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2025.10.14

「生きる」と「活きる」はどう違う? 意味・使い分け・表記の判断軸を紹介

同じ読み方でも、使い方や印象が大きく変わる「生きる」と「活きる」。ビジネス文書や日常会話でどちらを選ぶべきか迷った経験はありませんか? この記事では、二つの言葉の違いと正しい使い分けのコツを例文付きで解説。迷わず使える判断軸を身につけて、あなたの表現力を一段上へと導きます。

「生きる」と「活きる」は、同じ読み方でありながら、表記によって印象が変わる言葉ですね。2つの表記にはどのような違いがあるのでしょうか?

この記事では、二語の意味と使い分けの考え方を整理し、仕事や日常で使う際に迷わないための判断基準や注意点も紹介します。

「生きる」と「活きる」の違いはどこにある?

「生きる」と「活きる」は同じ読み方をする言葉ですが、使い分けには微妙な違いがあります。ここでは辞書の定義をもとに整理してみましょう。

「生きる」と「活きる」を辞書で調べると…?

『デジタル大辞泉』(小学館)や『日本国語大辞典』(小学館)、『角川類語新辞典』(角川書店)で「いきる」を調べると、基本的には「生きる」の表記で説明されています。

例えば『デジタル大辞泉』(小学館)では次のように解説されています。

い・きる【生きる】
[動カ上一][文]い・く[カ上二]《古くは四段活用であったが、中世ごろから上二段に活用》
1 人間・動物などが、生命があり活動できる状態にある。生命を保つ。生存する。「百歳まで―・きる」「水だけで―・きる」⇔死ぬ。

ア 生計を立てる。生活する。「ペン一本で―・きる」
イ(「…にいきる」「…をいきる」の形で)そこを生活の本拠として暮らす。また、意識的能動的に毎日を過ごす。「海に―・きる人々」「青春をいかに―・きるか」
ウ(「…にいきる」の形で)そのことに生きがいを見出して日々を送る。「研究一筋に―・きる」「趣味に―・きる」
3 あたかも命があるような働きをする。生き生きする。また、理念などが失われずに後世まで伝えられる。「その一語で文章が―・きてきた」「創設者の精神は今日なお―・きている」
4 (「活きる」とも書く)うまく活用することによってそのものの価値が発揮される。効果を現す。「ひとふりの塩で味が―・きてくる」「長年の経験が―・きる」
5 効力が失われていない。「あのときの約束は―・きている」「ライン内の―・きたボール」
6 野球で、塁に出たランナーがアウトにならずにすむ。「エラーで一塁に―・きる」⇔死ぬ。
7 (「活きる」とも書く)囲碁で、目が別々に二つ以上できて自分の地(じ)となる。「石が―・きる」⇔死ぬ。→生(い)く
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

つまり「生きる」とは、生物が命を持って存在していることを基本に、生活・生計・生きがいなど幅広い意味を含む言葉だといえます。

調べものをする女性
(c)Adobe Stock

「活きる」と書くのはどんなとき?

一方で「活きる」と表記するのは特定のケースに限られます。代表的なのは次の2つです。

1.価値や効果が発揮されるとき

例:「経験が活きる」「工夫が活きる」

知識や努力が有効に作用し、意味を持つことを表します。

2.囲碁の場面で

「石が活きる」という形で使われます。

いずれの場合も「生きる」と書くこともできますが、ニュアンスを強調したいときに「活きる」を用いると伝わりやすくなる面もあるでしょう。

参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

「生かす」と「活かす」の違いは?

「生きる」と「活きる」という言葉を考える上で避けて通れないのが、「生かす」と「活かす」の表記。「生かす」と「活かす」の違いについても見ていきましょう。

両者は意味としては同じ

『デジタル大辞泉』と『日本国語大辞典』(ともに小学館)を調べると、「生かす」と「活かす」はいずれも「命を助ける」「有効に使う」「復元する」といった意味を持つ語として併記されています。

つまり、語義の上では明確な違いはなく、どちらも正しいといえます。

指さし 女性
(c)Adobe Stock

常用漢字を意識するなら「生かす」

「生かす」は常用漢字表にある表現であり、「活かす」は常用漢字表にはない読み方です。したがって、「活かす」も誤りではありませんが、履歴書や公的文書などでは、「生かす」を使用するほうが安心感があるでしょう。

読みやすさや誤解のなさ、読み手への配慮といった点でも、常用漢字に準拠する表記が好まれる傾向があります。

「生きる」と「活きる」の使い方を例文で確認

同じ言葉でも、誰に向けてどう使うかで印象が変わります。ここでは、「生きる」と「活きる」の例文をもとに使い方を解説します。

「生きる」を使った例文

まずは「生きる」を使った例文から紹介します。

「祖父は90歳を過ぎても元気に生きている」

もっとも基本的な用法で、「生命を持って存在している」ことを表します。

「彼は画家として生きていくことを決意した」

ここでは「生活の糧を得る」「生計を立てる」という意味になります。「〜として生きる」は、職業や生き方そのものを示す言い回しです。

「創業者の思いは今も会社に生きている」

この用法では、命がない抽象的なもの(理念・精神・言葉)が受け継がれ、生き生きと存在し続けていることを表します。文化や伝統が「生き続ける」という言い回しも同じ使い方です。

「活きる」を使った例文

続いて「活きる」を使った例文です。いずれも「生きる」と書くこともできます。

地球とデスク
(c)Adobe Stock

「海外での経験が新しい仕事に活きた」

この場合の「活きる」は「役立つ」「効果を発揮する」という意味です。知識や努力が実際の場面で有効に作用することを強調します。

「シンプルなデザインの中で彼女のセンスが活きている」

持っている特性や工夫が「生かされている」状態を表します。「〜が活きる」と言うと、その人らしさや強みが引き立っているニュアンスになりますね。

「ひとふりの塩で素材の味が活きる」

料理などでよく使われる表現です。「引き立つ」「本来の力が発揮される」という意味で、味や特徴を強調する際に用います。

最後に

「生きる」は命の営みや日々の暮らしそのものを示し、広く基本的な表現。一方で「活きる」は、知識や経験、工夫などが「意味を持って役立つ」ことを強調するときに効果的な書き方です。

場面に応じて書き分けることで、伝えたい意図がより鮮明になり、表現の幅もぐっと広がります。言葉の微妙な違いを知っておくことで、日常の文章や会話もいっそう豊かに彩られるでしょう。

TOP・アイキャッチ・吹き出し画像/(c) Adobe Stock

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