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「おやすみなさい」は敬語なの?
そもそも、「おやすみなさい」は敬語かどうか、答えはYesです。
「おやすみなさい」は、「お+休み+なさい」という構造で成り立っています。「なさい」は尊敬語「なさる」から来ている表現で、ある程度の丁寧さを持つ言葉です。ただし、完全な敬語というよりは「カジュアルすぎず、硬すぎない」日常的な丁寧表現として位置づけられます。
目上の人に使っても失礼にはなりませんが、相手との距離感によっては少し親しみすぎる印象を与えることもあります。
「おやすみなさいませ」との違い
旅館や接客業では「おやすみなさい」よりももう少し丁寧さを含めた「おやすみなさいませ」という表現も使われます。「ませ」を加えることで格式がぐっと上がり、お客様への挨拶として自然な形になります。
ちなみに、「おやすみなさい」は何語?
「おやすみなさい」は日本語独自の表現で、直訳できる言語はほとんどありません。英語では「Good night.」が対応する表現として知られていますが、「Good night.」も就寝前だけでなく夜の別れ際に広く使われる点では「おやすみなさい」に近い使われ方をします。言語によって挨拶の文化が異なる点も、覚えておくと面白いポイントです。
上司・先輩に「おやすみなさい」は使っていい?
退勤時や夜間のやり取りで、上司や先輩に「おやすみなさい」と伝えるべきかどうか悩みますよね。
「おやすみなさい」を言う必要のある時間、つまり遅い時間や深夜帯であれば、ビジネスシーンであっても使っていけない言葉ではありません。たまたま夜遅くまで仕事をしていた場合や、懇親会の後、最寄駅が近所で別れ際に「おやすみなさい」と言うのはなんらおかしいことではありません。出張の際、ホテルの部屋に入る前などは正しい挨拶でもあります。
また、最近はチャットツールを利用して仕事をすることもあるので、急ぎの案件や、就寝間際まで仕事のやり取りをしないといけない場合など、会話の締めくくりとして使うこともあります。
向こうから「おやすみなさい」と言われたら?
チャットツールなどで連絡を取っていた上司や同僚から「おやすみなさい」と送られてきたとき、「おやすみなさい」と返して失礼に当たらないか迷うこともあります。
基本的に、向こうから「おやすみなさい」と言われたら、同じように返して問題ありませんが、失礼かもと不安になるのであれば「お疲れ様でした、おやすみなさいませ」と形式的な言葉を添えるといいでしょう。
「おやすみなさい」が不自然に感じるケース
通常、仕事をしている時間には使わない「おやすみなさい」という言葉。使うシーンによっては不自然に見えることがあるので、注意が必要です。
仕事中なのに”寝る挨拶”をする違和感
「おやすみなさい」は、通常は寝る前の挨拶として使われます。そのため、「寝る前の挨拶を仕事仲間にかけること」に違和感がある人もいるでしょう。
夜間勤務の仕事を除き、そもそも「おやすみなさい」を言わないといけないような深夜帯まで仕事をしていてること自体も少しおかしいと感じるかもしれません。
気になるのであれば、わざわざ「おやすみなさい」を使わなくても、遅い時間でも「お疲れ様でした」「失礼致します」などで統一してしまっても問題ありません。
まだ関係性が浅い相手は「お疲れ様です」が無難
初対面に近い相手や、フォーマルなやり取りが続いている相手に「おやすみなさい」を使うと、馴れ馴れしいと思われてしまうかもしれなかったり、取引先へのメールでは「おやすみなさい」と書くと私的に見える場合もあるため注意が必要です。
「おやすみなさい」の言い換え表現
「おやすみなさい」を使わず、相手や場面に合わせた言い換え表現を知っておくと、コミュニケーション幅が広がります。
フォーマルな相手には
社外の相手や改まった場面では、以下の表現が自然です。
いずれもビジネスシーンでの退勤時や別れる際の挨拶として使いやすく、相手を選ばず使える安心感があります。
・失礼いたします
・本日はありがとうございました
・また明日よろしくお願いいたします
親しみを込めた言い換え表現もある
上司や先輩などビジネスシーンであっても、関係性が近い相手やお世話になっている相手には、次のような言い換え表現も有効です。また、いつもより特別大変だった日や、トラブルの対応、大きなプロジェクトがひと段落した時など、少し温かみを加えたいときに使いやすい表現です。
・お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね
・遅くまでありがとうございました。また明日、よろしくお願いします。
「おやすみなさい」は相手との距離感が大切
「おやすみなさい」は、目上の人に使っても基本的に失礼にはなりません。ただ、関係性が浅い相手や社外のやり取りでは、少し親しみすぎる印象を与えることもあります。相手との距離感を意識しながら、場面に合った言い換えも使いこなせるようになると、挨拶の印象がぐっとよくなります。
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コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。



