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2026.01.03

「こちらこそよろしくお願いします」はビジネスの目上に使える? 上司へのNGは…

ビジネスメールでもチャットでも「こちらこそよろしくお願いします」は、よく見聞きする言葉。もはや聞かない日はないくらいに浸透しているフレーズです。でも、ちょっと油断をするとおかしな用法をしている場合も…!? ビジネスシーンで正しく使うためのポイントを、NG体験談や実例を交えながら解説します。

並木まき

「こちらこそよろしくお願いします」の本来の意味は?

ニュアンスとしては相手からの“よろしくお願いします”を受けて「いえいえ、むしろ私のほうこそよろしくお願いします」という“謙譲”を返す言葉です。

「こちらからもお願いしたい気持ちが強い」という前向きな姿勢を示す表現ですので、相手と良好な関係を結びたいときや印象を柔らかくしたいときに最適なフレーズでしょう。

♦︎そもそもこの言葉はビジネスシーンに適している?

ビジネスシーンで使うにあたって、まったく問題のないフレーズです。
むしろ相手と協力関係を築きたい姿勢が伝わりやすく、ビジネス上のあらゆる場面において丁寧で好印象を与えやすい言葉です。
ただし、後述する“誤用”には注意しましょう。

「こちらこそよろしくお願いします」のありがちな誤用をチェック!

(c)Adobe Stock

ビジネスシーンでは、“言葉の距離感”がとても大切。
しかし本人は丁寧にしたつもりでも、実は場面にそぐわないケースも散見されます。
NG例を知って、印象ダウンを防ぎましょう。

♦︎誤用1:相手が「よろしくお願いします」を使っていないのに使う

筆者がたびたび見かけた誤用のひとつ。
「こちらこそよろしくお願いします」は、「こちらこそ」が入っているので相手からの「よろしくお願いします」を受けて使う言葉ですから、相手がお願いをしていないときには意味が噛み合いません。

NG例:
相手「資料を受け取りました! ありがとうございます」
自分「こちらこそ、よろしくお願いします」
これでは、噛み合っていないコミュニケーションです。

♦︎誤用2:謝罪のメールで使う

稀に見かける誤用です。
謝罪と依頼がごちゃ混ぜになってしまうと、誤っているのか今後のお付き合いを依頼しているのかが曖昧になるだけでなく謝罪の重みも薄れがちに。
謝罪では「引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします」が自然です。

NG例:
「ご迷惑をおかけしました。こちらこそよろしくお願いします」

♦︎誤用3:目上に対して気軽に使っている

「こちらこそよろしくお願いします」は、基本的には目上の相手にも使えるフレーズです。
しかし文末が「〜いたします」ではなく「します」なので、場面や関係性によってはややカジュアルで軽い印象を与えてしまう場合も。また、文末に「!!!」などと加えるのも相手が目上なら好ましくないケースが多いでしょう。

NG例:
(目上に対して)「こちらこそよろしくお願いします!!!」

【場面別】「こちらこそよろしくお願いします」の言い換え方

お辞儀をする女性
(c)Adobe Stock

「こちらこそよろしくお願いします」は万能感のあるフレーズではありますが、場面に応じてもう少しフォーマルにしたいときの言い換えも押さえておきましょう。

♦︎もっと丁寧な言い方にしたいなら?

「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」
「こちらこそ、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます」

よりへりくだった言い方をすることで、相手への敬意を表せます。

♦︎協力関係をもっと強調したいなら?

「微力ながら尽力いたします。どうぞよろしくお願いいたします」
「今後とも良いお付き合いができれば幸いです」

今後も協力関係を築いていきたい意思が伝わりやすい言葉を選ぶと◎。

気をつけて! ビジネス上での“ちょっと残念な使い方”エピソード

(c)Adobe Stock

リアルな失敗エピソードは、学びの宝庫。
現場で起きがちな“言葉の行き違い”を知って、日頃のコミュニケーションにも活かしていきましょう。
筆者が見聞きした事例から、ふたつのエピソードを紹介します。

♦︎残念エピソード:定型文登録で誤変換されていた

30代前半のAさんは、仕事でよく使うフレーズを定型文として登録して、簡単に変換できるようにしているそう。
「こちらこそよろしくお願いします」もよく使うので、自分の端末に定型文登録をしていたのだとか。
ところが普段は誤変換がなかったので安心しきっていたところ、ある日のメールで、文脈がおかしな部分で「こちらこそよろしくお願いします」と入っているメールを取引先に送っていたことに気づき、青ざめたとのこと。
Aさんは「送る前に、ちゃんとメールを読み返せばよかったのにうっかりしてしまった」と大反省したそうです。

よく使うフレーズで“あるある”の残念かもしれません。送信前の見返しは徹底しましょう◎。

♦︎残念エピソード:上司との関係を考慮せず使ってしまった

20代後半のBさんは、上司から「今後の進め方について、よろしくお願いします」と届いたメッセージに対して「了解です! こちらこそよろしくお願いします!」と勢いよく返信。
しかしこのメッセージを見た上司から「言葉遣いが軽すぎる」と指導を受けたそうです。

「了解」や「します!」といった言葉は、上司に送るには不向きな場合が少なくありません。
一見すると問題なさそうな日本語でも、関係性によって調整が必要です◎。

「よろしくお願いします」は使いこなせば便利なビジネスフレーズ

「こちらこそよろしくお願いします」は相手の“よろしく”に対する丁寧な返答ですので、使いこなせれば便利なフレーズです。
ビジネスシーンで広く用いられていて、言い換え方でフォーマル感も調整できます。
ただし「こちらこそよろしくお願いします」はとても便利なフレーズだからこそ、使う場面の見極めも必要。
正しく使いこなして、信頼されるコミュニケーションを目指していきましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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