動詞を強調する“do”の使い方
こんにちは。英語講師のmachiです^^
今回ご紹介するのは、こんなフレーズです!
「Do be quiet!」
「Be quiet!」という表現なら聞いたことがある方も多いと思います。が、be動詞の前に“Do”がついているのはなぜ?なんか違和感がある… と思うかもしれません。
でもこれは正しい表現なのです。
さて、どんな意味で使われているのでしょうか?
ちなみに発音するときは、“Do”に強勢が置かれます(“Do”を強く発音します)。
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正解は?
「Do be quiet!」は「静かにしてってば」という意味合い。
文法的にいうとこの“do”の使い方は、強意用法というもの。… といってもピンときづらいかと思いますが、要するに、強調するために使われるものです。
意味としては、「本当に」「確かに」などのニュアンスですが、動詞を強調していると考えていただければOKです。
この“do”の使い方について少し補足をさせていただくと、
肯定文や命令文の中で使いますが、普通の肯定文でbe動詞がくる場合は、この用法は使いません。
また、一般的には動詞(原形)の前に置かれます(※後に置かれることもあるのですが、ややこしくなるのでまた別の機会に…)。
さらに肯定文の場合、“does”, “did”と変化することも。その場合、三人称単数の場合は“does“を、過去形の場合は“did”を置けば良いわけですが、後に続く動詞が原形になることに注意してくださいね!
… 細かい文法の話はさておき、実際にどんな使い方をするのか見ていきましょう^^
◆肯定文の場合
・「She doesn’t talk much, but when she does talk, it is always to the point.」(彼女は無口だが、ひとたび話すといつも要点をついている)
※”to the point”=要領を得た
・「Believe me, I did finish the work myself today.」(信じてよ。今日は本当に一人でその仕事を片付けたんだよ)
A:「Do you mean it?」(本気で言っているの?)
B:「Yes, I do mean it.」(もちろん本気だよ)
◆命令文の場合
・「Do come and stay with me.」(ぜひうちに泊りがけで来てください)
・「Do feel free to call me any time.」(本当に遠慮なくいつでも電話してきてくださいね)
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。最近、手相占いも勉強中。