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【100人に聞いた】告白されたときに「考えさせて」と伝えた経験はある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
まずは、男性から告白された女性が、その場で返事ができず「考えさせてほしい」と伝えるというシチュエーションがどのくらいあるのかを調査しました。
100名の女性に対して「あなたは告白をされたときにその場で返事ができずに『考えさせて』と伝えた経験はありますか?」と質問したところ、答えは「ある」… 34%、「ない」… 66%という結果になりました。
3人に1人が経験したことがあり、決して少なくはない割合であることが見えてきました。
告白されたときに「考えさせて」と伝える理由

告白されたあとに、その場でOKすることも断ることもできずに「考えさせて」と伝えたという女性たちに、その理由について具体的に教えてもらいました。
気持ちを整理したい
告白されると自分の中に「相手のことをどう思っているのか」という問いが生まれます。頼りになる、話しやすいなど好意的な気持ちはあるものの、それが恋愛感情なのか自分でも整理がつかないことがありますよね。相手に対する自分の本当の気持ちを知るための時間が必要になることは多いはず。
「しっかり考えて返答したいと思った」(20代・愛知県)
「少し考えたかったからです」(30代・栃木県)
「悩んでる」(30代・茨城県)
「考える時間が欲しいから」(30代・徳島県)
タイミングが悪い
異動したばかりで仕事に慣れるのが最優先という時期や、就職活動の真っ最中、家族の問題を抱えているなど、人生には恋愛を優先できない都合もありますよね。そんなタイミングでの告白は返答に困ってしまうもの。相手のことは嫌いじゃないけれど余裕がない、状況が落ち着いたら考えたいといった気持ちがあるときには即決するのは難しいもの。
「急すぎた」(30代・宮城県)
「日常生活が忙しいから、待っていてほしい」(30代・埼玉県)
「タイミング的に難しい時期だった」(30代・佐賀県)
他に気になる男性がいる
告白されたことは嬉しいものの、他に好意を寄せている人がいるケースも少なくありません。特に、気になる相手との関係が進展する可能性があるかどうかがわからない場合には、選択に迷いが生まれてしまうのは当然。揺れ動く心を、しっかり見つめる時間がほしくなるはず。
「キープしている人がいた」(30代・奈良県)
「何人かの男性にアピールされていて誰にするか迷っていた」(30代・東京都)
断ることに躊躇
告白してくれた人とは、もともと付き合う気持ちがないことも。でも、同じ職場だったり共通の友人がいるパターンだったりすると、雰囲気が悪くなったり、気まずくなったりと関係性がマイナスに変化するのをおそれる気持ちが湧いてしまうことも。どう断るのが最善なのかを慎重に考えたいという配慮の表れでもあるよう。
「すぐに断るのができなかっただけだと思う」(30代・神奈川県)
「すぐに返事したら傷つくと気を遣ったから」(30代・奈良県)
「そもそもタイプじゃなかったから」(30代・茨城県)
恋愛対象として悩んでいるから
特に、長い付き合いの友人からの告白だと、恋愛対象として見れるかどうかで悩むことがあります。価値観が合うなど、友人として魅力的な相手でも、キスできる? 結婚は? というような恋愛感情が芽生えるかどうかは別問題。相手との将来を想像し、新たな関係への一歩を踏み出すのかどうか、真剣に考えたいという思いがあることも。
「長い間友達だった」(20代・東京都)
「ずっと友達付き合いをしていたから」(30代・福岡県)
相手を好きな気持ちが曖昧
相手に対してある程度の好意はあって、告白されたことにドキドキするものの、それがときめきなのか、単なる緊張なのか、自分でも判断しかねることも。特に恋愛経験が少ない女性や、過去の恋愛でトラウマを抱えているような場合には、自分の感情が正しいのかわからないとパニックに。誰かに相談してから考えたい! と思うパターンもありそうです。
「その人のことを好きか分からなかったから」(30代・埼玉県)
「嫌いではないけど、恋心があるのかわからなかったから」(20代・千葉県)
「相手のことをまだ付き合うほど好きではなく、これから好きになれるかわからなかったから」(20代・東京都)
突然で驚いた
何の前触れもなく突然告白されると、驚きのあまり思考が停止してしまうことも。特に全く予想していなかった相手からの告白は、心の準備ができていないため、うまく対応できないのが普通ですよね。情報を一旦処理するためにも時間がほしいと思うのは自然なこと。
「思いがけなかったから」(20代・愛知県)
「突然言われたのでびっくりした。帰宅して一度考えたいと思ったから」(30代・東京都)
「突然言われて、頭がついていかなかったから」(30代・東京都)
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告白の答えを「考えさせて」と伝えたその先は?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
次に気になる告白後の調査として「告白の返事を『考えさせて』と伝えたとき、その後はどうなりましたか?」と質問しました。
結果は、「付き合った」… 20.0%、「付き合わなかった」… 22.2%、「『考えさせて』と言ったことがない」… 57.8%となり、「付き合った人」と「付き合わなかった人」がほぼ同率になったことがわかりました。
その場で即決できなくても、しっかりと時間を取り自分自身と向き合うことで、素直な気持ちを引き出すことができたと言って良いのではないでしょうか。
【考えさせての後】相手を傷つけずに告白を断る方法は?

