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「彼氏欲しい!」と思うときに裏にある心理は?

「彼氏が欲しい」と思う気持ちの背景には、いろんな気持ちが複雑に絡み合っていることも。そのなかでも特に典型的な4つの心理について解説します。
♦︎誰かに大切にされたい
自分の存在を認めて欲しい、受け入れて欲しいという気持ちが強まると「誰かにちゃんと愛されたい」「パートナーから大事にされる安心感が欲しい」と感じがちな面もあります。
誰しも、自分を大事に思ってくれる人がいることで、自信を持てたり日々がちょっとあたたかく感じられたりするので自然な感情ではあるのですが、大切に“されたい”ばかりが強まると相手への期待が大きくなりすぎて、ちょっとしたことで不安になったり依存したりする恋愛にもつながりがちです。
♦︎さみしさを埋めたい
休日にひとりだったり経済的な孤独感が強かったりすると、ぽっかりと空いている気持ちを誰かで満たしたいと感じやすくなります。
「誰かがそばにいてくれれば、今よりも孤独ではなくなるはず」「パートナーがいれば、経済的に今よりも満たされるはず」と思うのは自然な気持ちですが、さみしさを埋めるためだけの恋愛は一時的には安心できても、長続きしないケースも目立ちます。
♦︎周囲のみんなが恋愛をしていて焦っている
SNSで友だちのハッピーな投稿を見たり、周囲のみんなが一斉に恋愛モードだったりすると「自分だけ取り残されてる気がする…」と焦ってしまうもの。
このような環境にいるときに自分と人を比べてしまうと、自分の幸せがぼんやりとして見えにくくなりがちです。
「みんながしてるから自分も!」という気持ちで恋愛を始めても、本当の意味で心は満たされにくいでしょう。恋愛のベストタイミングは人それぞれです。
♦︎好きな人と一緒に幸せになりたい
誰かと愛し合い、支え合いながら一緒に歩んでいきたいという願いが強くなると、彼氏欲しい! の気持ちも高まりがちです。恋愛は幸せを分かち合いたい関係性なので、自然な感情でもあるでしょう。
しかし「幸せ」ばかりに注目して彼氏を求めてしまうと、理想だけが膨らんでしまい目の前にいる相手を“生身の人間”として理解せずに、自分の理想ばかりを押し付けてしまうことも。
彼氏が欲しいのか、理想とするカップルを演じたいだけなのかを考えてみてもいいかもしれません。
「彼氏欲しい!」と思ったら考えたいこと

彼氏が欲しいと思ったら、その気持ちにどんな理由が隠れているのかを自分で確認しておくと、恋愛に憧れているだけなのか、もっと明確な理由でパートナーを求めているのかが整理しやすくなります。
♦︎なぜ彼氏が欲しいのか?
彼氏が欲しい理由が「誰かに幸せにしてもらいたいだけ」だとしたら、依存的な恋愛関係に陥りがちなのでリスキーです。
お互いが育て合う関係ではなく彼氏から何かをしてもらいたいだけという関係性は、長続きしないだけでなく無用な男女トラブルも招きがち。
なぜ彼氏が欲しいと思うのかは、自分なりに整理をしておきましょう。
♦︎彼氏ができたらどんな関係が理想なのか?
ただ「彼氏が欲しい」というだけでなく、どんな彼氏とどんな関係を築いていきたいのか? についても考えてみましょう。
自分に合った恋愛が見えてくるだけでなく探すべきパートナー像も明確になるので、遠回りをせずに希望に近いパートナーを探しやすくなるでしょう。
♦︎出会い方の選択肢は何があるのか?
彼氏が欲しいと思っても出会いが少ない環境だと、選択肢も狭まります。
これまでの出会いで満足できる相手と出会えていないならば、思い切って出会いの幅を広げることも考えてみましょう。
「出会い」とひと口にいっても選択肢は多く、友人からの紹介や趣味・習いごとを通じて知り合うほかにもアプリやSNSを使ったり、交流会で自分から話しかけてみたりといった方法も考えられます。
「彼氏欲しい」… けどめんどくさいと感じる理由

ところで、彼氏は欲しいけれどいざ行動に移すのは「めんどくさい」と感じてしまうこともありますよね。
そんなときには無理に彼氏を作ろうとせずに、流れに任せてみるのも一案です。その理由は「面倒」に感じる裏には、理由が潜んでいるから。
「彼氏が欲しい」と思いつつも、めんどくさいと感じてしまう理由を解説します。
♦︎自分のペースを乱されたくないから
恋愛は、相手に合わせる時間も必要です。
そのため一人の時間が快適だったり自由な生活に慣れていたりすると、いざ恋愛をしようと思っても面倒に感じてしまいがち。
精神的・経済的に自立している人ほど「誰かのせいで乱されたくない」と思うので、このように感じているときに無理に彼氏を作っても負担ばかり大きくなってしまいかねません。
♦︎恋愛に疲れた経験を繰り返したくないから
過去の恋愛で深く傷ついたりうまくいかずに疲労感だけが募ったりした経験があると、次の恋愛をしたくても再び同じようなストレスにさらされるのは面倒に思ってしまいがち。
彼氏が欲しいからといって誰もがすぐに恋愛モードに切り替わるわけではないので、面倒だと感じなくなるまで流れに任せてみるほうがストレスを感じずに済むかもしれません。
♦︎自分を1からさらけ出すのが不安だから
新しい相手との恋愛では、自分を1からさらけ出していく必要があるので、その過程を「面倒」だと感じることも。
自分の本音を伝えるのは勇気が必要なときもありますし、相手から期待される“らしさ”を感じて、無意識にでも演じることに疲れてしまう場合もあるでしょう。
彼氏ができても最初から自分らしくいられるとは限らないことから、相手選びは慎重に。
「この人といるのは面倒だな」と少しでも感じる相手とは、無理に距離を縮める必要はありません。
「彼氏欲しい」は安心感を求めている可能性も
「彼氏が欲しい」と思う裏には「愛されたい」「つながりたい」「幸せになりたい」といった想いが隠れている場合も多く、彼氏を求めているというよりも今の環境や状況への不安から安心感を得たい表れであることも。
自分の心の声をきちんと見極めて、彼氏が欲しいのか、それとも安心感が欲しいのか本心に気づくことも大切でしょう。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。