「粗製濫造」とはどういう意味? 使い方や大量生産などの類語を解説 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 「粗製濫造」とはどういう意味? 使い方や大量生産などの類語を解説

WORK

2024.05.05

「粗製濫造」とはどういう意味? 使い方や大量生産などの類語を解説

「粗製濫造(そせいらんぞう)」とは、「粗悪な品をむやみにつくること」。品質の悪い商品を大量生産することを指します。本記事では、「粗製濫造」の意味や使い方、類語を解説します。

セール品で安く購入した商品が、すぐに壊れてしまった! という経験はありませんか? もしかしたらその商品、「粗製濫造」されたものかもしれません。難しい文字が並ぶ「粗製濫造」という言葉ですが、一体どのような意味を持つのでしょうか? 本記事では、「粗製濫造」の意味や使い方、類語を解説します。

「粗製濫造」の意味

「粗製濫造」は、「そせいらんぞう」と読みます。どんな意味なのか辞書を見てみると、

粗悪な品をむやみにつくること。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

と記載されています。「粗製」とは、「作り方が粗雑なこと」。「濫造」は、「むやみにたくさんつくること」です。質の悪い製品を工場などで大量に生産することが、例として挙げられますね。場合によっては、「粗製乱造」と書くこともあります。

(c)Adobe Stock

使い方を例文でチェック!

どのような場面で「粗製濫造」が使われるのか、具体的な例をあげて説明します。

1:先日買ったドライヤーは、粗製濫造された商品のようですぐに壊れてしまった。

セール品など安い値段に惹かれて、つい粗悪な品を購入してしまったことはありませんか? 安くゲットできて得をしたと思ったら、すぐに壊れてしまい、後から買い直す羽目になることも…。安物買いの銭失いにならないように気をつけたいですね。

(c)Adobe Stock

2:海外の工場で粗製濫造された品が市場に出回り、社会問題になっている。

海外の工場で生産される場合、どのような製造工程を経てものが作られているのか、消費者の目には届きません。その結果、粗悪な模倣品が作られたり、現地の人が低賃金で働いているなどの問題が明るみに出ないことも。近年では、そのような背景を考慮して生産過程をオープンにしている企業も増えてきていますね。

3:製造過程の効率化を重視しすぎて、粗製濫造な商品を作らないように気をつけるべきだ。

より多くの利益を得ることが重要視されすぎると、品質の悪い商品が生産される可能性もあります。洋服の生地の質が悪くすぐに縮んでしまったり、家電の部品がすぐに壊れてしまうなど。ネットで見た商品写真と実際の商品が異なるなどのトラブルも発生していますね。

類語や言い換え表現は?

「粗製濫造」の類語には、「安っぽい」「安かろう悪かろう」「大量生産」などが挙げられます。ひとつずつ意味を確認していきましょう。

1:安っぽい

[形]
1 品物が劣っていていかにも値うちがないように見えるさま。「―・いブローチ」
2 品格がない。下品である。また、問題にする価値がない。「―・いメロドラマ」「―・い同情はいらない」「―・い男」
[派生]やすっぽさ[名]

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

見るからに品質が悪くて、安物らしい感じがするものを「安っぽい」と表現します。「安っぽい店」や「安っぽい洋服」など、あまりいい印象を抱いていない時に使う傾向がありますね。人の持ち物に対して使うと失礼に当たるので注意してください。

(例文)
・昔買った洋服が安っぽく感じられたので、フリマで売ることにした。
・彼は事業に失敗してから、安っぽいものを身につけるようになった。

(c)Adobe Stock

2:安かろう悪かろう

「安かろう悪かろう」というセリフを聞いたことはありますか? 意味は以下の通りです。

値段が安ければそれだけ質が落ちるであろう。安い物によい物はない。
[補説]「悪かろう安かろう」とは言わない。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

値段が安いだけに、品質もそれ相応のものだから仕方ない、といったニュアンスで「安かろう悪かろう」が使われることも。たとえば、買ってすぐにアイロンが壊れてしまったり、洋服が縮んでしまった時などに、「安かろう悪かろうだし、しょうがないよね」と言うこともありますよね。

(例文)
・買ったばかりの懐中電灯が壊れてしまった。安かろう悪かろうとは、このことだね。
・母は「安かろう悪かろうだから」と言いつつ、安いものばかり買って損をしている。

3:大量生産

「大量生産」の意味を辞書で確認してみましょう。

機械力によって、規格化・標準化された製品を大量に生産すること。量産。マスプロダクション。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

機械を利用して、同じような製品を大量につくることを「大量生産」と言います。コストカットや生産性の向上などがメリットとも言えますが、効率性を重視しすぎて粗悪な製品となってしまうデメリットもあります。

(例文)
・その工場は冷蔵庫に使われる部品を大量生産している。
・大量生産・大量消費の世の中に疑問を感じている。

最後に

「粗製濫造」とは、「粗悪な品をむやみにつくること」。作りが粗く、尚且つ使われている材料の品質が悪いものをたくさんつくることです。安く購入できる反面、壊れやすい・効果が低いなどのデメリットも。購入する際には、どのような生産過程を経て作られているのかも意識していきたいですね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

【関連記事】


Today’s Access Ranking

ランキング

2024.05.19

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。