「How about (if) S+V」が成り立つ!?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
「How about we dance?」
「ダンスでもどう?」という意味の英文ですが、何か違和感を覚えませんか?
“How about”の後は、名詞または動名詞(~ing)が続くんじゃないの!?
…… と思った方、さすがです!
たしかに、中高の英文法では、“How about ~”の“about”は前置詞だから、名詞または動名詞が続くと習ったはず。
前回の記事>>意外と知らない… 「OK」ってなんの略!? 【連載 大人の英語塾】
もちろん文法的にはそうなるのですが、でも実は、口語表現としては「How about (if) S(主語)+V(動詞)」の形をとることがあるんです!
(※とはいえ、あくまで話し言葉ですので、学校のテストなどではくれぐれも名詞または動名詞で答えてくださいね!)
たとえば、次の英文は(話し言葉では)いずれの言い方もするというわけです。
「散歩でもしようよ」
↓
・「How about a walk?」(名詞が続く場合)
・「How about taking a walk?」(動名詞が続く場合)
・「How about we take a walk?」(S+Vが続く場合)
・「How about if we take a walk?」(if S+Vが続く場合)
ところで“How about~?”は、上記例文のように「~はいかがですか?」と相手に提案や勧誘をしたりすることもあれば、「~についてどう思う?」と相手の考えや意向を尋ねるときに使うことも。
ということで、“How about~?”の使い方に少しでも慣れるために、最後に例文を見ていきましょう~!
【例文】
「Her new novel was fantastic. How about you?」(彼女の新しい小説、素晴らしかった。君はどう思った?)
「How about your trip to Kyoto?」(京都旅行はどうだった?)
「How about calling you back later?」(後で折り返し電話をしましょうか?)
“How about~?”について、なんとなくでもイメージを掴んでもらえたらうれしいです^^
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。