「MK5(エムケーファイブ)」という言葉、今の若者にはあまり聞き慣れないかもしれませんね。90年代に若者だった世代の間では一世を風靡した表現でした。時代を超えて使われる言葉には、今でも通じるユーモアが隠されています。このフレーズを知ることで、コミュニケーションがもっと楽しくなるかもしれません。
この記事では、「MK5」の意味や由来、さらに現代での活用法までを面白く解説していきます。
MK5って何?
「MK5」というフレーズ、一度くらいは耳にしたことがあるでしょうか? 90年代の若者の間で流行しましたが、現代ではあまり使われなくなりました。意味や由来について、紐解いていきましょう。
「MK5」の意味とは?
「MK5」は「マジでキレる5秒前」の略です。「マジで」のM、「キレる」のK、「5秒前」の5から成り立っています。
90年代に若者の間でブームとなり、日常会話の中で軽く「怒りが爆発しそう!」というニュアンスで使われていました。今では死語扱いされることも多いですが、そのユーモアは色褪せていないかもしれません。
「MK5」の由来とは?
「MK5」は90年代に、コギャルと呼ばれていた女子高生を中心に使われていた言葉です。
なお、1997年にリリースされた広末涼子さんのデビュー曲であり、大ヒット曲『マジで恋する5秒前』(作詞・作曲・プロデュース/竹内まりや)が由来だと思われる方もいるかもしれませんが、この曲は「MK5」という言葉が広まった後に誕生したものです。
会話での「MK5」の使い方は?
会話にさりげなく「MK5」を取り入れると、思わぬ笑いが生まれるかもしれません。特に日常の会話やSNSで、冗談交じりに使うと意外な反応が返ってくることもあるかもしれませんよ。
職場での軽い冗談として
締め切り直前でチーム全員がピリピリしている時、「もうMK5寸前です!」と言ってみると、笑いが生まれて場が和むかもしれません。仲のいい同僚との間では、こうした言葉遊びがコミュニケーションの潤滑油にもなります。
友人同士のチャットで使えるフレーズ
LINEやSNSで「MK5だわ」と送ると、「なにそれ?」と返されて会話が弾むこともあるかもしれません。古い表現だからこそ、逆に新鮮に感じられることが多いのです。
上司とのコミュニケーションでの活用例
昭和生まれの上司が相手なら、「部長、MK5ですか?」なんて軽い冗談が通じるかも。もちろん、親しい関係であることが前提です。距離感を縮める一言として、上手く使ってみてはいかがでしょうか?
「MK5」の類語・関連表現
「MK5(マジでキレる5秒前)」は90年代に一世を風靡した表現ですが、似たような表現は他にも多く存在します。それぞれが微妙に異なるニュアンスを持っており、使い方次第で会話にユーモアや深みを加えることができるかもしれません。ここでは、「MK5」との違いを知ることで、より楽しく使いこなせる表現を紹介します。
ガチギレ
近年、若者が使う言葉に「ガチギレ」がありますね。これは、ガチ(本気で)でキレる(怒る)ことを意味する、ストレートな表現です。
一方で、「MK5」は、単なる怒りというよりも、軽いニュアンスを持つことが特徴。例えば友人との会話で「もうMK5だよ!」と使えば、深刻なトラブルではなく、ちょっとした不満やイライラを笑いに変えることができる表現になります。
こうした違いを理解することで、より気軽にコミュニケーションに取り入れられるようになりますよ。
ムカつく
「ムカつく」は、今も昔も日常会話でよく耳にする言葉ですね。「腹が立つ」という意味を持つ、カジュアルな表現です。「話を聞いているだけで、ムカついてきた!」などというように使えますね。
チョベリバ
「チョベリバ」も90年代のコギャルの間で流行した言葉で、「超ベリーバッド」を略したものです。意味は「最悪」ということ。「MK5」のようにキレそうなわけではありませんが、ネガティブな気分を表します。
対義語に「チョベリグ(超ベリーグッド)」もありますよ。
最後に
「MK5」という言葉を通して、昭和世代と令和世代の間にあるちょっとしたギャップを楽しんでみてはいかがでしょうか? 懐かしい言葉が今でも会話を彩るスパイスになることもあります。職場や友人との会話で、「MK5」を取り入れてみれば、意外な笑いが生まれるかもしれません。ぜひ、次のコミュニケーションで試してみてください。
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