最近SNSでよく見かける「しかのこのこのこ」って、何だか気になりませんか? その可愛らしくて不思議な響きに、多くの人がハマっているようです。特にTikTokやYouTubeで話題になっているので、目にしたことがあるという人もいるかもしれません。
この記事では、「しかのこのこのこ」は何なのかについて探っていきます。
「しかのこのこのこ」って何?
SNSで話題沸騰中の「しかのこのこのこ」。そもそも「しかのこのこのこ」とは何なのか、そして、なぜこんなにもバズっているのかを深掘りしていきます。
「しかのこのこのこ」とは?
「しかのこのこのこ」とは、少年マガジン公式無料漫画アプリ『マガポケ』(講談社)で連載中のガールズコメディ作品『しかのこのこのここしたんたん』(著者:おしおしお)のことです。
登場キャラクターには、ツノの生えた謎多き転校生・鹿乃子のこ(しかのこのこ、愛称は“のこたん”)と、元ヤンの生徒会長・虎視虎子(こしとらこ、愛称は“こしたん”)らがいます。
作品の略称としては、「しかのこ」「のこし」などが使われているようです。
SNSで大ヒット
2024年5月に虎視虎子がオープニングテーマ『シカ色デイズ』の「しかのこのこのここしたんたん」に合わせて踊る映像が1時間ループする耐久動画がYouTubeで公開されました。再生数は、862万回を突破しています(2024年11月17日時点)。
TikTokでも、「しかのこのこのここしたんたん」のリズムに合わせて踊る虎視虎子の動画が大ヒット。その可愛さとリズム感に中毒者が続出し、1000万回再生、80万以上のいいねを獲得しています。
「虎視眈々」の意味をチェック
「しかのこのこのここしたんたん」の最後のフレーズ、「虎視眈々」について意味を確認しておきましょう。
こし‐たんたん【虎視×眈×眈】
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
[ト・タル][文][形動タリ]《「易経」頤卦から》虎が、鋭い目つきで獲物をねらっているさま。転じて、じっと機会をねらっているさま。「―とチャンスをうかがう」
「虎視眈々」とは、もともと虎が獲物を狙っている姿を表現した言葉で、現代では「じっとチャンスをうかがう」という意味で使われています。何か大きな目標を達成するために、焦らずに機会を待つ、そんな姿勢を示す言葉です。
「しかのこのこのここしたんたん」のタイトルに込められたこのフレーズが、物語やキャラクターの個性とどう関係しているのか、作品を見て確認したいですね。
『しかのこのこのここしたんたん』とはどんな作品?
タイトルだけでもインパクト抜群の『しかのこのこのここしたんたん』。謎のシカ少女と元ヤン少女の出会いが織りなすドタバタコメディ、その魅力に迫ります。
『しかのこのこのここしたんたん』のストーリー
物語のスタートは、鹿乃子が電線にツノを引っかけた場面から始まります。そんな一風変わった出会いから始まる物語は、日常を吹き飛ばすハプニングの連続です。
優等生の皮を被った元ヤンの虎子と、謎多きシカ少女・鹿乃子が繰り広げる学園生活は、コメディ要素満載のガール・ミーツ・シカ物語。シュールで独特な笑いがあふれる展開に、いつの間にか引き込まれることでしょう。
『しかのこのこのここしたんたん』の登場人物を紹介
この物語を彩るキャラクターたちは個性的で魅力的! シカ部の転校生・鹿乃子のこは、ツノの生えた謎の少女で、好物はシカせんべい。そして生徒会会長の虎視虎子は、成績優秀な優等生でありながら、実は元ヤンというギャップを持っています。
2024年7月3日からABEMAで地上波先行配信開始、7月7日より9月までTOKYO MX、BS日テレで放送されました。
他にも知っておきたい若者言葉は?
若者の流行語は、いつの時代も独自の世界を作り上げています。SNSや漫画発で、注目を集めている言葉をいくつか紹介していきましょう。
ちいかわ構文
2022年頃から大ブームとなっている「ちいかわ構文」。この構文は、大人気漫画『ちいかわ』に由来する言葉のことです。SNSや日常会話でも「〇〇ってコト!?」という表現を見かけたことがある人も多いのでは?
そんな『ちいかわ』のセリフは、可愛らしさと共感できる一面を兼ね備えていることが多く、特に社会人の心に刺さる言葉として流行しています。キャラクターごとの口癖や言い回しを覚えて、ぜひ真似してみてください。ここでは3つ紹介します。
〇〇ってコト!?
ちいかわの友達「ハチワレ」がよく口にするセリフです。自分の感情がうまく言葉にできないちいかわに代わり、「それって〇〇ってコト!?」とハチワレが気持ちを上手に翻訳してくれます。
なんとかなれッ
強い敵との対戦時、ピンチに追い込まれると、ハチワレが口にするのが「なんとかなれッ」というセリフ。困難に直面したとき、「なんとかなれッ」と立ち向かえば、意外と突破口は開かれるかもしれませんよ。
こんなんさァッッ絶対アレじゃん
こちらもハチワレのセリフ。何かを見て、言いたいことがあるんだけれど、言葉が出てこないときに使える便利な言葉です。
なぁぜなぁぜ
TikTokでバズり、若者の間で大流行した「なぁぜなぁぜ」。日常の不満や疑問を可愛く、もしくはちょっと皮肉っぽく発信するのにぴったりなフレーズです。
例えば、「メイクがうまくいった日に限って予定がなくなるの、なぁぜなぁぜ?」というように、思わず共感してしまう状況を言葉に乗せて伝えます。
チーム友達
「チーム友達」は2024年に登場した新しいフレーズで、SNSを中心に拡散しています。絆が強く、信頼できる友達を「チーム友達」と呼ぶことで、仲間との絆をより深く表現する言葉として人気です。
2024年の2月に、アーティストの千葉雄喜さんによってリリースされた『チーム友達』が反響を呼び、若者の間でこのフレーズが浸透していきました。中毒性の高い曲調を持つこの楽曲は、すぐさまブレイクし、SNSで話題になりましたよ。
仲間との強い繋がりを感じたい時にぴったりのこの言葉、ぜひ使ってみてください。
最後に
『しかのこのこのここしたんたん』は、ユニークなキャラクターやテンポのいい展開で多くのファンを魅了しています。SNSをきっかけに広がったこの作品の世界観を、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。何気ない日常に、ちょっとした笑いと驚きをプラスしてくれるかもしれませんよ。
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