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なぜ、ふとした瞬間に「自分が嫌」になってしまうのか
まずは、なぜ自分を否定したくなってしまうのか、その背景にあるものを確認してみましょう。
「理想の自分」のハードルが上がりすぎている
仕事も私生活も、「私はここまでできて当たり前」という基準が、いつの間にか高くなっていませんか。責任ある役割を任されるようになると、少しのミスや停滞が許せなくなり、理想に届かない自分を厳しくジャッジしてしまうようになります。
心身の余裕がなくなっている
仕事の責任や家庭のタスクが重なる時期は、どうしても心にゆとりがなくなります。疲れが溜まると、脳はネガティブな情報を優先的に拾いやすくなるもの。自分を嫌いになるのは、性格の問題ではなく、単なるエネルギー切れかもしれません。
自己嫌悪に陥りやすいパターン、とその心理
どのような場面で自分を嫌いになりやすいのか、よくあるパターンを具体化してみると、客観的に自分を見つめやすくなります。自己嫌悪に陥りやすいタイミングを知っておきましょう。
仕事でミスをした、周りと比較してしまったとき
仕事でミスをしたとき、「もっとうまく立ち回れたはずなのに」と過去の自分を責めたり、順調そうに見える他者と自分を比べて落ち込んだりすることもありますよね。
これは、自分に対する合格ラインや及第点を高く設定しすぎているがゆえに起きるパターン。他人と自分を比較しても正解は見つかりませんし、ミスした後に悩んで悔やんでもミスした事実は変わらないので、自己嫌悪の気持ちが強くなるだけです。
大切な人に優しくできなかったとき
余裕のなさから、パートナーや後輩、家族に対してついキツい言い方をしてしまい、後から一人で猛省するパターンもありますよね。
優しくしたいという思いがあるからこそ、それができなかった自分に対して強い罪悪感を抱いてしまうのです。
何もできなかった休日を過ごしたとき
リフレッシュするはずが、気づけば夕方までダラダラしてしまった……。そんな日もあってもいいものですが、時間を有意義に使うべきだと自分に課してしまっている頑張り屋さんな人ほど、後悔し、自分の行動を責めてしまうのです。
「自分が嫌……」を上手に変えていく3つのステップ

自己嫌悪に陥ることは誰にだってあります。それだけあなたは真面目で正直であるということ。
でも、自己嫌悪に陥って、そのままネガティブなループに入ってしまったときは厄介ですよね。いきなり前向きになろうとせず、段階を踏んで冷静さを取り戻していきましょう。
1.感情を言葉にして、一度外に出す
「今、自分は〇〇なところが嫌だと思っているんだ」と頭の中で考えるだけでなく、言葉にして出してみましょう。紙に書き出すのも効果的です。
人は、自分の外側に感情を出すことで、自分自身を切り離して冷静に考えることができます。口に出したり紙に書いたりすることで、案外大ごとではなかったことに気づいて、自分を責める気持ちが少なくなるかも。
2.今の状況を客観的に見る
嫌悪感の原因は、本当に自分の性格でしょうか。実は寝不足や空腹、あるいは抱えきれないほどのタスク過多が原因かもしれません。自分を責めてしまう気持ち以外に、自分の現在の状況を冷静に整理してみましょう。自分を責めるより先に、まずは寝る、食べるといったシンプルな解決策が見えてくるかもしれません。
3.60点の自分にOKを出す
完璧主義を一度お休みさせて、最低限これはやったという事実だけに目を向けてみましょう。朝起きて仕事に行った、当たり前ですが、それだけでも十分な頑張りです。100点を目指して心が折れるより、60点を目指して自分を許してあげる努力をしたほうが建設的です。
自分のことが嫌。そんな考えが止まらないときに効く、心の切り替え方
どうしても自己嫌悪の思考が止まらないときに、次のことを試してみてください。
事実ベースで考える
「私はダメだ」と自分を否定するのではなく、「あの時のあの行動は良くなかった」と具体的な事実ベースで考えてみましょう。
闇雲に自分自身を否定しても、何も解決しませんが、具体的な行動を否定すると改善できるポイントが見えてくるかも。視点を移すだけで、自分自身が悪いわけではないと納得できるはずです。
親友が同じ悩みを持っていたら?と想像する
自分に厳しい人は、大切な友人が同じ悩みで落ち込んでいたら?と考えてみて。「そんなこと誰も気にしないよ」「それはあなたのせいではないよ」と声をかけるかもしれませんよね。
それを自分自身にも置き換えてみて。自分を責め続けなければいけないほど、あなたは大きな失敗も悪いこともしていないと気づけるはずです。
五感を刺激して、思考を強制終了させる
次に同じ間違いをしないように反省したり改善点を考えたりするなど、前向きな場合の自己嫌悪なら良いですが、ただ自分の過去の行動を責めるだけの生産性のない自己嫌悪は無息。なぜなら、もう終わったことであり、自分の頭の中でただ自分を責めても、事実も未来も何も変わらないからです。
そんなときは、自己嫌悪に陥っている自分の思考を無理にでも終了させましょう。あたたかい飲み物を飲む、好きな香りを嗅ぐ、スマホを置いて5分だけ歩く。それでも考えてしまうなら、カラオケに行く、友達と会う、ゲームなど頭を使う娯楽をするなど物理的な刺激を取り入れると、負のループを断ち切ることができます。

自分を嫌いな時間は、自分を整える準備期間
真面目で真っ直ぐであるからこそ、自己嫌悪に陥り、自分の行動を悔いてしまいます。誰にでも自分が嫌いという感情はあるのでそれは否定することなく、ミスや失敗をする自分であっても、間違いなく毎日頑張っているという事実を認めてみましょう。
自己嫌悪の感情を分解して、それほど悔やむ必要のあるものなのかと分析するのもいいですね。
マイナス意傾かないための考え方や行動を一つずつ重ね、明日へつなげていきましょう。
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コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。



