上に想像力を膨らませることが大事だったと思います。

現場では完成形の答え合わせができないので、ちょっと心配ではあったんです。でも、監督のキングギドラ愛をものすごく感じていたので、その熱を一緒に浴びて、自分の気持ちも盛り上がっていくような感覚はありました。

浜辺美波さん

──前作『ゴジラ-1.0』は世界的な大ヒットとなり、アカデミー賞®️視覚効果賞も受賞。その反響を経ての続編ですが、おふたりの気持ちにも変化はありましたか?

神木:前作の公開後、いろいろな現場で「『ゴジラ-1.0』観ました!」「何回も観ました!」と言っていただいたことが印象に残っています。たくさんの方が、ゴジラを好きでいてくれていてありがたいです。

浜辺:私もいろいろな年代の方から「続編はあるんですか?」「このあとどうなるんですか?」と聞いていただきました。何も言えなかったのですが、ゴジラは本当にたくさんの方に愛されているキャラクター、コンテンツなのだと実感します。だからこそ続編は、より一層気合いが入りました。

神木:ただ僕らは特に変わったことはないんです。だって、すごいのはゴジラであって、僕らは人間側として出ていただけなので。

浜辺:主役はゴジラさん。

神木:そうそう。アカデミー賞を受賞したのも(VFXを担当した)白組さんですから、僕らはニュースを見ながら「やばいな」「白組すげえ!」みたいな(笑)。ただ、これで正式に監督を「世界のタカシ」って言えるんだな、というのはすごくうれしかったです(笑)。以前から冗談半分で呼んでいたんですが、もう監督も「おいおい!」ってツッコめなくなったぞ、と。

──(笑)。神木さんと浜辺さんおふたりの間にも、とくに変化はありませんでしたか?

神木:何も変わりません。前作で土台ができていたので、敷島にはスッと入れましたし、浜辺さんも典子にスッと入っていたと思います。相手がそうだと、こっちもスムーズに入れるもので、鼻息荒く腕をぶん回して「よし、やるぞ!」みたいな感じではなかったです(笑)。

浜辺:フラットな入水でした。

神木:ぬるっとした入り方(笑)。変に空回りせず、楽しくできたと思います。

浜辺:私もクランクインするまでは、「三人がちゃんと家族に見えるかな」という緊張感が少しあったんです。でも現場に入ってしまえば、意外と戻れたというか。久しぶりな感じもあまりしませんでした。

神木隆之介さん

──お互いのお芝居に凄みを感じた瞬間はありましたか?

神木:浜辺さんのお芝居は、前作より「どっしり」しましたね。すごく落ち着きのあるお芝居になったなと思います。

浜辺:(演じる典子の)ママ歴が3年積み重なっているので(笑)。

神木:ママだからこそですね。僕ら家族が寝ているシーンがあるんですが、僕が本当に寝ていようが関係なく、浜辺さんはちゃんとお芝居を成立させてくれるんです。

浜辺:神木さん、本当に寝ていましたもんね(笑)。

神木:爆睡してました(笑)。そのシーンのために、前の日に徹夜でゲームして寝ないで行きました。ちょうど『モンハン』に新しいモンスターが出てきたので…。

浜辺:いつもゲームしてる(笑)。

──浜辺さんから見て、神木さんのお芝居はいかがですか?

浜辺:私は、何気ないところがすごいなと思います。もちろん緊迫したシーンでの迫力や勢い、見せ方も素晴らしいのですが、それ以上に、前後のシーンがきちんとつながるように計算して、帳尻を合わせていくところ。

それでいて、守りに入りすぎず、攻めるところではちゃんと攻めて迫力を出す。その両方を成立させるのって、なかなか自分にはできないことだなと思います。すごく視野が広いんですよね。

田中泯は現場のムードメーカー。「僕らのくだらない話にも入ってきてくれる」

浜辺美波さん

──過酷な撮影もあったかと思いますが、振り返ってとくに印象に残っていることは?

神木:意外に、今回は前作ほど「大変だった」という感覚がないんです。前作では10日間くらい実際に海へ出て、「これマジで死ぬんじゃないか」「遭難するんじゃないか」くらいの極限状態で撮影をしていたので…(笑)。今回も大変だったとは思うんですが、前作が大変すぎて、比較的心にゆとりを持って撮影できました。

印象に残っているのは、田中泯さんがとにかく元気だったことですね。僕と前原滉が話していると、「何の話をしているの?」って入ってきてくださるんです。映画『国宝』で人間国宝を演じたような方が、僕らのくだらない話に興味を持って、一緒に笑って、待ち時間を過ごしてくださる。年齢差をまったく感じさせないくらい、本当に現場のムードメーカーでした。

