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2026.01.25

人に頼めないのは、プライドが高いから? 特徴と心理で導く改善法

人に頼るのが下手で、つい全部ひとりで背負ってしまう自覚があるのに、どうしたら人に頼めるようになるのかわからない…。実はこれ、アラサー世代に多い悩みでありながら、本人も気づかないほど深く根付いているケースもあります。人に頼めない理由や関連するプライドの正体、心理背景、自然に頼れるようになるポイントを解説していきます。

並木まき

人に頼めないのはどんな人? 6つの特徴

まずは「頼めない人」の特徴から、整理してみましょう。
行動の裏には、心理的な理由が影響しているものです。

〈人に頼めない人の特徴〉
・自分でやったほうが早いと感じてしまう
・人に迷惑をかけたくない
・中途半端な頼み方が苦手
・完璧主義の傾向がある
・他人に弱みを見せるのに抵抗がある
・プライドが高く評価を気にしやすい

このように、実はいわゆる「責任感が強い」と言われやすいタイプほど、人に頼むのが苦手な傾向も。
さらにストイックな気質が加わると、人に頼むのが「悪いこと」であるかのように自分でなんでも抱え込んでしまいがちです。

プライドが高くて「人に頼めない人」の心理背景3つ

ノートパソコンの前で悩んでいる女性の写真
(c)Adobe Stock

プライドの高さは、人に頼めない行動に対して特に影響を及ぼします。
その理由を解説しましょう。

♦︎心理1:完璧な自分でいたい

やり切る自分でいたい、弱点を見せたくない… などの気持ちが強すぎると、“完璧な自分”を演じるような状態になってしまうので、だんだんと人に頼れなくなっていきます。
完璧を目指すのは悪いことではないものの、そのせいで弱音を吐けなくなり、気づけばキャパシティを超えてまで抱えがちに…。

♦︎心理2:能力を常に証明し続けたい

過去の栄光がある場合は特に“能力を常に証明し続けたい欲”が出るもの。すると、人に頼らずに常に自分で処理をしようと奮闘しがちに…。
職場の評価や周囲の期待に応え続けてきた人ほど「頼ったら、自分の評価が下がる」と感じてしまって、周りを頼らなくなる傾向にあります。

♦︎心理3:過去に失敗したのでもう失敗をしたくない

過去に人に頼って失敗をした経験があると、頼ることそのものへの恐怖心や不安が大きくなってしまいます。
「あのとき、上司にお願いをしたのに断られた」や「先輩に頼ったら、鼻で笑われた」などの苦い経験が、頼みにくい心理状況へとつながってしまうのです。

うまく頼れない… 自覚あるアラサーの残念な体験も

(c)Adobe Stock

「頼れない」は、日常において苦い思い出になることも…!?
人に頼れなかったために、失敗してしまったと語るアラサーたちの体験談です。

♦︎仕事を振れず深夜まで残業をした

「繁忙期だったので、周りも私と同じくらい忙しいだろうと人に仕事を振らないでいたら、自分だけが仕事を抱え込む事態に。
タスク山積みで深夜まで、ひとりで残業をしました。同僚からは『早く言ってくれれば、手伝ったのに…』と言われてしまい、思い込みで判断せずにまずは相談すれば良かったと思いました」(30代後半女性/20代後半当時のエピソード)

♦︎相談するタイミングがなく小さなトラブルが深刻化

「当時の上司が話しかけにくいタイプだったので小さな違和感の段階で相談する気になれず、そのまま仕事を進めていたら、気付いたときにはクライアントとのあいだに深刻な齟齬が出て大きな問題に…。
小さな違和感があったときに、勇気を出して上司に相談して指示をあおぐべきだったと反省しました」(30代前半女性)

♦︎彼に心配をかけないようにしたら逆効果に

「私はフリーランスで働いているので、仕事を頼る相手がいません。一度、すごく仕事で追い詰められていたときに本当は彼に頼りたかったけれど、心配をかけてはいけないと思って遠慮してしまいました。
結局、キャパシティオーバーになった私が彼に冷たい態度をとってしまって、別れ話寸前まで関係は悪化。
『限界を迎える前に言ってくれれば、できることは手伝ったし、そのほうが俺らのためにも良かったのに』と言われ、その通りだなと思いました」(30代半ば女性/30代前半当時のエピソード)

上手に「人に頼れる」ようになるワンポイントレッスン

仕事をする女性
(c)Adobe Stock

上手に頼ることは、才能でも性格でもなく“スキル”。
練習すれば必ず身につくものです。
すぐに始められるワンポイントレッスンをまとめました。

♦︎レッスン1:最初から「お願い」をするのではなく、まずは「相談」から

誰かに何かを頼むことへのハードルが高いならば、まずは「お願い」ではなく「相談」から始めてみましょう。
「ちょっと相談したいことがあって…」と、気負わずに話しかけてみて!

♦︎レッスン2:部分的に頼んでみる

頼るときに、丸投げを前提としてしまうと頼みにくくなりがち。
そこでまずは「部分的」に頼むよう意識をすると、依頼しやすくなります。
どうしても頼むことへの抵抗があるなら、最初は3〜5分程度で終わるような雑務を誰かにお願いするところから始めてみるのも◎。

♦︎レッスン3:「完璧じゃなくてもいい」と思うようにする

もしも完璧主義が邪魔をして頼むことに苦手意識があるならば「完璧じゃなくてもいい」と考えるように、発想の転換を◎。
誰かに依頼をすることは、不完全な自分の証明ではありません♡

♦︎レッスン4:手伝ってもらったら感謝を忘れない

お願いしたことを手伝ってもらったら、感謝の気持ちを忘れずに!
人を頼ったことをポジティブな記憶として自分に定着させるためにも、感謝の心は大切です。
繰り返していくうちに、人に頼ることへの抵抗感も少しずつ減っていくはず◎。

♦︎レッスン5:頼るのはその人を信頼しているから! と捉える

誰かに何かを頼るのは、その人を信頼しているからこそ。
頼ることを“ダメな自分を見せる行為”とは捉えず、自分が相手を信頼できている証として、お願いごとができているんだとポジティブに解釈しましょう。

人に頼れない原因はプライドだけではないけれど…

人に頼れない原因は、プライドだけではありません。
けれどプライドの高さが邪魔をして、他人にお願いごとをしにくくなっているパターンが多いのは事実。
苦手意識があるならば、まずは“相談”から始めて慣れていきましょう。
自力で頑張る場面と頼る場面を選べるようになれば、ビジネスパーソンとしての「強み」にできます。ぜひ上手にバランスをとってみてくださいね◎。

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

並木まき

ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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