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2024.09.27

苦手な相手も味方にできる!「嫌悪の返報性」を上手に使ったコミュニケーション術

「嫌悪の返報性」とは、自分が相手を嫌いだと感じると、その相手も自分に対して嫌悪感を抱く、という心理現象のこと。この記事では、「嫌悪の返報性」について学び、コントロールの仕方などを紹介します。

一瞬の違和感が、いつの間にか関係全体を覆うことがあります。心のどこかで「この人とは合わない」と感じた瞬間、その感情が波紋のように広がり、知らぬ間に相手にも伝わってしまう…。これが「嫌悪の返報性」の力です。

人と人との間で交わされる目に見えない感情のやり取りが、どのようにして関係に影響を与えるのか? 私たちは普段、気づかぬうちにこの影響下にあります。この記事では、「嫌悪の返報性」について掘り下げていきます。

嫌悪の返報性とは?

「嫌悪の返報性」とは、自分が相手を嫌いだと感じると、その相手も自分に対して嫌悪感を抱く、という心理現象のことです。知らず知らずのうちにお互いの感情が影響しあうことで、関係がぎくしゃくする原因になることがあります。

この現象が、どうして起こるのかを詳しく見てみましょう。

(c) Adobe Stock

嫌悪の返報性の基本構造

嫌悪の返報性とは、自分が相手に対して否定的な感情を抱くことで、その感情が無意識に態度や言動に現れ、それに反応した相手が同じく否定的な感情を持ち、悪循環が生じる現象のことです。たとえば、職場での些細な摩擦が、互いの言動に影響を与え、次第に関係が悪化していくことがありますよね。

この連鎖を止めるためには、自分が抱く感情の背景を冷静に振り返り、客観的な視点から状況を見直すことが必要です。

返報性の原理との関係性

返報性の原理とは、他者の行動に対して無意識に同様の反応を返す心理のことです。たとえば、誰かに親切にされたとき、自然とお礼をしたくなるのはこの原理の一例でしょう。

しかし、否定的な感情も同様に返されます…。これは、相手の態度に嫌悪感を抱くと、その嫌悪感が伝わり、結果としてさらに悪い感情が生まれるというサイクルにつながります。このメカニズムを理解しておくと、対人関係の改善に役立ちますよ。

嫌悪感を減らすための心理的対策

嫌悪感を軽減するためには、まず自分が何に反応しているのかを冷静に把握することが大切。たとえば、相手の態度や言動に過敏に反応している場合、自分の期待や価値観が影響していることが多いものです。

このように冷静な認識を持つと、感情が少しずつ和らいでいく可能性があるでしょう。

日常での嫌悪の返報性|恋愛や仕事でどう活かす?

恋愛や仕事の中で、知らず知らずのうちに「嫌悪の返報性」が働いてしまうことがあります。この心理現象を理解し、意識的に改善していけば、より良好な人間関係を築くことができるはずですよ。

(c) Adobe Stock

嫌悪の返報性が恋愛に与える影響

恋愛における嫌悪の返報性は、ちょっとした苛立ちが蓄積し、無意識に相手へネガティブな態度として表れることがあります。こうした態度に相手も不快感を抱き、互いの感情が悪循環に陥りやすくなるもの…。

たとえば、「そんなに休んでばかりじゃだめだよ」といった何気ない言葉。相手を励ますつもりで言ったとしても、その人の状況によっては無神経に感じられ嫌悪感を生じさせることがありますよね。こうした言葉のズレが積み重なることで不満が増幅し、関係が悪化する原因となることがあります。

そうならないためには、相手への感謝や思いやりの気持ちを意識的に表現することが、大切です。

職場で嫌いな人との接し方

職場で嫌いな人に対して嫌悪感を抱くと、その感情が態度に表れ、結果として相手も同様のネガティブな反応を示すことがあります。

例えば、ある社員が他の同僚に対して無愛想な態度を取ると、その同僚も反発し、コミュニケーションが滞る可能性が高まります。

このような状況に陥らないためには、まず自分の感情をコントロールし、相手への偏見を抑え、公平で冷静な対応を心掛けることが大切です。

返報性を逆手に取って、好意を引き出す方法

返報性の原理を活用すれば、相手から好意を引き出すことができます。たとえば、職場で気難しい同僚に小さな手助けをしたり、日常の会話でその人の努力や成果を称えることで、相手も自然と好意を持ちやすくなります。

このようなポジティブな行動は、相手の態度を和らげ、互いの関係を改善する効果があります。相手に先にポジティブな感情を示すことで、返報性が働き、好意的な関係を築くことができるようになることもありますよ。

嫌悪感をコントロールして人間関係を改善する

嫌悪感を上手にコントロールできれば、円滑な人間関係を築くことができます。ここでは、感情を抑え込むのではなく、冷静に分析し、対処する方法を学びましょう。

(c) Adobe Stock

嫌悪感の感情を冷静に捉える技術

嫌悪感を抱いたとき、まずはその感情に支配されず、冷静に向き合うことが肝です。そのためには、まず自分がどのような状況や言動に反応しているのかを具体的に分析してみましょう。

たとえば、相手の態度に敏感に反応している場合。それが自分の価値観や期待とどう関わっているかを考えることで、感情の原因をより明確にできます。また、感情的になる前に一呼吸置くことで、冷静さを保ち、相手との関係改善につながる視点を得ることができますよ。

嫌いな人と上手に付き合うための実践術

職場などでどうしても避けられない関係にある人と、付き合わなきゃいけないときってありますよね…。そんなとき、鍵となるのは、感情のコントロール。相手に対する嫌悪感を無理に消そうとするのではなく、まずは冷静に自分の感情を認識し、相手との適切な距離感を保つことが大切です。

たとえば、必要以上に関わりすぎず、業務上必要なコミュニケーションに集中することで、感情的な摩擦を避けることができます。感情に振り回されず、プロフェッショナルな姿勢を持つことを意識しましょう。

嫌悪感を抱かせないためのコミュニケーション術

嫌悪感を抱かせないためには、相手の立場や気持ちに配慮したコミュニケーションが大切です。たとえば、相手の意見をしっかりと聞き、適切なタイミングで共感や理解を示すことで、相手も自分に対して安心感を抱きやすくなります。また、批判や否定的な言葉は避け、相手の努力や長所を認めるよう心掛けると、信頼関係が築きやすくなるでしょう。

相手の立場に寄り添ったコミュニケーションが、嫌悪感の発生を防ぎ、スムーズな対話を促します。

最後に

「嫌悪の返報性」は、誰もが無意識のうちに感じる感情です。しかし、そのメカニズムを理解すれば、人間関係は驚くほどよくなるかもしれません。まずは、今日から自分の感情を少し冷静に見つめ、相手に対してポジティブな対応を心がけてみてはいかがでしょうか? 小さな意識の変化が、あなたの人間関係に大きな影響を与えるかもしれませんよ。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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