浜辺:そうですね。私たちすごい方とあんなに気軽にしゃべっていたんだなって(笑)。

神木:本当に和やかな現場でしたね。

『ゴジラ-0.0』場面写真。神木隆之介さん演じる敷島
© 2026 TOHO

浜辺:私も、前作よりリラックスして現場に入れたと思います。終戦後の時代を生きる役だったり、子どもがいる役だったり、初めてのことがいろいろ重なって前回はすごく緊張していたんです。しかも電車から落ちたり、吹き飛ばされたり…。

神木:筋トレ系が多かったね(笑)。

浜辺:そう(笑)。今回はそういう撮影が比較的少なかったので、そのぶん家族のお芝居や、みんなとどうその場所にいるか、ということに集中できました。明子とあやとりをする場面があって、撮影に向けて、ずっと練習したことも印象に残っています。

神木:でも、明子のほうが上手かったですよ。「こうやってやるんだよ。ほら」みたいに教えられていましたよね。

浜辺:違いますよ! そんなことないです。私のほうが上手いですもん。

神木:なんで張り合うんですか。別に張り合う必要ないじゃないですか。じゃあ言い換えます。明子のほうが「覚えは早かった」です(笑)。

浜辺:(笑)。

神木:でも、こういった何気ないやりとりが大事だった気がします。

神木隆之介にとってゴジラは「戦友」、浜辺美波にとっては「大主演」

神木隆之介さん、浜辺美波さん

──もしゴジラの脅威がまったくない平穏な休日を、敷島と典子、明子の三人にプレゼントできるなら、どんな一日を過ごしてほしいですか?

神木:旅行に行ってほしいです。3人はどこにも行けない人生だったと思うので。すべてが解決したうえでゆっくり温泉に入って、くだらない話をしてひたすら笑っていてほしいです。楽しい話題が3人には足りないと思うから。

浜辺:私は、3人でピクニックに行ってほしいです。お天気のいい日に三人でおいしいご飯を食べながら、「今日はいい天気だな」ってそんな何気ないことを感じてほしいです。ゴジラのような脅威がある世界だからこそ、平穏な気持ちで空を見上げられることが、一番の贅沢じゃないかなと思います。

──前作、そして今作を経て、おふたりにとって「ゴジラ」はどんな存在になりましたか?

神木:前作の公開当時は、僕は「ゴジラは人間が残した負の遺産」というようなことを取材で言っていたらしいんですけど、「そんなこと言ってたっけ?」となりました。前作は少しよそいきの真面目なコメントでしたが、今の感覚でお伝えするなら僕にとって「戦友」のような存在です。

もちろん物語のなかでは、僕らはゴジラに立ち向かう側ですけど、一緒にこの映画の撮影に立ち向かった仲間でもあるような。ゴジラのほうが大先輩ではありますが、今では見るとちょっと安心するくらい、親近感のある存在になりました。

『ゴジラ-0.0』場面写真。浜辺美波さん演じる典子
© 2026 TOHO

──浜辺さんはいかがでしょう?

浜辺:私は「大主演」ですね。現場では実際に会えない存在ですが、完成した映画でゴジラが登場して、あの“ゴジラのテーマ”が流れた瞬間に、「会いたかった!」っていう気持ちになるんです。

以前はゴジラについてあまり詳しくなかったのですが、撮影を通して「厄災の象徴」という考え方や、ファンの方、制作陣の皆さんがゴジラに込めている思いを知り、見方が変わりました。でも、二作目を経験してより理解できたかというと…やっぱり「無限大」だなとその存在の大きさを感じます。理解したいと思っても背中が大きすぎて、なかなか追いつけない。こうしてずっと進化し続けているゴジラを見ていると、自分自身も進化していかなければならないな、と改めて思います。

インタビュー後編では、おふたりのパーソナリティにさらに接近。共演経験も多い神木さん&浜辺さんがお互いに抱くイメージや、おふたりの仕事観を深掘りします!

ゴジラ-0.0

『ゴジラ-0.0』キービジュアル
© 2026 TOHO

キャスト: 神木隆之介 浜辺美波
監督・脚本・VFX:山崎貴
製作:東宝㈱
制作プロダクション:TOHOスタジオ ROBOT
VFX:白組
© 2026 TOHO

公式サイト

撮影/黒石あみ スタイリスト/吉本知嗣(神木さん)、瀬川結美子(sharey/浜辺さん) ヘアメイク/大野 彰宏(ENISHI/神木さん)、George(浜辺さん) 取材・文/徳永留依子

衣装クレジット
浜辺さん:トップス¥49,500・スカート ¥36,300(エスアンドティ〈バウム・ウンド・ヘルガーデン〉)

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