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LIFESTYLE

2026.05.12

人の名前が覚えられないのは記憶力のせい?ビジネスで失礼を回避する対処法

顔や交わした会話の内容ははっきり覚えているのに、名前だけがどうしても出てこない……。そんな経験はないでしょうか。
人の名前を覚えられない、忘れてしまうのは、記憶力や能力不足ではありません。ちょっとしたコツを覚えておくだけで簡単に相手の名前を覚えることができます。
今回は、良好な人間関係を築くための名前の覚え方のコツや、どうしても思い出せない時の対処法をご紹介します。

コマツマヨ

なぜ人の名前だけ覚えられないのか

顔や会話は覚えているのに、名前だけ抜け落ちる。これは決して珍しいことではなく、多くの人が経験しています。では、なぜ名前だけをすっぽり忘れてしまうのでしょうか。

そもそも名前は、意味や文脈が少なく、記憶に残りにくい情報のひとつといえます。例えば、「山田さん」と聞いても、その人がどんな人かを思い出す手がかりにはなりません。「営業部の山田さん」や「眼鏡をかけた山田さん」など、何かと結びつけないと、単なる音の情報として流れてしまいます。

また、初対面は緊張もありますし、名刺交換をしながら挨拶をして、相手の役職を確認して、会話のきっかけを探して……と情報過多。そんななかで、名前だけを正確に記憶するのは、実は難しいことなのです。

(c)Adobe Stock

失礼かもと気にするほど悪循環に入る

「この人の名前、なんだったっけ!」と気づくと、うっかり間違えてしまわないように「すみません、」や「あの~」など名前を使わずに済ませようとしてしまいますよね。

そうなると、不自然な会話になって相手にうっすら気づかれてしまったり、聞き返すタイミングを逃して名前がわからないままになってしまったりすることも。

覚えられないまま放置すると起きること

名前を覚えられないまま放置すると、まずコミュニケーションの距離が縮まりません。名前を呼ばない関係は、どこかよそよそしく、親密さが生まれにくいものです。

特にビジネスでは、名前を呼ぶことで親しみが湧き、距離が縮まり、信頼が形成されます。信頼関係を築くうえで、名前を覚えることはとても大切なのです。

名前を覚えられない人の共通パターン3つ

名前を覚えるのが苦手な人には、いくつかの共通パターンがあります。特徴を見ていきましょう。

相手の話を理解することに集中しすぎている

まずは、会話の内容重視で、名前が後回しになるパターン。相手が何を話しているのか、何を求めているのかを理解することに意識が向いてしまい、そもそも相手の名前を覚えるという行為がすっぽり抜け落ちてしまいます。

仕事熱心な人ほど陥りやすい傾向があり、真面目に話を聞こうとしているからこそ、肝心な名前を記憶することに頭が回らないのです。

特徴と結びつけていない

名前だけを単体で覚えようとすると、記憶に残りにくく、忘れやすくなります。

「佐藤さん」という名前だけを覚えようとするより、「楽しそうに話す佐藤さん」「声が大きい佐藤さん」など、何か特徴と結びつけると格段に覚えやすくなります。

名前を使う機会を自分で減らしている

「すみません、ちょっといいですか」など、日頃から意識的に名前を呼ばないことが多い人は、結果として相手の名前が定着しにくくなります。名前は、口に出して使うことで記憶に定着します。反対に、名前を使わなければ、いつまで経っても覚えられません。

名前を覚えるためにやるべきこと

(c)Adobe Stock

では、どうすれば名前を覚えやすくなるのでしょうか。具体的な方法をご紹介します。

意味や情報とセットで覚える

名前を覚える際には、役職や担当、本人にまつわるエピソードや見た目の印象と結びつけて覚えてみましょう。メガネをかけている、背が高い、日焼けしている、時計のブランドなど、特徴的な部分や自分の興味があるジャンルに結びつけてもいいでしょう。

名前だけを覚えようとするのではなく、その人の情報とセットで覚えることで、記憶に残りやすくなります。

早めに名前を使う回数を増やす

挨拶、相槌、簡単な声かけなど、できるだけ意識して名前を呼ぶようにしましょう。「田中さん、おはようございます」「田中さん、ありがとうございます」など、名前を口に出すこと、繰り返して使うことで記憶が定着しやすくなります。

名前を復唱する

名刺交換をした際に「斎藤さんですね」とあえて相手の名前を復唱するというのも良い方法です。また、特徴的な漢字が使われていたり、知人と同じ名前だったりすると、それを口に出してみるのもいいでしょう。「斎藤さんという人は知り合いに数人いるんですけど、この漢字を使う方は珍しいですね」や「難しい方の漢字の齋藤さんですね」など、会話のきっかけにも繋がるのでおすすめです。

どうしても思い出せないときの対処

それでも、どうしても相手の名前が思い出せないときはあります。

そんなときは、やはりボロが出ないように、無理に名前を呼ばないのが無難でしょう。

間違った名前で呼ぶよりは、あえて呼ばずに過ごす方が安心・安全です。

また、いっそのこと本人に聞いてしまうのも一つ。その際に大切なのは、「名前だけが思い出せない」という事実をアピールすること。「申し訳ありません、ご挨拶をさせていただいたのにお名前を失念してしまいまして……」と正直に伝えたあと、「〇〇の会場で名刺交換させていただきましたよね」「〇〇のお話、すごく参考になって実践させていただきました」など相手の印象はきちんと覚えていることを添えましょう。

名前が覚えられないのは能力不足ではない

名前が覚えられないのは、記憶にうまく結びつけていないから。名前を特徴とセットで覚える、名前を意識的に使う、復唱して確認するなど、コツを掴めば名前を覚えることへのハードルは下がります。

名前を呼ぶことで親しみを込めたり親近感も湧くので、ぜひ実践してみてくださいね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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