「考えさせて」と返事した後、残念ながらお断りすることにした場合、どうすれば相手を傷つけることなく、できればその後も良好な関係を保つことができるのか、みんなの意見をまとめてご紹介します。
感謝を伝える
告白されたのは、自分の魅力を認めてくれた証拠。お断りする場合でも、勇気を出して告白してくれたことに対する感謝の気持ちと、嬉しかったことを最初に伝えることが大切です。そうすることで、その後のネガティブな内容についても、受け入れてもらいやすくなるもの。
「100%傷つけずに断ることは難しいと思う。好意を持ってくれたことに感謝し、その後も普通に接していきたい」(20代・東京都)
「しっかりお礼を伝えること」(30代・神奈川県)
「好意を持ってくれたことに感謝をする」(30代・神奈川県)
「気持ちは嬉しいと必ず伝える」(20代・茨城県)
「告白してくれたこと、好きになってくれたことに感謝の気持ちを伝える。でも自分の気持ちもはっきり伝える」(20代・大阪府)
「断るときでも、まずはお礼を言う」(20代・広島県)
相手のせいではないことを説明する
断る理由を伝える際に重要なのは、相手のせいではないというメッセージを含めること。「私は〜〜」という話し方で、自分自身の状況や気持ちに焦点を当てた説明が効果的です。それだけで相手が自分を否定されたと感じてしまう可能性を大きく減らせるはず。
「あくまでも自分の理由で断っていると強調する」(20代・神奈川県)
「相手の悪いところは言わない」(20代・静岡県)
「相手のことが嫌いなわけではなく、いいところをきちんと伝える」(20代・鳥取県)
「相手の気持ちや人間性を否定しない」(20代・京都府)
顔に出さない
断るときの表情や態度についても気を遣いたいところ。不快感や困惑の表情は、言葉以上に相手を傷つけてしまうことがあります。落ち着いた表情で真摯に向き合い、誠実さを態度で示すことが大事。丁寧な言葉選びをしたとしても、目を合わせなかったりするとネガティブに感じられてしまうもの。口角を上げてさりげなく微笑むくらいがちょうどいいはず。
「嫌そうな顔をしない」(30代・岡山県)
「断る際の言葉の内容よりも、声のトーンや表情をできるだけ柔らかくするようにしている」(20代・埼玉県)
「面倒くさそうな顔をしない」(30代・千葉県)
友達としての関係を継続
職場の同僚や学校の友人など、日常的に顔を合わせる間柄でのお断りは特に難しいもの。そんなときは、友人としての関わりは続けていきたいと触れておくのがベスト。ただ、無難な言葉として使うのはかえって相手を傷つけることにもなりかねません。本当に友人でいたいと思うなら、断った後もこちらから自然体で接することが大切です。
「断った後も仲良くでいるように、友達として仲良くしていきたいと伝える」(30代・千葉県)
「友達として仲良くしていきたいと説明する」(20代・福井県)
「人間性は好きだから友達のままでいたい」(30代・神奈川県)
今は誰とも付き合う気がない
そのときの人生のフェーズとして、恋愛よりも仕事や自己成長、家族のことに集中したいと考えている場合には、それを正直に伝えるのもひとつの方法。このような理由は、相手自身を拒絶するのではなく、自分のライフステージの問題として伝わりやすいもの。ただ、このすぐ後に別の人と付き合うようなことがあると、信頼が損なわれてしまうので、言い訳として使うべきではありません。
「今は恋愛の気分になれない」(30代・東京都)
「今は自分と向き合うことで、自身をきちんと成長させたい期間だからと伝える」(30代・愛知県)
「ライフサイクル的に誰とも付き合える状況にないと断る」(20代・大阪府)
「仕事や勉強に集中して頑張りたいと伝える」(30代・東京都)
はっきり断る
中途半端な断り方をすることで、変な期待を持たせてしまったり、希望があるように受け取られてしまうことも。相手の性格なども見極めた上で、「恋愛対象としては見れそうにない」など、明確かつ断定的な断り方が最も誠実で親切なこともあるはず。もしかしたら、と待たせるようなことになってしまったら、長期的に相手を苦しめることになりかねません。
「はっきり断る」(30代・愛知県)
「素直に付き合う気持ちはないことを言う」(30代・東京都)
もっと親しくなりたい
あまり関係性がない相手からの突然の告白だったなど、場合によってはもっと相手のことを知りたいと思うこともあるはず。そんなときは、恋愛関係についてははっきり断ったうえで、せっかくだから友達なども含めながら一緒に過ごす時間を増やしてお互いのことを知りたいと伝えるのもあり。ただ、無駄な期待を持たせることはないように注意を払うことも重要です。
「もう少し仲を深めてから考えたい」(30代・兵庫県)
「あまりよく知らない中途半端な気持ちでは付き合えないと正直に言う」(30代・東京都)
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最後に
告白を断ることは誰にとっても難しいものですが、その伝え方によって相手の心のダメージや、その後の関係性は大きく変えることができます。告白してくれたという相手の気持ちを最大限に尊重し誠実に向き合うことで、自分自身を成長させられる経験になるかもしれません。
断るときには相手の立場に立って考えて、どのような言葉なら傷つかないか何度もシミュレーションするのがおすすめ。断り方で最も大切なのは「嘘をつかないこと」。一時的な気まずさを避けるための嘘は、長い目で見たら大きな問題を生んでしまうこともあります。自分の気持ちには正直に、かつ相手を尊重する伝え方を心がけましょう。
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