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2025.06.11

仕事・人間関係で〝やらないことを決める〟が重要な理由

ビジネスシーンでは「何をするか」に注目や注意が集まりがちですが、「何をやらないのか」も実はとても大切な考え方です。限られた時間とエネルギーを、大切なことに集中するための選択とも言えるでしょう。「やらないこと」を決める重要性や、決め方について解説していきます。

並木まき

「やらないことを決める」はなぜ重要なのか?

(c)Adobe Stock

現代は「やるべきこと」であふれていますよね。仕事や人間関係、情報収集や自己成長にSNS… と、やればやるほど期待しただけの成果が出そうに思える一方で、本当に大切なことに集中できなくなっている人も少なくありません。
そのため「やることを決める前に、やらないことを決める」という考え方も大切です。やらないことを決めるのが、なぜ重要なのか… その理由を解説します。

♦︎時間とエネルギーは有限だから

改めて確認するまでもなく、1日は24時間しかありません。そのため、どんなに意欲があったとしても、無限に頑張るのは不可能でしょう。
時間もエネルギーも有限なので「これはやらない」とあらかじめ決めておければ、本当にやるべきことに集中できる時間を確保できます。

♦︎判断のスピードが上がるから

やらないことが明確だと、何かの判断をするときに迷いが少なくなります。
つまり、判断のスピードが上がるということ!
たとえば「仕事の仲間が参加しない飲み会には行かない」とあらかじめ決めていれば、誘われたときにも即決でき、決断疲れが減って心もスッキリするでしょう。

♦︎優先順位がはっきりするから

やらないことを決めると、自分のなかで“大切にしたい価値基準”がはっきりします。
すると自分にとって意味のある行動がどんどん明確になっていくので、仕事でも人間関係でも優先順位が定まりやすく、自分の基準に沿って効率的なスケジュールを組みやすくなります。

♦︎後悔が減るから

中途半端に何かをやると「もっとちゃんとやっておけばよかった」と後悔をしたり、逆に何も基準がなく気分の赴くままに何かをすると「やらなければよかった」と後悔が生まれたり…。
初めから「やらない」と決めていれば潔く捨てられることから、後悔が少なくなるでしょう。

ビジネス効率を上げる「やらないこと」の例5選

(c)Adobe Stock

あなた自身の「やらないことリスト」を考えてみましょう。
どんなことに時間を使いたくないと感じていますか? ビジネスシーンでの効率を上げる「やらないこと」の例を解説します。

♦︎無意味な会議には出ない

目的や成果が不明な会議は、時間も集中力も奪いがちです。立場上、必ず出なければいけない会議への出席は止むを得ないとしても、参加or不参加を選択できる状況であれば「この会議は、本当に自分が必要?」を常に問い直す癖をつけるといいでしょう。
目的やアジェンダが曖昧な会議に参加していると、貴重な時間と集中力がどんどん奪われてしまいます。

♦︎惰性で続けている習慣を手放す

「昔からやってるから」や「なんとなく」で続けている習慣は、見直しのチャンスです。
継続よりも見直しのタイミングを大事にすると、自分を縛っていることを減らせます。
たとえば、意味もなく毎日チェックしてるサイトを見るのをやめたり、続けているけど楽しくもない趣味はこの機会に手放してみて。空白の時間を増やすと、自分の可能性を広げる時間を生み出せるでしょう。

♦︎SNSを無目的に眺めない

ただ画面をスクロールしているだけの時間は、気づかないうちに消耗してしまいます。スマホを手に取って、気づいたら30分、1時間… といった心当たりがあるなら、改善のチャンス。
SNSは一見するとリラックスや情報収集のメリットが大きいように思えますが、無意識で使うと“時間泥棒”になりやすいツールです。
SNSは“使うもの”であって、“使われるもの”ではないという意識をもっていきましょう。

♦︎自分を責める思考に時間を使わない

反省と自己否定は別物です。過去の自分を責める時間は、未来を良くするために使うのが◎。
何かうまくいかなかったときでも「自分はダメだ」や「なんでできないんだ」と責めてしまうと、その時間は“成長”ではなく“消耗”になってしまいます。
反省はするべきですが、必要以上に自己否定をしないよう心がけていきましょう。

♦︎他人の期待に応えることを最優先にしない

誰かの「こうしてほしい」や「こうあるべき」に従ってばかりいると、自分の本音や本当の望みがいつの間にか見えなくなっていきます。
「どう思われるか」ばかりを気にしているうちに、自分の人生が他人のものになってしまうリスクが高いため「自分が納得できるのか」を大事にしていくように努めてみましょう。
人の期待を裏切ることには罪悪感を抱きがちですが、そもそも全員の期待に応えることは不可能だと割り切る姿勢も必要です。

人間関係における「やらないこと」の例3選

(c)Adobe Stock

人間関係においても「やらないこと」を決めることは大切です。仕事でもプライベートでも、消耗するだけの人間関係は早めに整理したほうが自分にとって有意義な時間を増やせるでしょう。
人間関係における「やらないこと」の例を解説します。

♦︎無理に好かれようとしない

誰にでも好かれようとすると、自分の意見を押し殺したり不自然な振る舞いが増えたりしがちです。
その結果として疲弊するだけで本当の信頼関係も築けず、ただただ消耗し続ける場合も…。
「嫌われたくない」が先に立つと、自分らしさが失われていくリスクも高まります。無理に合わせてできた関係は、どこかで必ず崩れると心得て、自分を偽らなくても続く関係を大切にしましょう。

♦︎一方的に消耗する関係を続けない

連絡を取り続けているけど会うたびにモヤモヤしたり、自分だけが頼み事ばかりされたり。あるいは愚痴やネガティブな話ばかり聞かされたり…。こういった関係は「このまま付き合い続けるべき?」を見直すべき人間関係です。
義理でつながっているだけの関係は、心のスペースを圧迫します。関わったあとに元気を奪われている気がするならば、整理すべき人間関係のサインかもしれません。
対等かつ安心感を得られる関係なのか? を軸に、判断してみるといいでしょう。

♦︎小さな「NO」を我慢しない

人間関係では、相手を気遣ったり助けたりといった「やること」にばかり意識が向きがちですが、発想を変えて線を引く、断る、離れるといった「やらないこと」が、健全な距離感と信頼を生み出す場合も少なくありません。
違和感がある誘いには「NO」を伝える、気乗りしない依頼には「NO」を言うといった“小さな「NO」”を我慢しないことが、心を守る術になるでしょう。

「やらないこと」を決めると自分らしさを取り戻しやすい

「やらないこと」を決めると心の平穏を得やすく、自分らしさを守る行動にもつながります。
もやもやしたときや心に余裕がないと感じるときほど「やらないこと」を意識的に決めることで、毎日はもっと軽くできますし、頭のなかもクリアになっていきますよ♡

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

並木まき

ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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