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2026.06.09

「夕立は馬の背を分ける」とは夕立の局地性を表した表現!気象関連のことわざを紹介

「夕立は馬の背を分ける」とは、馬の背の一方では降り、もう一方では降らないというように、夕立の降り方が局地的である様子をたとえたことわざです。他にも、気象関連のことわざは多数あります。よく使われることわざをまとめてご紹介します。

「夕立は馬の背を分ける」とはどんな意味のことわざ?

「夕立は馬の背を分ける」とは、夕立の降り方が局地的であることをたとえたことわざです。馬の背の一方は雨で濡れ、もう一方は濡れていないというように、極めて局所的に夕立が降ることに由来しているとされます。

・あんなに雨が降ったのに、自宅周りの地面は濡れていなかった。夕立は馬の背を分けるというけれど本当だなあ
・「夕立は馬の背を分ける」の言葉通り、局所的に雨が降った

夕立は馬の背を分ける
夕立は、馬の背の一方では降り、他方では降らないことがある。夕立の降り方が局地的であることのたとえ。

出典:小学館 デジタル大辞泉

「夕立は馬の背を分ける」と同じく気象関連の表現と使い方を例文でチェック

「夕立は馬の背を分ける」以外にも、気象関連のことわざや言い伝えは数多くあります。いずれも覚えておくと、天気の移り変わりや傾向を推測するヒントとして活用できるでしょう。よく使われることわざや言い伝えの意味と使い方を、例文を通して紹介します。

雨の中で相合傘をしている人のイラスト
(c)AdobeStock

朝焼けは雨、夕焼けは晴れ

「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」とは、朝焼けが見られた日は雨が降ることが多く、夕焼けが見られた翌日は晴れることが多いという意味です。

・今日は夕焼けがきれいだね。夕焼けは晴れというから、明日も天気が良いだろう
・朝焼けは雨というから、今日は雨傘を持って行くほうが良いよ

夕焼けは西の空に雲がなく、大気中に水蒸気が少ないときに起こるため、実際に次の日は晴れやすいとされています。ただし、春と秋は当てはまることが多いですが、夏と冬は天候の移り変わりが激しく、外れることもあるため注意しましょう。

朝虹は雨、夕虹は晴れ

「朝虹は雨、夕虹は晴れ」とは、朝に虹が見られたときは雨が降りやすく、夕方に虹が見られたときは翌日は晴れやすいという意味です。

・朝、家を出ると空に虹がかかっていた。朝の虹は雨というから、慌てて洗濯物を家の中に取り込んだ
・夕虹は晴れということわざがあるから、明日はきっと良い天気だろう

虹は大気中に雨粒が漂っているときに見られる現象です。太陽の反対側に現れるため、朝の虹は西側、夕方の虹は東側に見えます。天気は西から東へと移り変わることから、西側に虹がある場合(=朝に虹が見える場合)は、しばらく経つと雨が降ると考えられます。

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遠い山が近くに見えると雨

「遠い山が近くに見えると雨」とは、遠くにある山がいつもよりも近くに見えるときは雨が降るという意味のことわざです。

・いつもよりも富士山が近くに見える。もうすぐ雨が降るかもしれない
・なんとなく山が迫って見えるのは、雨が近づいているからかも

大気中の水蒸気が多くなると遠くのものが近くに見えることがあります。そのため「遠い山が近くに見えると雨」と言われることがあるようです。また、大気中の水蒸気が多くなると、音が拡散しにくく、遠くの音がよく聞こえるようにもなるとされています。

月に暈(かさ)がかかると雨

「月に暈(かさ)がかかると雨」とは、月の周りに大きな円が見えるときは翌日の天気は雨になるという意味です。「太陽に暈がかかると雨」ともいわれます。

・月に暈がかかっている。明日は雨かもしれない
・太陽に暈がかかると雨というから、今日は雨傘を持って出かけよう

暈は内側がやや赤っぽく、外側がやや青っぽく見えます。また、月の周りの暈を「月暈」、太陽の周りの暈を「日暈」と呼ぶこともあります。

猫が顔を洗うと雨

「猫が顔を洗うと雨」とは、猫が顔を洗うように手でこすると雨が降るという意味のことわざです。

・うちの猫がしきりに顔をこすっている。普段以上に念入りだ。猫が顔を洗うと雨と言うから、もうすぐ天気が崩れるのだろうか
・猫が顔を洗うと雨ということわざがあるが、うちの猫はいつでも顔を洗っているので天気予報にならない

猫のヒゲは、湿度の変化を敏感に察知するといわれています。雨が降る前は湿気が多くなるため、ヒゲに違和感を覚え、手でこするような仕草を見せるのかもしれません。

顔をこする猫のイラスト
(c)AdobeStock

ツバメ(ヒバリ)が高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨

「ツバメが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨」とは、ツバメが空高く飛んでいるときは天気は崩れないが、低く飛び始めると崩れることがあるという意味のことわざです。地域によってはツバメではなくヒバリが高く飛ぶと晴れ… ともいいます。

・ツバメが高く飛んでいるから、しばらく天気は持つだろう
・ツバメが低く飛び始めた。もうすぐ雨が降るかもしれない

雨が降る前は大気中の水蒸気が増え、ツバメやヒバリのエサとなる小さな虫たちの身体は湿り気を帯びて重くなります。そのため、虫たちは低く飛び、それらを追いかける鳥たちも低く飛ぶようになるといわれているのです。

狐の嫁入り

「狐の嫁入り」とは、空が晴れているのに雨が降る現象です。「天気雨(てんきあめ)」や「日照り雨(ひでりあめ)」ともいわれます。

・こんなに晴れているのに雨が降っている。狐の嫁入りだ
・昨日は夕方から狐の嫁入りだった

太陽が出ているのに雨という不可解な状態を、狐に化かされたように感じたのかもしれません。なお、地域によっては、「狐の嫁入り」は虹が出ることや霰(あられ)が降ることを指します。

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ことわざは生活の知恵!他にもチェックしてみよう

ことわざには根拠のないものもありますが、生活の知恵が詰まったものも多数あります。とりわけ天候関連のことわざには、根拠のあるものも少なくありません。単なる言い伝えと切り捨てるのではなく、簡易的な天気予報に役立ててみましょう。

また、その地域ならではの天候のことわざもあります。お住まいの地域に伝わることわざを調べてみるのも面白いかもしれません。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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