マンガでわかる〝私のキャリアフィット〟
「キャリアアップした人だけが成功」という考えにとらわれて、漠然と不安や焦りを感じていませんか? 自分が仕事に何を求めて、どう働きたいか—— 働き方の選択の基準、こんな考え方を持っておくとラクになれそうです。
紆余曲折を経てひと足先に適職を見つけた女性が、葛藤を乗り越えて充実した今を送るまでの物語をお届けします。
今回は、現在アパレル関連のカスタマーサポート職に勤務するH・Oさんのケース。
▲アパレル関連 カスタマーサポート H・Oさん(39歳)
新卒で就職後、24歳で結婚・出産。29歳のときに社会復帰し、IT企業のカスタマーサポートに従事。その後ライターとして入社したメディア企業で壁にぶつかり…。現在はアパレル企業で再びカスタマーサポート職に。
バリキャリに挑戦するも挫折&見切りをつけて転職! 適職にたどり着きました
手痛い失敗が、結果的には適職と出合うきっかけに
私の本格的なキャリアのスタートは29歳のとき。子育てと両立するため、復帰後の2社目となったメディア系企業を含め、8年ほど契約社員として働いていました。そんなときに正社員のお話をいただき、『子供もようやく手が離れてきたし、仕事に本腰を入れるチャンス!』とお受けしました。
忙しく働く同世代たちに憧れていたこともあり、『私もバリキャリになれるかも♡』という下心があったのも確かです。新しい職場は営業サポートが主な業務で、顧客データから資料をつくるなど初めてのことばかり。もともと数字が大の苦手だったこともあり、どう頑張っても向いてなさすぎて…退職。
自己分析と同時進行で転職活動をしていた’22 年、今の会社にカスタマーサポートのポジションを提案され、改めて、自分にできることはそれかな、と入社しました。今はスキルも生かせているし、周囲からも評価され、ペチャンコになった自信も回復。毎日が充実しています。
【私のお仕事マストアイテム】自己分析のときに活躍したのは手帳!
仕事ではPCがマストですが、自分と向き合いたいときは、紙の手帳を活用。書いているうちに前向きになれるんです。前職を辞めたときも、ひたすら書きまくって気持ちを整理しました。
2024年Oggi11月号「『キャリアフィット』という考え方」より
イラスト/おぐらなおみ 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部